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こどもおとな  作者: 無題
19/102

追い出された兄、いじめられる1




カルトは追い出されてから公園で生活をしていた

初めてあんなに怒った母親の顔を見た気がした。


今まで母親には全く怒られたためしがない。



「畜生...サタン様これから僕はどうすればいいですか」


サタンなんていないのだ

返事など返ってくるはずもない




「ほら、あの人よ昼から働きもしないで公園で寝ている不審者は」


コソコソ


子供を公園で遊ばせている主婦のグループが兄を見ながらひそひそ陰口を言っていた。


「やあねえ、私の息子も将来あんな風になっちゃったらどーしよ笑クスクス」


「あらやだ、佐藤さんのところは優秀なお子さんだからないわよーでもねー自分の生んだ子供があんな風になったらって思うと子育て失敗したっておもっちゃうわよねえクスクスクス」



兄に丸聞こえであったが兄は言い返す気力もメンタルの強さも持ち合わせていなかった

ただただ主婦がいなくなってくれるのを願った




「おい、おっさん!はたらけよ!」


兄の願いも虚しく主婦の子供と思われる小学生が兄に砂をかけてきた。


「な、なんですか...」


消え入りそうな声で兄が言う



「母ちゃんたちがいつもおまえのことウワサしてんだよきもちわるいおとなだって!きもちわるいおとなには砂をかけていいんだって!ぎゃははは」


「ね、ねえたかしくんやめなよかわいそうだよぉニヤニヤ」


「なんだよあかねぇお前もさっききもちわるいっていってたじゃないかよぉ」



兄は小学生のグループに囲まれてしまった



「こらたかしー、人に砂かけちゃダメでしょー」


お母さんとおもわしき人物がたかしに呼びかけた。


「えーだってかあちゃんすなかけていいっていったじゃん!」


「それはほら、言葉のニュアンスの違いっていうかなんていうかねー」









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