兄ちゃん、通報される3
「そういうことだから早く帰りな」
なぜかドヤ顔のカルト
「ままにはちゃんと言ってあるからだいじょうぶ」
まみちゃんがそう言うと
警察はしぶしぶ帰っていった
「え?なんで警察帰ったの?」
「ヤバすぎる」
その一部始終を見ていた主婦たちは
パニックになりながらも
まみちゃんの方へと近づいて来た
「あ、あのお嬢ちゃん?大丈夫?」
「なにが?」
まみちゃんはあっけらかんとしながら答える
「なにがって...その男の人は危ないから一緒にいないほうがいいよ?お母さんはどこ?」
「またババアたちかしつこいな!警察は帰ったんだよ!」
「あなたに言ってないわよ!!」
まみちゃんは心底めんどくさそうな顔をしながら
おばさんを見つめた
「おとなとこどもがいっしょにいることがそんなに変?おばさんたちはこどもとおともだちにはならないの?」
主婦たちは黙った
「でも、世間体も考えるとやっぱり心配になる人は多いと思うよ?おかあさんだってあなたのこと心配してると思うし」
「ままはお兄ちゃんと遊ぶことおこらない」
「でも、でもね、子供は子供とあそぶべきだとおもうよ?おとなとこどもが一緒にいるって普通じゃないんだよ?」
そんなやりとりをしてる傍らで
子供達が楽しそうに遊びながら奇声を上げている
道路でサッカーボールを蹴って遊んでいる子どもは
このおばさんの子なのだ
「まみは学校でいじめられてる でもお兄ちゃんはいじめない だからお兄ちゃんとあそぶの いけない?」
主婦達は言葉を失った
「それにおばさんたちはおにいちゃんを悪く言う だからまみはおばさんたちがきらい」
まみちゃんの目は真っ直ぐだった




