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整形した田中くん3
「ホストになったはいいものの、毎日雑用ばっかでつまんねえな」
営業後にトイレ掃除をしながら田中は同じく新人のホストに愚痴を吐いた。
「まあ仕方ないっすよこういうのも仕事のうちじゃないすか」
この新人ホストはとかく真面目で優しい男であった。
なぜこの世界に入ったのか不思議でならない
「いや、俺はホストとして稼ぐ為にこの世界に入ったのにこんな地味な作業してくそみじめじゃん」
「でも飛ばれ太郎さんも最初は雑用からって言ってましたよ」
「雑用とか誰も見てねえし、全然かっこよくないじゃん」
「そうですかね?僕は、見えない作業を丁寧にやることにこそ価値があると思いますけどね」
そういうと新人ホストは便器を磨き出した。
田中は新人ホストの言葉に納得ができなかった。
コンコン
「はい?」
「すいません、未来 あるか です失礼します」
「どしたのあるか」
「もう3ヶ月も雑用やってるし、俺もそろそろ女に営業したいっす」
「んーじゃあまずはキャッチから始めてみる?」
「え!はい!やります!」
田中は街に向かった




