雨の日のおひる
10000PV感謝!!
実はこの間たまたま2ヶ月前に投稿した話を見ていたんですけど、その時はまだこの作品3000PVだったらしいんですね。
そこから7000アップと考えると、この作品もたくさんの人に見られたんだな、と感動を覚えますね。
教室内に4時間目終了の鐘の音が鳴り響く。まどのほうからは、激しい雨の音。その音に混じって、クラス一人一人のお昼で嬉しさ混じりな声があちこちから聞こえる。
「葉月今日どうするの?」
「な、雨で中庭いけないし。雨の日は告白中止だもんな」
十山さん花鶏さんへの公開告白は、晴れの日お昼中庭でという謎のルールが設定されているため、雨の日は告白が中止になる。
「まあ、いいかこのまま教室で食べるか」
葉月がその場でバックから弁当を取り出し、机の上にランチクロスを広げた。
「わかったちょっと待ってね」
葉月の近くにある机と椅子を借りて、葉月の机に連結する。
「にしても、今日は土砂降りだな」
「そうだね、授業中も雨の音凄かったもんね」
窓の方を見ると、真っ暗な空に目でわかるくらい沢山降っている雨。いつか雷でもなり始めそうだ。
「しっかし行事も色々片付いたから、しばらくは何も無いつまらない学校生活になるな」
「でも、球技大会あるでしょ?」
「そうだけど、体育祭と球技大会の差ってなんだ?」
まあ、たしかに体育祭と球技大会はけっこう似てるかもな。てゆうか、体育祭は百歩譲るとして球技大会をやる意味ってなんだ?
「それに、もう少しでテストだろ?さらにそれが面倒なんだよ」
「え?テストなんてあったっけ?」
「お前、いまそれ言うのか。あと2週間だって言うのに」
全くもってテストの存在なんて知らなかったんだけど、もしかして結構まずい?
「ま、まあ大丈夫だって。赤点取らなければいいんだから」
「お前今度こそダブるぞ。来年から後輩とかはやめてくれよ」
去年は去年で結構ギリギリで進級だったからなんとも言えないな。ても、僕このまま進級すると来年は受験だしそれを避けるために…それはダメか。
「てゆうか、そう考えると来年は俺たち受験か就職で夏休みもちょっとしか遊べないだろうし、そんなお気楽に居られないのか…」
てゆうか、葉月がさっきから雨のせいなのかちょっとマイナス方向の思考になってるな。
「ま、そのために残りの数ヶ月沢山遊べばいいんじゃない?」
「その言い方、なんだか寿命残り数ヶ月みたいだな」
「たしかに…」
まあ、あながち残り遊べる期間と言う点においては、ある意味寿命みたいなものなのかもな。
「一番の問題はお前だぞ白木」
「なんで僕?」
「いや、どうすんだよ進路」
「現実を突きつけないでよ」
この話に関しては、僕が1番逃げている話題だからあまり考えたくない。
「あ、でも大丈夫か。白木は将来ヒモ目指してるんだし」
「どこからそんなのくるの」
「だっているだろ、お前が会いたがってるあのゲームを良くする…」
「いや、そんなんじゃないって。そもそも、あの2人とは仲良い自信あるけど、僕はそんな目で見られてないって」
実際ヤマタノオロチの人達の中で一番仲良いかもだけど、僕のああいうの見て好きになる人はそうそういない気もする。
「そうかーヒモじゃないんだな」
「そうだよ、僕もそこまで落ちないし」
とゆうか前提として、ヒモになるのは求められる難易度と技術が高すぎるし。
「そういう葉月はどうすんのさ」
「俺か?安定に進級だろ。まだやりたいことも見つかってないしな」
「まだ、そんなもんだよね。てゆうか、この話をすにしても早過ぎない?」
受験するにしたって、まだ1年くらい時間があるのにこの話は早すぎる。
「そう言われるとそうだな。いやーごめん、今日は雨で調子が出なくて、微妙に気分がな」
「もしかして葉月気分とか結構天候に左右される感じ?」
「て、程でもないけど今日はなんかダメだな」
それは普通に体調が悪いんじゃないか?
「そう考えるとお前はなんか元気だな」
「そう?まあ、強いて言えば昨日1年前から気になってたゲームがリリースされたくらいかな」
そのゲームのプロジェクトが出てきたのは3年前らしいけど、僕が知って予約したのは1年前だった。そのゲームは、自分の選んだキャラを育成するゲームで、個々のキャラのデザイン個性がとても良かった。
「白木君の元気の秘訣は結構簡単に入手可能なんですねー」
「それは、ちょっとバカにしてるでしょ」
「ごめんごめん冗談だって」
雨の日は楽で助かる
「千夏ちゃん、翠々花ちゃん一緒にお昼食べよ」
いつもは2人だけで食べているけれど、今日は珍しくクラスの女子に昼食を誘われた。
「いいですよ」
「うん、いいよ」
千夏は背筋を伸ばし姿勢よく答え、千夏は少し気だるそうに机に突っ伏しながら答える。
「翠々花ちゃん大丈夫?」
「あー気にしないで、翠々花今日は異様にやる気が出ないだけみたいだから」
翠々花は今日酷い雨によって異様に出ないやる気と軽い眠気に襲われていた。
「にしてももう10月だね。テスト近いけど2人とも大丈夫?」
「私は今のところ大丈夫ですね。ちゃんと、勉強もしてますし」
「私も多分大丈夫〜」
「そうだよねー私英語危ないかも」
2人はホワイトとよくゲームはするものの、勉強も欠かさずやっているためそこまでテストへの心配な少なかった。
「それならテスト3日前とか一緒に勉強会でもしますか?」
「え!いいのしたいしたい!千夏ちゃんに助けてもらえれば百人力だよ」
千夏の助けは相当嬉しいものなのか、女子は机に手をバンと叩いて立ち上がった。
「そこまでですか…」
「そりゃそうだよ。千夏ちゃんの教え方上手いし」
「そこまで言われると嬉しいですね」
「てゆうか、勉強の話しないでよー。頭が痛くなる」
「翠々花ちゃんほんとに大丈夫?」
今日の翠々花はいつもより相当気が参っているらしく、ホワイトやローレルの前でしか出さないような感じになっている。
「ま、まあ明日晴れれば元気になってると思うから」
「なんか花みたいだね」
その言葉に千夏はそう言われるとそうですね、と翠々花の姿を見て笑っている。
(てゆうか、翠々花今日ホワイトさんと一緒にゲームできるのかな?まあ、翠々花がいないならいないで…)
翠々花の体調的にこのまま雨が降り続ければ、今日はゲームできないんじゃないか思いそれはそれで、ホワイトと二人きりだからいいかと思う千夏だった。
ちなみに、この後もずっと雨は降り続けたものの翠々花はホワイトとゲームをする時には、元気は回復していた。




