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こどもおとな  作者: 無題
60/102

田中くん初めての客



田中くんは悩んでいた

なぜなら姫の悩みを聞いてしまったからだ

あの日以来、姫とプライベートで呑むようになった田中くんは姫から担当ホストの愚痴を聞かされ

ホストとしての在り方を問うようになった



俺、金のために女の子を風俗に落とし込めるかな...

大金稼ぐってそういうことなのかな



田中くんは目の前にいる女の子を金と割り切れなくなっていた


「聞いてる?貧乏人ホスト」


「聞いてない」


「は?聞けよ」



姫はかなり酔っ払っていた


「あのさ、ホストの俺が言うことじゃないけどもうホストに金使うのやめたら?」


「は?なんでそんなのお前に言われなきゃいけないの?」


「いや別に」


「おまえなんか勘違いしていない? ホストに通う女がみーんな惨めで孤独でさみしいからって思ってるだろ?」


「そうじゃなきゃいかないだろ」


姫に叩かれた



「私は孤独だから行く でも単純に応援したいって思うやつの為にお金払う姫も、場を楽しませてくれたっていうエンターテイメント力の対価としてお金はらう女もいるんだよバカ」


「お前は孤独でさみしいからホストにいくって認めとるやんけ」



「うるせー ほんとお前は揚げ足とる箇所を随時さがしてるよな!きも!」


「黙れカス」




田中くんの中での迷いが消えた


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