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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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帰宅の時

「そういえばデスは、スペクエのジョブは何してるんですか?」

「我は、アサシンだぞ。なんせかっこいいからな」


この人は厨二病の僕と似てるんじゃなくて、ほぼほぼ同じだな。僕もかっこいいから暗殺者を使ってたわけだし。


「へ、へースペクエ以外のゲームはするんですか?」

「それ以外だと、クラスの男子たちがこぞってやってるクラフトワールドだとか、ビルドアップをやっておるな」


結構一般的なものもやってるんだな。

ちなみにクラスワールドは、世界で1番売れているオープワールドゲーム。ビルドアップは、バトルロワイヤルに建築要素を加えた小中学生の間で流行っているゲーム。


「そういう、眷属はなにかやっておるのか?」

「僕はそうですね、新しく出たゲームだったりガンバドルフィールドとかですかね。あとはこの2人と適当にやってますね」

「つまり我が眷属はハーレムボーイ…」

「間違っては無いけど、そういうのはあんまり言わない方がいいと思いますよ」


てゆうかなんだハーレムボーイって、名前の響きが不名誉すぎるな。


「はい!みんな注目」


デスとそんなことを話していると、プレーンさんが立ち上がって全員の目を引く。


「そろそろ時間もいい感じなのでオフ会をお開きにしたいと思います」

「プレーン早くない?」

「うちには中学生が居るので早く切り上げようということです」

「主よ我はまだいけるぞ、なんせ我は夜の支配者…」

「はい、いつも夜9時にはおねんねしてる夜の支配者さんは帰って、歯磨いて眠りましょうね」

「そ、そういうのを今言うんじゃない!」


夜9時って結構健康的な生活してるな、まあ寝すぎもあんまし良くないらしいけど。てか、逆に9時に寝てこの身長なんだ。


「そういうことね、それならしょうがない。じゃあ私はこのままどこかのバーにでもよろうかな。スクラップかアーチェ来る?」

「焔は帰って寝た方がいいと思う」

「それは俺も思う」


焔ラビさんは2人に止められながらもずっと酒飲んでたのに、まだ飲み足りないのか。


「そういうことなんで、最後めいいっぱい楽しんでください」


そう締めくくったプレーンさんは、飲んでいたハイボールを一気に飲み干した。



「いやーまだ17時だけど空は暗いね」


そのあと各々で喋り食べ、時間いっぱいまで楽しんだ。食事のあと外に出ると、繁華街はビルに付けられた明るい装飾で眩しいレベル。


「プレーンさんごちそうさまでした」

「いいんだよ、なんせプロなんで稼いでますから」

「それなら我のお小遣いを上げて欲しいんだが」

「お前はテストでもうちょっと点を取れ」

「いて」


口を挟んだデスのおでこに1発デコピンを入れるプレーンさん。これだけ見ると、2人の会話は親子の会話に見えなくもない。


「まあいいや。とりあえず俺達こっちだからじゃあなみんな、またネットかいつかのオフ会の日に」


プレーンさんとデスは、帰る方向が僕達とは逆らしくそのまま反対方向の人混みに消えていった。


「プレーンさんごちそうさまでした!」

「じゃあ私達行こうか」

「焔はだめ、このままコンビニ行くぞ」

「えー何で道中でお酒飲めるとこ探さないの?」


プレーンさん達と別れてから、そのままお酒飲めるとこを探そうとしていた焔ラビさんの襟を掴んで引っ張るアーチェさん。


「焔は、とりあえずコンビニで水と肝臓に優しいやつ飲め」

「えーお酒だって心には優しいよ」

「いいからとりあえず行くぞ。僕はこのままコンビ行くから、じゃあ」

「それじゃあ俺もそっち行くよ。酔っ払いの扱いは慣れてるし。じゃあねホワイト君達」

「あ〜、ばいばーい妹達とホワイトー。わかったからエリ話して自分で歩くから」


焔ラビさんを引きずりながら、アーチェさんスクラップさんは嵐のように去っていった。


「さよならー焔ラビさん。3人になっちゃいましたね」


僕ら3人以外が消えて残ったのは、僕、ローレル、ヘリオスのいつとの3人。


「外に出た途端一気に皆どっかいつまちゃったからね。ま、とりあえず帰ろうか」


昼の時よりも人の多い繁華街をいつもの3人で歩き出す。


「いやー今日はほんと凄かったよね。ホワイト君がまさかの白木君でしかも私達がす…なんでもない」


話の続きが気になる途切らせ方をしたヘリオス。


「でも私達全く気づかなかったよね、少し考えれば軽い特定くらい出来てたのに」


確かに僕の安直なプレイヤーネームは、日本語に直せば簡単に名前が特定出来るプレイヤーネームではある。


「それに一番の判断材料は、声がありますしね」

「ほんとそれ、1年一緒にやってるのにまったく気づかなかったよ」

「私達が話すのって、日常会話ってより何か面倒事の時ばっかって言うのもあるかもですけどね」


それはその通りで、僕と花鶏さん、十山さんとの会話比率は日常2の面倒事8ぐらいの比率になっている。


「でも今日気づけてよかった、仮にホワイト君が今日風でも引いてたら来年も再来年も気づけなかったかもだし」

「再来年同じとこに居るかは微妙ですけどね」


僕達には来年人生にとって重要な選択をする、その時の選択でこの2人がそこにいる可能性は低い。なんせ僕のリアルのステータスが低すぎて、2人と一緒なんてことはほぼ起こりえないから。


「いやわかんないよ、ホワイト君が来年覚醒して天才的な超能力を発言するとか」

「それはさすがにないと思いますけど。とゆうか、軽く僕のことディスってますよね」

「あ、バレた?」


なんだか僕の不甲斐なさが周知の事実なのはなんだか嫌気がさしてくるな自分に。


「てゆうか私コンビニ寄ってい?」

「急だね、どうする戻る?」

「いやいいよこのまま進んでてあったらで、なかったらなかったらでいいし。なんか無性にグミ食べたくなって」

「ほんとに急だね太るよ?」

「大丈夫だって、運動はしてるし」


ヘリオスの要望で、人混みの中軽くコンビニを探しながら駅の方向へ歩く。



「ありましたよコンビニ」

「ほんとだ、じゃあ2人ともコンビニの前で待ってて」


繁華街の中にはなかったけれど、繁華街の外に出たところ駅近くで1つコンビニを発見した。


「行っちゃいまたね」

「僕たちは歩きましょうか」


ヘリオスはコンビニを見つけた途端に走って行ったけれど、僕とローレルは歩いてコンビニの前に向かう。


「ふふ…」

「どうしたんですか?急に笑って」

「いやごめんなさい。よく考えたら、修学旅行とか文化祭に会おうとしてたのって成功してたんだなって」


確かに2人がローレルとヘリオスとは気づいてなかったけれど、何気に一緒に遊んだりしていたしオフ会自体はできてたな。


「そう考えると、私達ほんとに馬鹿だなって思って。だって、白木さんにホワイトさんを紹介しようとしてたんですよ?」

「たしかに…」


そういえば2人にコーヒ牛乳奢った時、そんな会話していたような。


「でも結果的に僕も紹介できることはなく。約束して会うことも出来ずに先延ばしされて、今になっちゃったわけですね」

「そもそも、私達行事事被りすぎなんですよね」


多少の疑問はあったけれど、まいいか程度に無視をし続けていた行事被りすぎ問題が一番の鍵だった。


「…」

「………」


やべ、急に会話が打ち切られたいつもはもうちょっと会話のレパートリーあるのに、今は何故か喋ることなくて普通に気まずい。


「あの、ホワイトさん」

「はい」

「そのーこれはどう受けとって貰っても構わないんですけど…」


そういうローレルの顔は先程の普通の笑顔から一変、真剣ではあるけれど緊張したような顔になっている。


「は、はい」


なんだか前振りが不穏な感じしてならないんだけど。


「そのですね、これを言うのは早いかもなんですけど…」


ローレルの反応を見るにとてつもなく言いにくいことなんだろう。もしかして、学校では話しかけてくるな的なやつか。


「その私ホワイトさんいや白木さんのこと…」

「ちょっと待ってください。言い難いことなら別に今じゃなくていいです、心が決まってからとかもうちょっとあとでもいいので」


そう言うとローレルは、キョトンとしたような顔になっている。だって普通に学校では話しかけんなとかあまり話さないとはいえ、普通にきついでしょ。だからこの話は先延ばしにしよう。


「え、それは…」

「いや、ほんとにローレルさんが言いたいと思った時とかでいいんで。だってローレルさん、今めっちゃいいずらそうでしたし」


そう言うとローレルは少しニヤリと笑ってこう話を続けた。


「そうですか…そうですね。じゃあまた今度にします、次は絶対言える時に」


そう言うとローレルは、いつもの3倍増しぐらいの笑顔をこっちに向けてくれた。


「いえーいただいま…2人どうかした?」

「「い、いやなんでも…」」


そんな会話が一段落着くと、タイミングよくヘリオスがコンビニ袋片手に戻ってきた。



「それでは2人とも、また年明けに良いお年を」

「じゃあねホワイト君また来年」

「白木さんは風邪をひかないようにしてくださいね」


僕の降りる駅で、僕とホワイトウッドと言う人間に対してさよならの言葉を貰って、電車はそのまま進んで行った。



帰りの道で2人は

「ねえ、千夏さっきホワイト君と何話してたの?」

「えっとねー告白…」


電車内で千夏が告白と言うと、翠々花が何も言わず石化する。


「はしようと思ったんだけど、中断して別の話」

「な、なんだー。でもしようとしたんだ」

「でもそしたらホワイトさんが無理ならいいってね。それにまだ私達出会って1日も経ってないしね」


2人がちゃんとした意味でホワイトウッドと出会ったのは、今日のため実際出会ってから6時間ぐらいの仲だろうか。


「それに、まずは私達を意識してもらわないとね」

「あ、確かにそれが先かも…」


ホワイトの反応を見るに、まったく対象として見られていないと感じる2人は少し顔が難しい感じになる。


「でも、よかった。ホワイト君が結構近くにいて。これでようやく恋の病が治るわけだ」

「翠々花最近ずっと、ホワイトさんと白木さんどっちが好きかわかんなくなってたもんね」

「てゆうかそうなると、ずっと言ってた鞍替えとかなんだったって話だね」

「確かに、私達ホワイトさんも含めてバカだったね」


そう笑い合いながら、2人以外誰も乗っていない電車は2人の最寄りの駅まで走っていく。

ようやくオフ会も終わって、次回から2章に入るわけですね。この後の3人どうなっていくのか見ものですね。


もし面白いと思っていただけたらブックマーク、評価等々よろしくお願いします。

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