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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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他メンバー到着

今回の話のボドゲの説明が分かりにくかったら、「犯人は踊る」「ゴキブリポーカー」のルールをお調べ下さい。

「ヘリオスさん、あなたが犯人ですね」


4人で囲っている場の中央に警察のカードを出してヘリオスを指名する。


「私違うよ」

「違いましたか」

「じゃあ次私ね、私も警察犯人はホワイト君だ!」


やり返すようにヘリオスも警察のカードを出して、僕のことを指名する。


「僕は犯人です…」

「やったー!的中!」


現在僕達は、他メンバーを待ちながら僕の持ってきたボドゲ「犯人と踊る」をプレイしている。

ルールは簡単、多種多様な効果のあるカードを駆使して犯人と書かれたカードを相手に回し警察で逮捕するか、犯人カードを場に出して勝利するかの二択で勝負が決まるゲーム。

一応犯人カードを持ってもアリバイがあれば回避はできるけど、僕は運悪く持っていなかったため敗北を期した。


「まあ、私にかかればこんなもんですよ」

「ホワイトこれで負けたの何回目?」

「一応犯人で負けたのは3回目ですね、共犯を混ぜると5回になります」


共犯カード、このカードを場に出した時点でカード出した人の勝利は、犯人の勝利と同期するようになるカード。もちろん犯人が負ければ本人も負けになる。


「ホワイトさんって異様にこういうようなゲーム弱いですよね」

「そういうのは言わないでくださいよ、僕が1番聞きたいことですし」


今までローレルたちとやってきたゲームで、機械なしでできるタイプのゲームは僕の勝率が異様に低い。


「どうする、もう1戦やる?」

「僕はやりたいです、次は勝つので」


現在勝負回数は、8回で半分以上負けてて悔しい。


「こんにちは〜」


もう1戦やるために再度カードの束をシャッフルしていると、個室の扉が開き銀髪の若い男が入ってきた。


「こ、こんにちは」

「その声はアーチェ君ね!こんにちは。ここら辺に着いたことくらい、連絡してくれればよかったのに」

「めんどかったからやんなかった」


着ていた上着を壁にかけながら、めんどうだったと言うアーチェさん。アーチェさんは、僕自体1体1でゲームしたことは無いけど話している時の印象はめんどくさがり屋って感じだ。


「なにしてんの?」

「ホワイトさんが持ってきた、ボドゲですけど。アーチェさんもやりますか?」

「やろうかな。なんなら僕も1個持ってきたし」


そう言ったアーチェさんは、バックから1本のボドゲを取りだして机の上に置く。書かれているタイトルは「油虫ポーカー」パッケージには、でかでかとゴキブリが書かれている。

アーチェさんよく食事場にこれ持ってこようと思ったな。


「それじゃあアーチェ君も混ぜてやっていこう!」



「ホワイト犯人」


アーチェさんが警察カードを使って僕に犯人の疑いをかけてくる。まあ僕が犯人ではあるんだけど、今回はアリバイカードがあるから無問題。


「違います」

「じゃあ私、シャッフルカード使います」


ローレルが出したのは、それぞれの右隣のカードを1枚引くシャッフルカード。


「僕がホワイトのカードを引くのか」

「はい、どうぞ」


アーチェさんが僕の手札に手を伸ばし、持っていったのはアリバイのカード。

これで僕の防御が消えた。


「次私ね、じゃあ透視カード。だから全員伏せて」


焔ラビさんの出した透視カードは、出した本人以外の全員が伏せて出した人は犯人が誰かわかるというカード。本格的に僕の命が危なくなってきた。


「さあ、犯人手上げて」


そう言われ音を立てないよう慎重に手上へ伸ばす。


「へ〜そうなんだ〜頑張ってね」


そう言われ、再度ゆっくりと手を下げてから焔ラビさんの指示で全員が頭をあげる。


「焔ラビさん誰だったの?」

「さあ、どうかな?」


焔ラビさんが黙っててくれるのは嬉しいけど、もし焔ラビさんが警察カードを持っているのならまずい。


一応残りのカードは3枚で僕は交換カードを持ってるから、次僕の番が回ってくれば逃げ切れる。


「まあいいか、私はシャッフルカード」


よし!これは僕が交換カードを出すまでもなく逃げれるかもしれない。これはヘリオスナイスとしか言いようがない。


「じゃあホワイト手札」

「はい、どうぞ」


アーチェさんがまた手を伸ばし僕の手札から持っていったカードは、いつも通り交換カード。


「おっふ…」


いや、まだ僕にはローレルの手札から引く権利がある交換カードもしくは、シャッフルカードが引ければ!一般人…


「アーチェさんどうぞ」

「僕か、じゃあ警察ホワイト」


アーチェさんは番が回ってくるなり警察カード出し、考えることなく僕を指名。


「はい、犯人です…」

「ホワイトさんやっぱ弱いですね…」


アーチェさんが参加してからも、僕の連敗記録は止まらなかった。


「ホワイトカードいた時とか顔に出てるわかりやすい」

「え!そうですか?僕ほとんど動いてないと思うんですけど」


ポーカーフェイスとまでは行かないかもだけど、さすがに引いた時くらいは表情筋動かしてないんだけど。


「私もそう思いますけど」

「私も、ホワイト君の顔そんなわかりやすいって感じじゃないけど」


じゃあそれってただただアーチェさんの観察眼がスゴすぎるだけじゃないか?


「で、どうする?ホワイト負けすぎてるけど」

「さすがにやめましょう。アーチェさん持ってきたボドゲやってみたいです」

「ボドゲは辞めないんだね」


とは、言ったものの食事前にゴキブリが出てきそうなものやるのも…まあ、どうにかなるか。



「焔ラビさん、これカエルですよ」

「カエルか…私の場のカエルは3枚ほか1枚と考えると、嘘でもカエルと言った方が安全だからカエル!」


僕の出した裏向きのカードを表向きにして、カードに書かれた絵柄を確認する。


「カエル危な!ホワイト、殺意高!」

「これも勝負なので」


アーチェさんの持ってきた油虫ポーカーは、比較的トランプのダウトに近いゲーム性をしている。

違うとこで言うと、手札を全部無くすのではなく相手に5種類あるうちのカードを、嘘か本当のどちらかで私間違えたら相手の墓地のようなとこに、カードを貯め同じ絵柄を4枚揃わせると言った感じの1人負けを決めるゲームになっている。


「アーチェさん、これはハエです」

「違う」


ローレルの出したカードを、またも考えることなく突っぱねるアーチェさん。しかも予想どうりハエではなくゴキブリ。


「やり返してホワイト、これはコウモリ」


現在僕のとこに溜まっているカードは、ハエ3、カエル0、ゴキブリ1、コウモリ3。ここから出る答えは、焔ラビさんの出したカードはほぼ確実にコウモリかハエの二択。つまり運勝負だ。


「それはホントですね」


焔ラビさんの出したカードをめくって、絵柄を見ると予想的中でコウモリ。


「よし!回避」

「ホワイト君これは、ハエだよ」


次に攻撃してきたのは、ヘリオス現状僕みたいなギリギリな状況に立たされているのは、僕とヘリオスのみそれ以外の人達は、3枚溜まっているのは1つしかない。


「いや、コウモリですね…きた!また回避!」


僕にしては運良く2回連続2分の1を当てることが出来た。ただし、次のアーチェさんの番で僕に攻撃が来たらそろそろダメかもしれない。


「ヘリオス、これはカエル」

「まあ、さすがにホワイト君が勝ってるなら私だって行けるよ。だから、嘘!」


そう自信満々に言ってカードをひっくり返すと、見事にカエルが描かれている。


「あ、ヘリオスの負け」

「ホワイト君は行けたのに私は無理なの?」

「僕を基準にしてるんですか」


僕はヘリオスに不名誉な基準を与えられてるらしい。


「こんにちは、皆ごんめね色々やってたら遅くなっちゃって」


ヘリオスが悔しがっていると、個室に入ってきたのは先程着いたとの連絡のあったスクラップさん。


「ボドゲやってんのか、ちなみにあと誰が来てないの?」

「あとはプレーンさんだけですね」

「プレーンか、まあ待ってれば来るだろうし俺も混ざろうかな」


スクラップさんもボドゲに参加して、1番大事なプレーンさんを皆で待つことになった。

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