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夏休み初日することは

「ヘリオス!ちょっとカバーして。ホワイトさんヒールお願いできますか?」

「分かりました、ヘルヒール。ボスの体力あと1割なので2人とも頑張ってください」

「ホワイト君にそんなに期待されたら頑張らないとね、ほらダブルクロス」


今現在スペクエ夏の大イベントに向けてキャラのスキル習得と、ステータスアップを目的に3人でストーリーボスに挑んでいた。やはりキャラの育成には、周回が必要でまだ3周しか出来ていない。


「じゃあ僕も奥義を ソードマスター」


僕の中での最強呪文ソードマスターを唱えると、後ろから大量の剣が出現しボスのキングホールディングスに突き刺さる。ちなみにスペクエにはいくつものジョブがあり、その中でも僕たちのジョブは、僕(魔法士)ローレル(魔剣士)

ヘリオス(盗賊)と言った感じのジョブになっている。


「お、スキルゲット。なになに、フレア 仕様と同時に半径20m範囲で業火を撒き散らし、パティーのアタックとアジリティ100%アップ。」

「結構強いですね、僕のソードマスターほどではないかもしれないですけど」

「まあ、私の名前は太陽の神ですから」


自慢げに自分の名前について話すヘリオス。スペクエのスキル獲得条件には、いくつか方法があり1.ミッション報酬などで秘伝書の入手2.たまたました行動がスキル獲得に繋がる。僕のソードマスターやヘリオスのフレアみたいな強力なスキルは、だいたい2つの方法でしか習得できない。そこが、このゲームの人気とやり込み要素を作り出している。


「えーいいなー私も必殺スキル的なの持っていないので、イベント前にはゲットしておきたいです」

「でもこうゆうスキルは、ほぼ運みたいなとこがあるので頑張りましょう。僕ももう1つくらい欲しいですし」

「じゃあそのためにももう一周しようか、でもまた攻略し直しかー長いね」


スペクエのダンジョンは、クリアしてもう1回入るとダンジョンの構造が変わる仕組みで最速攻略にも運任せなとこがある。


「まあ、とりあえず頑張ってあと3周位しましょう。その後は、別のダンジョン潜ればいいだけですから」

「そうですね、頑張りましょう幸い構造は毎回変わるので飽きにくいですから」

「じゃあ私のフレアの試運転と行きましょうか」


再度やる気を入れ3人でまた、同じボスに挑戦する。ボス部屋まで順調に攻略が進み、これといった困難はなかった。


「よし着いたねボス部屋、じゃあ扉開けるよ」

「じゃあさっきよりも、被ダメージ少なめに挑戦してみましょうか。サポートお願いしますホワイトさん」

「わかりました、任せてください」


そこで目標を掲げたボス攻略がスタートする。キングホールディングスは、よくある竜のボスと言った感じで属性 日氷風雷といった四属性を操り攻撃を仕掛けてくる。


「ては、早速20%の運試しでも 属性封印。よしなんか成功した2人とも風属性が封印されました」

「ホワイト君ありがと、じゃあ私も フレア」


ヘリオスの放ったフレアは、キングホールディングスの体が一瞬にして炎に包まれたが炎属性とゆうこともあり削れたのは、4分の1だった。


「あんまり削れてないですね、まあキングは火属性だから相性悪かったかもね」

「うーん、なんかなー。まあいいやそれでもステータスアップの効果があるから。ホワイト君さっきのソードなんちゃら使える?」

「あ、無理ですごめんなさい」

「へ?」


ヘリオスの抜けた声が帰ってくる、一応ボス部屋までは20分ほどで着いたから普通のスキルや魔法ならたまっている。


「まあ、いいやとりあえず他のバフかけてもらっもてもいい?」

「分かりました、では ネイチャーシールド インスタントフットシューズ」


今2人にかけた呪文は、自然系属性のダメージ軽減とキャラのスピードと攻撃速度アップの呪文だ。


「ありがとうございます、じゃあ私もヘリオスに続いて

聖気覚醒」

「お、ナイス。私ほどじゃないけどいい感じに削れてるじゃん」

「まあ、ドラゴンが弱い聖気の攻撃だからね」

「でも今の攻撃でローレルさんの、HPが半分以上減ってるのでかいふくしますね」


ローレルの使った聖気覚醒は、自身のHPを削って発動するため威力は、その時のHP状態やMAX HPによって変わってくる。


「じゃあここからは、完全にほぼゴリ押しで行こうか」

「そうですね、じゃあ僕も攻撃魔法を ミスリルブレード」

「ホワイトさんの攻撃魔法、なんか剣多いですね」

「そうですかね?まあ、普通の属性魔法もありますよ ライトチェーン」


ライトチェーンを唱えると、キングの体の周りから光のチェーンが出てきて巻き付けられる。この魔法の効果は、一定時間敵を拘束する効果がある(雑魚60秒 ボス10秒ほど)。


「お、ナイスじゃあとりあえず叩きまくろうか」

「そうだね、死なない程度に近ずいて攻撃しよう」


そこから2人のスイッチなどを生かしたものすごい連携の元キングを再度倒すことが出来た。


「よーし、撃破。報酬は変わんないね2人はどう?」

「僕は、お!レアドロップのプロテウスだ。売ったらいい値段になるしこれから出来る装備も、結構強いんだよね。まあプロテウスが足りないけどね」

「私は、いつも通りのドロップでした」


ちなみにプロテウスとは、ミスリルやアダマンタイトよりも硬度のある鉱石でドロップ率がアホみたいに低いレア鉱石のことだ。


「そういえばホワイト君なんでボス攻略最初の方、ソードなんちゃら使えないって言ったの?」

「ソードマスターですね、ヘリオスさんも見ればわかると思いますけど僕のソードマスターとかヘリオスさんのフレアとかは、強力すぎるからクールタイムが結構長いんですよね。ちなみに僕のソードマスターは、2時間ほどです」

「あ、ほんとだ私のは40分ぐらいだ」


必殺スキルのクールタイムが長いのは、バグなどではなくプレイヤーキルの抑制のためらしい。こうゆう技は、セットしてゲージ貯める系でいい気がするけど。


「ま、いいか。じゃもう一周行こうか」

「そうだね、さっきは被ダメージ最低更新できたし次は攻略時間最短目指してみませんか?」

「いいね、じゃあ行こうか」


そこから僕達は、さっきと同じ手順でキングホールディングスのステージを周回して行った。


「よし、これで最後 ファイアーボール」

「やっと終わったー。レベルも6上がったし素材もいくつかいいのが手に入ってうはうはだね」

「とりあえず、いらない素材とか換金しに行きませんか?」

「そうですね、どうしますか?ワープでもいいですけど、ゆっくり馬って方法もありますけど」


スペクエには、ファストトラベルの機能があって1度行った町や都市なら一瞬で移動が可能になる。


「んーファストトラベルでもいいけど、ちょっと話したいし馬で行かない?」

「それいいね、私も馬に賛成です」

「じゃあ馬にしましょうか、行先はここから1番近い街クラテンで」


ダンジョンの出入口付近で馬を召喚し、全員でクラテンを目指す。スピードは、そこまで早くはなくゆっくりとゆうほどでもない。


「ヘリオス明後日何時に駅集合だったか覚えてる?」

「あー何時だっけ?確か9時に駅集合とかじゃなかったけ。心配なら山下(やました)ちゃんに聞いてみれば」

「いや、多分あってるから大丈夫ありがと」

「おふたりともプール行くんですか。とゆうことは、2人とも普通に泳げる感じですか?僕普通にカナズチで」

「私は、人並み程度ですけど。ヘリオスは、本当に凄いですよとゆうかスポー全般凄いです」

「まあ、私学校ではスポーツに関して天才と言われてますかね」


ヘリオスは、スポーツができるらしい十山さんみたいな感じなのかな。ちなみに僕は、絶妙な運動音痴により泳げもしない。ほんとに僕には、何ができるのだろうか。


「でも僕最近泳げる気がするんですよね。ビューティースポーツで水泳にハマりまして」

「それ、だいたい勘違いのやつじゃ…」

「いや、ゲームの動きを真似すれば泳げるはずです。たぶん」


ビューティースポーツとは、約6年前に発売され今でも一定層ファンがいるくらい神ゲーと称された、コントローラー片手に簡単な運動ができるゲームだ。


「でも、その動きが出来ずに溺れるのだけはいおつけてくださいね。本当に危ないので」

「いやいや、この自身は絶対成功できる時のやつなので大丈夫ですよ」


あれ、なんか自分で言ってて死亡フラグみたいに感じてきた。そんなことを思っていると葉月からLIMEが来ていた。


(白木、明後日俺の友達とブール行かね?)

(葉月、僕泳げないの知ってるよね。まあ、今の僕は泳げる気がするからいいけど)

(お、そうかじゃあ明後日駅に9時30分くらいに集合な)

(わかった)


とゆうか葉月は、なぜ夜中の3時ぐらいに連絡してきたのだろうか。とゆうか、行くとは言ったものの水着がない気がする。


「そんなこと言ってる間に僕も、明後日プールに行くことになりました」

「この時間に?まあ、頑張ってよ結果報告待ってるから」

「とか何とかやってるうちに着きましたね、クラテン。換金所どこでしたっけ?」


そこからは、4時までスペクエを続けたアイテムを換金して釣りしたり、また洞窟にもぐったり。朝10時がらずっとやっていたため、腰がすごく痛くなった。


寝る前に少しだけ

「あー、疲れたこんな長い時間ゲームしたの初めてだよ」

「私も、それでも全然苦痛に感じなかったのはホワイトさんのおかげかもね」


2人は、約16時間のゲームの後明後日のことについて話している。


「そういえば、私水着入るかな?また少し大きくなった気がするし」

「何煽ってるの?胸が大きいひとは、大変ですよねはいはい」

「そんなんじゃないって、あと話が少し飛躍してない?」


千夏の胸は、約Fカップ。翠々花は、約Bカップ。そんなことから少しだけ翠々花は、胸がコンプレックスらしい。横にこんなデカい人が居たららコンプレックスになるのもうなずける。


「でも、胸が大きいと不便だよ狭いとこ通れないし、肩こるし」

「はいはい出ました、巨乳特有の悩み。まあ、私も水着は新調しようとしてたけどね」

「そう、じゃあ明日一緒に買いに行かない?」

「まあ、いいけど」


微妙な反応を見せる翠々花は、少し思い気持ちで明日を迎えることになった。それは、水着の試着で何度もデカパイを見ることになったからだろう。

次回は、なんと水着回(絵がないから微妙だけど)まあ頑張って書いてみましょう。ちなみに私は、水泳自体は嫌いな方ではなく人並み程度には泳げます。

もし面白いと思っていただければブックマーク、評価等々よろしくお願いします。

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