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追い出された兄、いじめられる2
「だってこいつきもいもん!しゃかいのごみはいなくなったほうがいいって父ちゃんもいってたよ!」
「シッたかし!ほらもう帰るよ」
ゾロゾロと集まってきた人目を気にした主婦グループが子供を連れて帰って行った。
「うっううう...」
兄は泣き崩れてしまった
情けない、小学生にいじめられるなんて...
「お兄ちゃん、どうしたの?」
また幼い声が聞こえて顔を上げると
心配そうに小さな女の子が兄の顔を見つめていた。
「べつに...」
「だれかにいじめられたの?」
「いじめられてなんかないよあんなクソガキ集団、俺が本気を出せばすぐに倒せるし...うっうっ」
「はいお兄ちゃん、あげる」
「へ?」
「幼稚園であめもらったけどまみの好きな味じゃないからおにいちゃんにあげる。またねー」
そういうと、女の子は走り去って行ってしまった。
「ま、まみちゃんか」
兄はその女の子に恋をしてしまった




