残された3人
詩音の悔やみは、いい方へ裏切られた。
残された3人が突然デトロイトの視界から消え失せていた。
「フフッ、やっぱこんな物語はハッピーエンドが基本でしょ?」
「個人的にもぉ、幸せになって欲しいしねぇ」
どこからともなく聞こえる声。
正世界のボスとパートナーの声だ。
「お仕舞いにはしないわ。主役がいないだけ・・・停戦しましょう、偽りの闇の王」
「どうせなら強い相手のほうがいいだろぉ?」
「・・・・・神の守護者の言うことも神の警護者の言うことも確かだな」
デトロイトが肩の力を抜く。
もう、俊也を操っていた力は止めていい。
そして、代わりに操るものもいない。
リラックスした状態へと持っていくが、相変わらず魔力は体内で渦巻いている。
楽しみにしていたものが延期になったのに高揚感が残っていた。
「ただし、次はない。接触したのが分かれば、我は動くぞ」
妖しく笑みを浮かべて風で飛ばされる塵のように、静かに消え去った。
魔力世界編完結です。
そして、ココでこの話自体完結させます。
理由はすみません、勉強がずさんな為です。
4月から受験生というのもあります。
余裕ができたら続きに行きます。
8話ぐらいは続きがもうかけてるので!
では、ありがとうございました。