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ばあちゃん、セラピストに恋をする
とみこはすっかりみのるくんにほの字であった。
毎日みのるくんの笑顔を思い出しては悶絶する日々を過ごしていたが当たり前のごとくみのるくんから連絡が来ることはない。
とみこから二万円を支払わなければみのるくんに会うことはできないのだ。
「はあ、なんとかみのるくんに無料で会う方法はないかねえ...あ、そうだ!」
プルルルル
「はい」
「あ、つらこかい?ちょっと頼みがあってね、実は」
「やだ」
「まだ何も話してないよクソガキ、要件だけ伝えるけどみのるくんに会って欲しいんだよ」
「えーめんどくさい外暑いしダルいし」
「たのむよ、恵美子にはナイショで!」
「対価は?」
「(こんのクソガキ、祖母に対価求めるとはね)わかったわかったじゃあお前の好きなものをなんでも買ってやる」
「なんでも?」
「ああ、だから早く来ておくれ」
プツッ
30分後
「ばあちゃんきたよーってうわっなにそのオニヤンマみたいなサングラス、気合い入れすぎじゃない?」
祖母はみのるに会うためにおしゃれをしてきたようだがはっきり言って変だ。




