表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
進級して3年生

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/81

ホワイトデー準備

「お菓子や、紅茶…」


ホワイトデー1日前という今日、僕は花鶏さんと十山さんへのお返しを探すために、電車で10分ぐらいのとこにあるショッシングモールに来た。


元からなんとなくは考えていたけれど、結果思いつかず今日になって、ネットの方でお返しの定番調べている。


現在1番僕が困っているところは、友達または親友位の女子に何を返せばいいのか、というので。いままで友達は少なく、なんなら女子はゼロの僕には厳しい話だった。 


「そもそも、今まで貰ったことなかったんもな」


今までの人生振り返っても、貰ったことがあるのはやはり母親からのみ。だから、正直お返しなんて思いつかない。


「とりあえず色々見てみるか」


とりあえずは、ネットを参考にモール内のお店を回ってみることにした。


ネットの方に書いてあるのは、コスメやお菓子類、紅茶など。コスメとかは、僕マジでわかんないけどとりあえず、お店の人に聞いてみれば分かるだろう。



「いらっしゃいませー」

「すみません、ホワイトデーのお返しを探してるんですけど」

「わかりました。無難なものになりますと、リップとかハンドクリームになりますね」


別に僕が見たい訳では無いけど、リップとかは校則もあって普段使い難しそうだな。そうなると、ハンドクリームを渡すのがGoodか。


「ハンドクリームだと、どんなのがありますか?」

「ハンドクリームですと、こちらのとかは…」



「ありがとうございました。一応候補に入れつつ、別のも見てきます」

「わかりました、彼女さんへのプレゼント選び頑張ってください!」


別に2人は彼女って訳じゃないんだけど。その話だと、僕が公認二股してるみたいになるな。先に言わなかった僕も僕だけど。


とりあえずはハンドクリームの説明も聞いたし、ほかも見て回ってみるか。



ダメだ、逆に分からなくなってきた。コスメショップの後も、色々回って見たけど聞けば聞くほど分からなくなってきた。


今はなんとなくハンドクリーム、と考えてるけど。そろそろ冬もあけて、ハンドクリーム使わなくなりそうと思って決めきれない。


「困った時は葉月に聞いてみるか」


なんとなく、僕の中でこういうのは詳しそうと思っている葉月に頼ることにした。


「白木珍しいな、休みの日に」

「葉月ごめん。ホワイトデーのお返しって何がいいかな?」

「ホワイトデー?まさか…お前俺と同族かと思っていたのに、裏切り者だったのか…」


普通に頼る人を間違えたかもしれない。


「一体誰から…」

「普通に友達だって。あの、一緒にゲームしてる」

「ああ、そういやそこそこ近場に居たって言ってたな」


近場どころか、めちゃくちゃ近くにいたんだけど。しかも学校内で超有名人。


「でも、女子からだろ。教えたくないなー」

「そんな意地悪言わずに、そこをなんとかお願い」


正直葉月からは、大体の答えをもらおうとしてたから、答えてもらわないと明日何もなしで迎えることになりかねん。


「冗談冗談。で、お返しだろ。別に友達なら、そこまで悩む必要ないんじゃね。相手がお前のことどうおもってるかは、分からないけど」

「でも、2人とも頑張って作ってくれたみたいだし」


特に十山さんとかは、苦手な料理を無理してまで作ってくれたみたいだし。


「それはもうお前のこと好きなんじゃないか!?」

「なわけないって。だって、2人めちゃくちゃ美人だし」

「美人は理由にならないと思うけど。てか、可愛いのかよこの裏切り者!」


僕が美人と話すと、葉月が少し大きな声でまた裏切り者と言ってきた。もしかして葉月の怒るラインは、相手のレベルで決まるのか。


「まあ、とりあえずそれは置いといて。普通にお前が渡したいものとか、お前らの間柄に関係あるものとかでいいんじゃないか?」

「間柄?」

「例えば一緒に勉強する仲とかなら、ペンを渡すとかさ」

「あー、たしかにその考えはなかったかも」


となると僕が、渡すべきは…


「ありがとう葉月」

「まあな。もしよろしければ、その人たちのとも…」


やべ、なんか言いかけてるとこで電話切っちゃった。覚えてたら、今度聞き直せばいいか。


それはともかく、とりあえず物は決まった。でもあれだけだと味気ないというか、色がないというか。そうなると、なにか追加でもう一個…


「あっ」


ふと目の前のお店のショーケースが目に入った。ショーケース内には、クマのぬいぐるみが飾られている。


よし!これにしようかな。


適当感あるけど、色がないと言ったのは僕自身だ。


思いついてからすぐお店内に入って、店内を見渡してみる。どうやらこの店は、ぬいぐるみの専門店みたいだ。


店内は女子8割、男子2割(内1割彼氏)という感じ。おかれているのは、ぬいぐるみ制作キットや普通の完成されたぬいぐるみ。


「僕が作るのは…ないな。失敗してホラーになりそうだし、あと単純に日数もないし」

「なにかお困りでしょうか」


なにを渡すか悩んでいると、女性店員さんに話しかけられた。


「いやープレゼントでぬいぐるみを渡したいんですけど、何を渡せばいいかピンと来なくて」

「プレゼントですか、それならお相手の印象で選んでみては?」

「印象?」


結構慣れたような口調で、提案をしてくれる店員さん。


「はい、自分から見た相手の印象をぬいぐるみに落とし込んで渡す。それで彼女さんに渡したとき、理由を話して彼女さんからの点数アップというわけです」

「あ、彼女じゃないです」

「それは失礼しました。お客様の悩んでる顔が、とてもよかったのでてっきり…まあ、頑張って渡す子と結ばれてくださいね」


別に結ばれるために選んでるわけじゃないんだけどな。理由をつけるなら、日ごろの感謝と単純な、頑張ってチョコを作ってくれたお礼だろうか。


でも、店員さんのおかげで、一気に正解に近づいた気がする。


「ありがとうございます、なんとなく定まりました」

「ファイト!青春少年」


家にこもってゲームの日々は果たして、青春なのか聞きたいけどとりあえず、二人の印象と同じ系統のぬいぐるみを選ぼう。幸いここには、たくさんぬいぐるみの種類があるわけだし。



「ありがとうございましたー」


そこそこ熟考したけど、納得のいくぬいぐるみを買うことができた。あとは、もう一個の物を買って明日に備えるだけだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ