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田中くん初めての客
「じゃあ、俺の客になれっていったらなってくれんの?」
「ムリ」
「は?」
「お前は私の酒代を払う為に存在している」
「何様だキサマ」
「うそうそ、今日は貧乏人のために私がお金払ってあげるよ仕方なしにね」
姫はそういうと伝票を持ってレジに向かった
この日から姫は、田中くんの客になった
「え、どういうこと?あるかくん、人の客に手出すって御法度なの知らないの?」
開店前の店の中でNo.2のホストが怪訝そうな顔で田中くんに詰め寄った
「あ、はいすいません」
「すいませんじゃなくてさ」
「騎士さんのお客さんってことはわかってたんですけど、彼女の話をきいてるうちに仲良くなっちゃいました」
「なめてんの?」
今にも殴り出しそうな雰囲気に
売り掛け飛ばれ太郎さんがまあまあと彼を制した
「あるか君、君もわざとじゃないんでしょ?ルールとしては一応ダメなんだけど彼はまだ入ってきたばっかだし許してやってよ ね」
「すいません..」
「いや納得できないです俺の客ですよ?」




