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つらこは、変わらない
いつも思ってることがある。
私たちは好き好んで産んでくれなんて一言も言ってないのに成人を迎えた途端、はやく独り立ちしろなんて圧を感じ出して、子供を産むのも結婚するのも単なる自分のエゴなのにたまたま子供が失敗作だからって泣いたりする親を見ると本当に不思議で仕方がない。
人生とは常に自分が思ってる通りに進むとは限らない
だから子供がダメになるリスクまで考えて産むべきだとつらこは思うのであった。
早くにして亡くなった父親がよく言っていた
「誰のおかげでメシが食えてると思っている!俺が外で嫌な思いをして働いてきてるからお前たちは好きにできるんだ、それを忘れるなよ」
あれだけ威張り散らして健康に気を遣っていた父もあっけなく癌で亡くなってしまった。
父が亡くなった時家族で泣いていたのは母だけだった
私とにいちゃんは涙の一つもでなかったが一応涙を搾り出そうと頑張ったが無理だったので目薬を使った。
父と今再会できるとしたら私は父に何を語りかけるだろうか。




