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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
進級して3年生

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年明けの新学期

「あけましておめでとう白木」

「おめでとう葉月」


オフ会の後僕は帰省やらなんやらでゲームに触れることはなく、そのまま年明けの新学期がやってきた。


「冬休みは楽しかったか?」

「まあ、そこそこ…いや結構だったかも」

「おー白木が珍しくちゃんとした回答を」


僕の話を聞いて軽く拍手をする葉月。


「葉月は僕をなんだと…」

「白木さんおはようございます」

「白木君おはよ」

「あ、おはようございます」


葉月と話していると、後ろから十山さんと花鶏さんに声をかけられた。


「珍しいなお前に十山さんと花鶏さんが挨拶するなんて」


いつもはすれ違って会釈する程度で、挨拶するなんてことはそうそうないから確かに珍しいのかも。


「逆に葉月はくそれ知ってるね」

「いや、俺もあんまし挨拶しないから多分お前もと思って」

「それはなんか考察力高いね」


葉月としばらく話して居ると、先生が入ってきてそれと同タイミングぐらいでチャイムがなったため急いで席に座った。


「お前ら久しぶりって程じゃないけど、あけましておめでとう。今日は始業式やっるだけで終わりだけど一応ちゃんとしておくように」


僕の記憶間違いでなければ、確か今日が午前授業で明日から通常授業再開だった気がする。


「とりあえずしばらく時間あるから待っとけ。あと…」


先生の軽い新年挨拶と今日の予定伝達の後、始業式までしばらく休憩が与えられた。


「なあ白木始業式って意味ないよな」

「確かにやる意味ってよくわかんないよね」


実際始業式なんて、校長が新年に関する豆知識語ったり軽く正月何したかの話を30分程聞かせられ続けるだけの、睡眠会でしかないように思う。


「ところで葉月は正月なんかした?」

「おれか?俺は今年は特に何も、いつもはばあちゃんの所に帰省してんだけど、今年は兄貴が風邪ひいてな」


へー、葉月って一人っ子じゃないんだ。ちなみに僕は生粋の一人っ子だ、ヘリオスとローレルもそうらしい。


「てか、お兄さん何歳?」

「確か、大学3だったかな」

「それなら置いてけばよかったのに」


大学生で風邪なら1人でどうにかなりそうなものだけど。


「それが結構面倒なやつでばあちゃんに移すと不味いってな。そう言う白木はなんかしたのか?」

「僕は帰省したよ、帰省しても寝正月だったけど」


僕はおばあちゃんの所に行きはしたものの、結果的に初詣行くことも無くコタツでみかんを食べながら僕にとってはつまらない番組を見ていた。


「それ、帰省の意味無くないか?」

「まあまあいいんだよ」



「やっと終わったー」

「僕は今回寝ずに睡魔に耐えてみたよ」

「普通は寝ないんだよ」


長い始業式も終わって、軽く腰を伸ばしながら教室へ戻ってきた。例の如く校長の話は呪言師のように僕に睡眠のデバフをかけできたけれど、なんとか耐え抜くことができた。


「とは言いつつ帰れるな。どっか行くか?映画とかボウリングとか」

「急だね別に今のところ予定は無いからいいけど、ボウリングとかは無しで。僕の身体が持たない」


過去に1度やったボウリングで僕は、玉が重すぎで次の日とてつもない筋肉痛に襲われた経験がある。


「ボウリング以外だと、バドミントン、卓球、ダーツとかか?」

「何で全部スポーツなの」


そこで言うとダーツはスポーツなのか曖昧ではあるけれど。


「じゃあ映画でも行くか?今何やってるか知らないけど」

「いいんじゃない別に…ちょっとごめん」


映画の話に切り替わったタイミングで、ローレルとヘリオスからメッセージが飛んできた。


(白木さん今日スペクエやりませんか?)

(いいですけど、何かありましたっけ)

(見てないの?もう始まってるものだけど、正月イベントやってるんだって)


そういえばスペクエのお正月配信でホワイトピンクの2人がなんか言ってたような。


(そういえばそんなのもありましたね)

(でしょ?だから今日やらない?私達オフ会以降やってない訳だし)

(それは別にいいんですけど、時間とかは)


時間によっては葉月と映画行けなくなるかもだし。いや、この場合先約の葉月を優先した方がいいのか。


(こっちで話すの面倒ですし、あとで普通に話しません?)


確かにそれはご最もだな、2人ともこの教室にいるのに何故かディグコードで話してるし。


(分かりました、あとで話しましょう)


とりあえずディグコードの話を終わらせ、葉月との会話に戻った。



「気おつけ礼」


学級委員の号令で今日の学校の時間が締めくくられた。てゆうかこの後あの2人と話すんだよな、普通に目立たないか変な意味で。


「白木さん、でどうしますか?」


そんなことを考えていたら、ちゃんとした答えを出す前に花鶏さんが僕の方に来ていた。


「とりあえず、場所移しませんか?ここだと僕が面倒なことになりそうなんで」

「それもそうですね、翠々花も…後で呼べば良さそうですし、先に移動しましょうか」


十山さんは、友達と話していて忙しそうということで僕と花鶏さんは先にあまり人が来ないと思われる、ところに移動した。


「やっぱり1月はまだ寒いですね」


教室を出て、適当に校舎裏を歩いて喋れそうな場所を探し始めた。とりあえず外は手袋を付けてはいるものの、普通に寒い。


「まあまだ冬でもんね。私があっためましょうか?」

「それはどうやって」

「体温交換とか」


僕の考えが間違いでなければ、多分体温交換とはハグのことだろうか。


「いや、それは遠慮しておきます」

「あらら、じゃあこれ使いますか?カイロ」

「でもそうすると、花鶏さんが寒いんじゃ」

「手を繋いで共有するとか」


考え方は合理的なんだけど、さっきから絶妙に恋人がやりそうな体温の温め方を提案してくるのはなんなんだ。


「とりあえずはいいですよ、どうせ時間決めるだけなんで」

「それもそうですね。あ、こことかいいんじゃないですか?」


校舎裏を歩いていると、何故か1つ寂しく置かれるベンチを発見した。


「なんでこんなとこに」

「あれじゃないですかね、もともとここはよく使われてたけど何かが出来て使われなくなったとか」

「確かに有り得そうではありますけど」


てか、約束の時間決めるだけにここまでする必要なかったかもな。


「一応翠々花も呼びましたけど、どうせあの子私と出来る時間は同じなので私達だけで決めちゃっても良さそうですよ」

「そうですか、とりあえず僕はこの後予定があるので帰ってからは無理です」


葉月との約束が先約だったから、この2人とのゲームは2番目の予約として扱うことにした。ちなみに葉月とは、映画を見に行くことになった。


「そうですか、それじゃあ普通にいつも通りの時間ぐらいで良さそうですね」

「そうですね、そのくらいがちょうどいいかも。てゆうか、ここまで来た意味なかったですね」


思いのほか時間が爆速で決まったから、ここまで来た意味が本当になかった。


「確かに少し大袈裟でしたね、でもこんな穴場みたいなの見つけられたからいいじゃないですか」

「そう考えればプラスなのかも…」

「じゃあこれは2人の秘密の場所ってことで」


口元に人差し指を当てて、秘密のポーズを取る花鶏さん。


「それじゃあ戻りましょうか」

「僕も待たせてるので早めに行きましょう」


その後葉月と合流して、そのまま映画を見に行った。映画の感想は、タイトルが普通なのに内容がハードなホラーだったからか、途中気絶したレベルで内容を覚えていない。



帰宅途中2人

「千夏やっと見つけた。あれ?白木君は?」

「白木さんならさっき帰ったよ」

「え?」


友達と話していた翠々花は、千夏と下駄箱で合流して白木が居ないと聞かされた。


「話は?」

「もう終わったよ。いつも通りだって」

「じゃあつまり千夏は白木君と2人きり?」

「そうだったね。て言ってもそんなに長い時間じゃなかったけど」


白木といた時間は短かったけれど、穴場を見つけられたから千夏とっては相当なプラスの時間だった。


「私が友達と話してる隙に…いいなー」

「まあまあ、しょうがないから」


とても羨ましがる翠々花にそんなに落ち込むなよ、的な感じで方にポンと手を置く千夏。


「もう!いいや、どうせ時間あって暇ならどっか行こ」

「行くって?」

「じゃあ…ボウリング、ボウリング行こ」

「私はいいけど、2人だけだとちょっとあれだし誰か誘おうか」


そう言うとフットワークの軽そうな友人に連絡をし、二つ返事でOKの連絡が帰ってきた。


「行けるってしかもすぐ」

「それは、フットワーク軽すぎない?」


翠々花は気晴らしにボウリングへ、千夏は特にこれといって何も無くボウリングへ言うことになった。

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