新キャラ参戦
「てゆうかホワイトさんってプレイヤーネーム、名前そのままですよね」
「そうなりますね」
僕のプレイヤーネームは、苗字の白木からそのまま取ってホワイトウッドになっている。
「なんでそんな安直なんですか?」
「安直って…前に使ってたプレイヤーネームはあるんですけど」
「あー、ホワイトダー…」
「だから言わないでください!」
名前の話になるとプレーンさんが毎回例のアレを言おうとしてくる。幸いなのはあれを知ってるのはプレーンさんだけということだ。
「と、とりあえず前の経験から名前は普通にしようってことになったんです」
「それで苗字から取ったんだ」
「そう言うのローレルさんやヘリオスさんはなんかあるんですか?由来とか」
僕は謙虚な名前にしようと思ってこれだけど、2人は名前とは関係ないしなんかいい思入れでもあるのかな。
「私は適当に調べて出てきた神の名前を」
「私はたまたま近くにあった新聞に書いてあった馬の名前ですね」
思ってたより2人も僕と同じようなレベルの名前の付け方してるな。
「2人もあんまし僕と大差ないですね」
「まあそんなもんじゃないの?人によってはゲーム毎で名前変える人だっている訳だし」
そう言われるとプレイヤーネームは結構適当なぐらいがいいのかもな。
「それで気になったんだけど、前の名前はどうやって決めたんだよ」
「あーそれはですね…いや、言いませんよ」
話の流れでそのまま言うとこだった、プレーンさんはあの話好きなのかな。
「ホワイトさんずっとプレーンさんに言われて否定してるのってなんなんですか?」
「え、えっとそれは…」
どうしようめちゃくちゃ言いたくない、あれを言うのは一生物の恥と等しいし。
「それ私も気になってた、ホワイト君教えてよ」
「えぇーっとー…」
「お、やっと来た見たいだ。はい注目!今紹介したいと言った子が到着したらしいから、俺向かいに行ってくる」
よし!誰かは知らないけどグッドタイミング!いい感じに話から逃げれそうだ。
「プレーンさん行ってらっしゃい」
向かいに行くと言ったプレーンさんは、即座に個室を出て行った。
「どんな人なんですかね、新しい人って。僕はプレーンさんと同じくらいの上手さのプレイヤーだと予想します」
「いやーわかんないよ、私達だってゲーム下手で入ってるわけだし。単純に愉快な人かも」
「それか、厨二病みたいな変人来るかもですね」
「さすがにないでしょ」
プレーンさんが連れてくる人は、ここにいるメンバーがあまりに多種多様すぎて検討つかないけど、プレーンさんが紹介するくらいだしいい人なのは間違いない。
「みんなおまたせー」
新しく来る人について考察をしていると、プレーンさんが襖の隙間からひょっこり顔を出して、新人を連れてきたとことを告げた。
「プレーン、早かったわね」
「まあ下に迎えに行ってただけだから」
「で、紹介したい人は?」
「まあまあ焦るなって。それじゃあいくぞこちらが俺の紹介したい子です!」
プレーンさんが襖を空け始めると、うるさくない程度の拍手が全員から送られる。
襖が完全にあけられてそこにたっていたのは、プレーンさんの身長恐らく180cmくらいに対して、プレーンさんの胸ぐらいまでしか身長のない見た感じ小学生みたいな子が立っていた。
「ほら、自己紹介してみ」
「えっと、我が名はかみざじゃなかった…我が名は死を送るもの、我が主の名のもとここに参上」
一応自己紹介を終えたデスブリンガーさんに、拍手が向けられる。デスブリンガーさんの見た目は、右目に眼帯、薄い紫の長い髪そして口調から完全に厨二病だ。
「一応俺から補足、こいつ身長低いけど一応中学2年生な」
「にしても、今どき珍しいタイプの厨二病ですね」
「あれが普通じゃないの?」
「なんか最近の厨二病は変化して無気力タイプが多いらしいんですよ」
「何その謎知識」
「まあ、とりあえず上がれよ」
プレーンさんがやってきたデスさんを後押しして、プレーンさんの横に座らせた。
「にしてもプレーンさんよくこんな子と出会いましたね」
「いやーそうだろ。人生でまさか2人もこんな奴に会うなんてなぁ」
「ちょ、ちょっと主、髪…」
プレーンさんは横に座るデスさんを、可愛がる感じで髪をクシャッとする。
「2人?プレーンさん2人ってどういうことですか?」
「あー2人って言うのはな、こいつが昔のむーんみたいだなって話しで…」
「あー!だから!言わないでくださいって!」
ついに全文言われてしまった、僕白木豊という人間の隠した過ぎる過去。
「え、ホワイトさん昔こんな感じだったんですか…」
「へー意外だねー。じゃあずっとプレーンさんが言おうとしてたのって」
「はいそうです、僕の昔の名前です」
僕の昔のプレイヤーネーム白夜月、この名前はプレーンさんと出会った時の思いである名前でもあって、僕の痛い過去の名前でもある。
「この際話してみたらどうだ?」
「嫌ですよ普通にただでさえ最近思い出すことが増えて、心が痛いってのに」
「主、ちゅうにびょう?とらなんぞ?」
「あー、まあ知らなくていいんじゃないか」
デスさん、自分が厨二病とは知らずに…完全に僕と同じじゃないか。
「でも私ホワイトさんの気になります」
「私も厨二病ってあったことないから。エピソード聞いてみたい」
「私もそれ気になるわね。雑談配信のネタになりそうだし」
ローレル、ヘリオス焔ラビさんに続いて、アーチェさんスクラップさんも僕の痛いエピソードを聞きたいと言い始めた。
「ほら、話してやれよ。ついでに過去の精算も兼ねて。痛みが少し和らぐかもしれないぞ」
「そうなんですかね?」
過去の精算でどうにかなるものなのか分からないけど、多少でも和らぐなら僕も話してみていいかな。
「でも、僕は普通に言いたくないので。プレーンさん具体的じゃなくていいので、大まかに話してください」
「わかった、大まかにだな。任せろ、プロのトーク力見せてやんぜ」
多分僕が語ると、途中でリタイアすることになる気がしたため、昔の僕のことを知っているプレーンさんに任せて話してもらうことにした。
「それじゃあよく聞いてろよ、ムーンの過去編開幕です!」
プレーンさんは、口を開いてプレーンさんの知っている僕の過去を話し始めた。
次回白木君の過去回の予定です。




