兄、敵が増えてしまう4
歩いて10分の公園に向かうと
遠くに兄の姿をみつけることができた。
隣には折り紙を楽しそうに折って笑うかわいい女の子がいた。
「あれかい?かるとの恋人ってのは、かわいいこだね」
「ばあちゃん、ふつうに犯罪だから」
私とばあちゃんは兄とまみちゃんの動向がきになり、しばらく見守ることにした。
「なんか、こうして監視してると探偵みたいだねアタシたち」
ばあちゃんが興奮した様子で言った。
「ばあちゃん、私は飛び火してつらこ家が近所の悪意に晒されて生きるハードモードを味わいたくないから兄の動向を探って証拠を警察に突き出すよ」
「あんた、それでも血のつながった家族かい?冷たい子だね」
「じゃあばあちゃんがかるとを守ってあげれば?」
「うっ....わかったよ」
かるとside
「まみ、ほんとうにかわいいね」
「かると、相変わらずいじめられてるね」
「こーら、それは言わない約束だろ」
「えへへ、ごめんなさーい」
「それにしてもまみ、俺たち付き合ってから手も繋いでないしキスもしてないよ」
「そーだねーでもママが付き合ってから3ヶ月はきすさせるなっていってたよ」
「あ!サタン様が!!!」
「え?!やだこわい!」
「いますぐキスしないと呪うっていってる!大丈夫まみ!きすすればサタン様帰るから」
「ううわかったぁ...」
パシャ
「!?」
「はいそこまで!!兄ちゃん証拠はとった警察行くよ!」
「つ、つらこ!!お前なんでこんなところに!ぐ、ぐわあああああ、あたまが」
「かると、あんた幼稚園児を口説くとはやるじゃないか!」
「ばあちゃん!」
「冗談だよ、さあかると警察いくよ!」
「漆黒なる右腕よ...いま力をここに!この傲慢たる悪意に満ちた女どもをけちらせ!」
「はいはいもうそのモードしばらくやってなかったじゃんいくよー」
兄を引きずって警察に連れて行こうとすると
「ま、まって!」
まみちゃんが声を荒げた。
「なに?まみちゃんこわかったろ?正直に言ってくれればいいんだよ」
ばあちゃんが優しく声をかける
「いや、ちがうの!!まみ、ほんとうにかるとを愛してしまったの!」
「「え?!!!」」
2人して声が上擦ってしまう
「よ、よくいった女は惚れた男にこそそうでなくちゃね!」
ばあちゃんが目を輝かせながらまみちゃんに詰め寄った
「ばあちゃん!」
「だから冗談だって...」
「そうはいってもね、大人の男が子供に恋心を抱くって異常なんだよ?」
つらこは兄を軽蔑した目で見つめながら言った
「わかってる!かるとはどうしようもない人間だしおとなのくせに働いてないしこどもにいじめられるし公園に住んでるしくさいし、でもまみだめ男がすきなの!」
「まみ、言い過ぎじゃない?」
兄は目に涙を浮かべた




