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3タテしてもまだまだ

「ローレルさん、交代出来ますか?回復したいので」

「わかりました、ホワイトさん今能力でそっち行きますね」


優しく手厚いカバーの元一旦引き下がって、回復をする。


「ヘリオスさん、スナイパーでローレルさんのカバーできますか?」

「任せてよ異様にスナイパーのエイムは、突出してるから」

「僕も回復終わったので、加勢します」


今やっているゲームは、ガンバトルフィールド4年前にリリースされたものだとゆうのにいまだに熱が冷めない神ゲーFPSだ。


「よし、1人倒したよホワイト君後よろしく」

「わかりました行きましょう、ローレルさん」


最終局面残り2人ローレルと共に突っ込んで敵を倒す。


「すみませんダウンしました。ホワイトさん、1人シールド割ってます。」

「ローレルさんありがとう、じゃあ僕が頑張って2タテを。よし片方やったあとは…」

「はい、狙撃」

「え」


ローレルが削った方を倒したあと、残りの敵を相手しようとしたところにヘリオスのスナイパーが敵の脳天を突き破りVICTORYの文字が画面に表示される。これは、キルパクともいえなくもない気が。


「あ、ごめんキルパクしちゃった?敵が棒立ちだっから」

「ま、まあいいですよ僕も死にかけではあったので」


最後のキルを取れなかったのは、少し悔しいと思うところもあるけれど、結果勝てたのでいいだろう。


「やっぱり私とホワイトさんの連携相性抜群ですね」

「そうですね、僕が欲しい時にいてくれたりカバーしてくれるのは、とても助かってます」

「いやいや、私だってホワイト君と相性いいよほらあれとか…」

「あれってなんですか?ヘリオス」

「あれはあれだよ…ほら、最後のキルとか私がギリギリのホワイト君を救ってあげたじゃん」

「でもあれってほぼほぼキルパクと同じじゃないですか?」

「そ、そうかなそれは気のせいじゃない」


そんな会話をしている2人は、格ゲーのようにどちらかが苦手と言った感じではなく、2人とも得意武器、戦法は違えど普通に上手い方でランクは僕と同じ上から一個下の達人級だ。


「まあまあ2人とも落ち着いてマッチングしたので頑張りましょ」

「そうですね次は、ダウンしないよう頑張りますね、()()()()

「そうだね次もしっかりホワイト君を()()()()するよ」


2人からこんなにも信頼を勝ち取っているとは、とても嬉しいなー。


「よしマッチングしましたね。キャラは、さっきと変わらずコウガで行きます」


僕が選んだコウガは、このゲームで上位ランクの方たちも使っている攻撃向きの人気キャラだ。


「私もさっきと同じ、ホットにするよ」

「私もさっきと同じで行きます」


2人が選んだのは、ホットショットとヒーリングだ。ホットショットは、ヘリオスの得意なスナイパー向きのキャラで、ヒーリングは名前の通りの回復キャラだ。


「まあ、ですよね今の環境パーティー的な感じですし」

「さてさて、どこ降りる?」

「さっきと同じで、ラッキークラッキーでいいんじゃないですか?敵も多すぎないですし」

「そうですねじゃあ降りましょうか」


このゲームの降下は、チームで一斉ではなく個々で降りるタイプのゲームで、野良で降下ミスをするとまれに叩かれまくる。


「あれ、もしかしてん今回ここ敵いないみたいですね」

「ほんとだ、結構物資潤沢なのに」

「まあそれだけ戦闘準備が整いますし、気合い入れていきましょう」


そこから、中盤まで敵とは遭遇せずに行動できた。


「お、敵いるみたいまずスナイパーで…1人シールド割ったから詰めちゃお」

「わかりましたじゃあ僕のアルティメットで、バフかけちゃいますね」


コウガのアルティメット「粉塵薬物(ふんじんやくぶつ)」は、近くにいる仲間全員の武器ダメージアップと被ダメージ軽減の効果がある。


「じゃあ行きましょうか死にそうだったら言ってください」


万全な準備で、敵に一斉に詰める。これなら余裕で勝てるな。


「じゃあまずさっきシールド割った君から…ごめん殺りはしたけど、後ろからやられた」

「じゃあとりあえず私アルティメット使って蘇生しますね」


ローレルの使っているヒーリングは、アルティメットで仲間の蘇生ができるが使用に6秒取られる技だ。


「わかりました僕は、周り見とくのでどうぞ」


そんな感じでローレルの周りを見てしっかり守ろうとしているが、後ろからスナイパーの音が聞こえる。


「すみませんホワイトさん、スナイパーで殺られました。多分漁夫なので逃げてください」

「不甲斐なくてごめん2人とも、2人のことは忘れないから」


コウガの逃げスキルで一旦退避をし、とりあえず終盤までいもることにした。


「お、きたきた残り5部隊。いやー運良くここまで来れたけど、ここからの安地狭いから戦わないと」

「頑張ってくださいホワイトさんなら、3タテまでなら出来ますよ」

「そうだよ2タテくらいなら行けるんじゃない?」


何故1人減ったのかわからないが、実際行けて1人だろう。そんな会話をしていると敵が目の前に来る。


「お、面白いやつ。でもこれ後ろエリアで移動始まりそうだし、倒さないとな」

「頑張ってください」「頑張ってね」


2人からの応援をもらい、不意打ちで敵1人の頭をぶち抜く。


「よし、1人ダウン。次は、こっち向く前にもう1人」


1人目は運良く、シールド半分くらいだったらしくワンパンだった。2人目も不意打ちのような形で倒せた。


「やば、シールドないけど行くぞ。決まってくれ俺のエイム」


そんな感じの神頼みエイムで敵部隊最後の1人をうちに行く。


「すごい、凄いですよさすがホワイトさん。3タテするなんて」

「いやいやただの神の力ですよ」

「力って言っても。ほぼ運だけどね」


3タテして気分が上がりまくる、僕達はお構い無しにもう一部隊が詰めてくる。


「あれ?もう一部隊きて。まずいまずい瀕死だからコウガのスキルで」


アルティメットは、さっきの戦いで使ってしまいノーマルアビリティしかなかった。それでも逃げようとしたが、技発生の時間で3人からの一斉射撃によりやられてしまった。


「あー3タテしたとこまでは、良かったけどやられたかー」

「でも3タテですよ!運とはいえ、プロでもなかなか出来ない領域ですよ!」


珍しく興奮気味に、話すローレル。ローレルの言ってることは、そのままでプロが大会とかでやるとコメント会場大盛り上がりの神プレイとも言える。


「やっぱりホワイト君ゲームの才能あるよ」

「でももし、ゲームの才能があるとしても僕はそれ以外普通それ以下のステータスなので、まじでゲームの才しかないんですよ」


僕のステータスは、運動普通勉強普通より下くらいそして器用ってほどでは無通った感じで、実生活に役立つ能力がほとんどない。十山さんと花鶏さんみたいな、才能が欲しい。


「ま、まあまだ才能が眠ってるだけかもしれないからさ。陶芸とか盆栽とか職人技みたいなのがさ」

「ま、まあそうですよね前向きに行きましょう。陶芸か少し楽しそうなんですよね」


少し前に見た、職人特番でやっていた陶芸家の人のインタビューを聞いて、少し面白そうだと思っていた。


「あ、陶芸と言えばヘリオス修学旅行の体験決めた?」

「まだ夏なのに修学旅行ですか早いですね」

「修学旅行自体は、夏休み明けになるんですけど体験コースの人数調整のために先に選択することになったんです」

「なんだっけ確か…陶芸、機織り、ガラス細工だっけ」

「あれ?たしか僕のとこもそんな感じの体験するって言ってた気がします」


修学旅行体験の説明は、後で葉月に聞こうと思っていて別のことを考えていた。


「ちなみにホワイトさんの修学旅行先ってどこですか?」

「たしか、縄沖だった気がします」

「あれ、私たちも同じ沖縄だ日にち被ったらオフ会でもしちゃう?」


そんな偶然があるかわ分からないけれど、オフ会とゆうのはとても興味が引かれる。僕は、リアルでヘリオスにもローレルにも、会ったことがない(なんならサークルメンバーにも)。


「あ!それいいですね。まあ言ってもそこそこ先ですし、そもそも日にち丸かぶりも運命的な確率ですけどね」

「いや、多分私たちの運命力なら行けますよ多分。実際こうして()()()()ますし」


確かにここまで仲良くなれるネット友達はいない気がする、しかも女子。それに加えあと4人もの人とも仲良くなれた、プレーンさんには感謝だな。


「そうですね少し僕達の運命力にかけてみますか。もし修学旅行被った時は、自由行動の時間にオフ会しましょうか」

「そう言われると少し期待しちゃうね、旅行オフ会なんてなかなかないよ」

「そうですね、確かにそう言われると楽しみですねホワイトさん」


そんな約束を交わし、修学旅行日程決定が少し楽しみになる。僕達の運命は、どれほどのものなのだろうか。


期待に胸を膨らませ

白木とのゲーム終了後千夏と翠々花が少し話している。


「いやーまさかホワイトさんも沖縄だったなんて」

「まあ、でも沖縄って高校修学旅行ランキング1位位だった気がするし、そんなもんじゃない?」

「もう翠々花そんな夢を崩すようなこと言ってると、ホワイトさん泣いちゃうでしょ」

「さすがに泣かないでしょこんな事じゃ」

「まあでも初めてオフ会が、旅行先とか楽しくならない?」

「でもさ、オフ会してるとことか見られたら噂立っちゃうかもね」

「でもそんなの大歓迎でしょあの告白も無くなるかもしれないし」


この2人は、毎日学校でお昼の時間にどちらかが告白されると言った感じで、それにうんざりしているから大歓迎なのだろう。


「確かにそれは嬉しいかも。でも被ってくれたらいいねホワイト君の学校と」

「そうだね、修学旅行の楽しみが増えちゃった」


そんな事を神に祈りながら2人は、PCの画面を落とし床に就く。

めちゃくちゃ更新が遅いのは、とてつもなく作者が怠惰だからご了承ください。

もし面白いと思っていただければブックマーク、評価等々よろしくお願いします

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