良いこと、悪いこと。
2024年 1月 1日 投稿開始
1月 2日 次回投稿予定。投稿時間は “午前11時” です ←
僕の施設にもAI(人工知能)が導入されるようになった。
なんでも最新型のようだ。
自律的な判断に基づき、現場の業務進捗を進めることが出来るらしい。
僕らは施設のスマートフォンから、現場の引き継ぎや利用者の対応を模索している。
彼ら(AI)も「情報」から対応を模索している。
情報源は同じ。
ただ、それをどう判断し、活用するかは個のセンスだ。
僕らにある「優しさ」は、彼らにはない。
行き届いた配慮のなさが欠点なのだろうか?
いや、配慮仕切れない部分で妥協してしまう僕らの欠点は、
彼らによって、カバーされるのか?
それとも…
スマートフォンに、AIの「愛」さんから引き継ぎがあった。
主観で判断したものがない。
客観的で、エビデンスに基づいた専門家による内容だった。
確かに、レストレスレッグス症候群の可能性はある。
だから、何度もセンサーが鳴るのかもしれない。
「愛さんには、愛嬌があるよね」
と、40代の女性職員が話した。
AIに愛嬌?
「でも、管理課のAIの正さんには愛嬌ないよね」
と、また話した。
なんでと思ったが、確かにとも思った。
それは「管理」というポジションの人格に対して厳しい・冷淡という
僕らのイメージがAIが担ったということなのか。
僕らが作っていたイメージが、正さんをそうさせてしまっているのかもしれない。
ただ、間違いのない判断をいつもする。
ただ、
必要なものだけしかない。
と、僕は訝しげに考えた。
僕の代表作は、
<a href="https://ncode.syosetu.com/n2494he/">恋した瞬間、世界が終わる-地上の上から-</a>
現在、連載中です。
もし良かったら、読んでください!