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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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吸血鬼への復讐

「ただいま」


カラオケから家へ帰ってきて、速攻で自室に入ってパソコンを起動、そしてそれと共にスペクエも起動した。


「てゆうか、2人とするのは何気に3日ぶりか…」


文化祭の間しばらくゲームは控えようという話になって、2人とはゲームを全くやっていなかった。まあ、僕は1人でやってたんだけれど。


「2人が来るまではしばらく1人でやろうかな」


文化祭の間もやっていたとはいえ、スペクエは触っていなかったから3日分のブランクを取り戻さないといけないし。



「ホワイト君ごめんね。遅くなった」

「いや、時間ちょうどくらいですし大丈夫ですよ」


1人でダンジョン攻略に勤しんでいると、ついにローレルとヘリオスと合流できた。


「ホワイトさんはもう始めてるんですよね」

「今は適当にダンジョン潜ってます」


そして今は、ダンジョンの昆虫型のボスと戦っている最中だ。



「おーいホワイト君!」


何とかボスを倒したあと、2人と合流するために王都へやってきた。


「いえーい久しぶりー。ついでにそら」

「え…」


ヘリオスがこっちに来るや否や、僕のキャラに触れ僕をどこかの辺境の地へ飛ばした。


「ヘリオスさんこれなんですか?」

「ほらヘリオス、やっぱりホワイトさん困惑しちゃったじゃん」

「あ、やっぱりそうなるかー。ちなみに今のは、さっきたまたまアイテムショップ見てたら、見つけたアイテムだよ」


詳しい話を聞くとヘリオスの使ったアイテムとは手に触れた相手をどこかに飛ばす、転移アイテムらしいちなみに使用回数1回。


「どこかに飛ばすって言っても、僕ここに見覚えないんですけど」


僕が飛ばされたのは、霧がうっすら出ているどこかの森言うなれば迷いの森みたいな感じだろうか。


「確かにマップにもホワイトさん居ないですね」

「しかもこっちはこっちで、マップが利用不可なんですけど」


マップを開こうとすると、現在使用不可の文字が浮かび上がって現在地が全く掴めない。


「てことは、このアイテム専用マップってことかな」

「そうなるんですかね」


新マップに心躍る気持ちと、突然知らない場所に飛ばされて困惑する気持ちがあるせいでちょっと複雑だけど。


「それじゃ私達もそっちに行くよ新マップは気になるし」

「でも、僕の位置わかんないのに来れるんですか?」

「フレンド転移石があれば行けるんじゃないですか?」


フレンド転移石、通常仲間の元へ飛ぶにはマップを開く必要があるけれどこの石があれば、マップを開かずに仲間の元へ飛ぶことが出来る。でも、このアイテム僕が存在忘れるくらい需要無いアイテムなのにローレルはよく覚えてたな。


「それじゃホワイト君の元へ!」


そう言ってから数秒もしないで、2人が僕の元へ飛んできた。


「ほんとですね、見たことないしマップも使えない」

「てゆうかどうやって帰んの?」

「死ぬか、ボスでも倒せば帰れるんじゃないんですかね」


死ねば最後にセーブしたポイントで復活することができるから、僕がここに飛ばされた時セーブされてなければ元いた世界に帰れるはずだ。


「そういえばこういうとこって幽霊の館とかが定番のロケーションだよね」

「「それ以上言わないで」」

「は、はい」


確かに言われるとホラゲーとかで古い館が出る森にそっくりではある。


「で、でもさ幽霊とか出るとは限らないじゃん?」

「ヘリオスさんそこじゃないんですよ。幽霊出る出ないじゃなくて、()()()だから怖いんですよ」

「ですよねホワイトさんわかります」

「私は全く共感できないや」



「お、なんか霧の奥に何か見えてきたよ」


僕とローレルが幽霊に脅えながら森の中を探索していると、霧の奥にうっすら大きな建物の影が見え始めた。


「これは…」

「見事なまでに死者の霊が沢山居そうなとこだね」


見えてきた建物は、木でできた濃い茶色の横に大きな西洋館。多分ここにエリアボスみたいなのがいるんだろうけど、入りたくなさすぎる。


「さあ、入って早く帰ろう」

「も、もう行くんですか?」

「だって2人とも早くここ抜けたいんでしょ?」

「そうだけど、私達心の準備が…」

「大丈夫だってそんなの、館の中でできるから。ほら、行くよ」


ヘリオスの勢いに押されて、館の中に侵入。館の内装は、正面に2階への階段、床によく分からない模様の絨毯といった外装にあった内装をしている。


「てか、2人とも前のイベントの時は幽霊とか大丈夫だったよね」


確かに夏の時にエクストラダンジョンとして入ったとこは、幽霊が敵モンスターとして出てたけど今と前とでは状況が違う。


「それはそうなんですけど、実はこの間のホラゲー以降スペクエに出てくるようなマイルドな幽霊とかも怖くなってしまって」


そう、僕は前のホラゲーの記憶が脳裏に焼き付いたこともあって、そこまで怖くない幽霊にも恐怖するようになってしまった。


「じゃあローレルも?」

「私も比較的ホワイトさんと同じ」

「なにそれ、そんなに幽霊怖いかな?」

「怖いの」「怖くです」

「そうかなー。まあ、とりあえず探索しようか」


そう言ったヘリオスが1歩踏み出すと、画面上にウィンドウが出現しそこにはここのダンジョンの名前として「眷属達の館」と書いてある。


「眷属の館ってことは!」

「そうですね幽霊はでない!」

「やりましたねホワイトさん!」


幽霊が出ないことが確定したため、僕とローレルは一緒に喜びを分かち合う。


「2人は吸血鬼怖くないの?」

「ヘリオスさん吸血鬼はリアリティないけど、幽霊はリアリティあるから怖いんですよ」

「そうだよヘリオス。吸血鬼は現実には居ないけど、幽霊はいる可能性全然あるから怖いんだよ」

「私は2人の怖いの基準がわかんないよ」


これは、僕の考えでしかないけど吸血鬼やゾンビは完全に創作の生き物で、幽霊は絶対にどこかに存在していると思っている。


「ま、幽霊が出ないのわかりましたし。気楽に行きましょうか」

「そうですね、楽しく3日分のブランク取り戻して行きましょう!」

「2人とも切り替え早いね」


気持ちを入れ替えて館内を探索してみると、出てきた敵モンスターは吸血鬼ではなくゾンビてっきり僕は眷属と聞いて吸血鬼かと思ってたけど、ボスは大型のゾンビかなんかなのかな。



「あそこにあるの、ボス部屋への扉じゃないですか?」

「そうですね、ようやく見つけましたね」


館の中が広すぎて、この扉を見つけるのに時間はかかったもののようやくボス部屋に入ることが出来そうだ。


「それでは行きましょうかボスの元へ」


扉を開けてボス部屋へ入る。ボス部屋は、ピアノにシャンデリアその他がいくつか置かれていて、多分ここは社交場かなんかなのだろうか。


「へー結構広いねここで戦うってことは、相当大きいボスなのかな?」

「それか、スポナー系で大量に仲間を召喚するとか」


そんな話をしながら社交場の中央に向かって歩いていく。


「なんか真ん中に人立ってる…」

「いや、あれは…」


人にして美形すぎるかっこいい顔、そして本人の体を隠すように纏った黒いマント。


「吸血鬼じゃないですか。しきが、イベントの時に使ってた」

「ここで吸血鬼出てくるんだね」


でもそうなると、外にいたゾンビ達はどこから出てきたゾンビなんだろうか。


「何故か知らないけどまだ見つかってないっぽいし、どうする?3人で不意打ちやっちゃう?」

「それでもいいけど、私がやってもいいですか?イベントの時の再戦がてら」


そういえばイベントの時しきと最初に戦ったのは、ローレルか確か魅了(チャーム)を使われて敗北してたけど。


「それなら、いいですけど。ヘリオスさんは」

「私もいいよ。じゃ、私達後ろで見てるから頑張って」

「援護はいらないので、見守っといてください」


僕とヘリオスは、ボスから離れて。ローレルは、1人で ボスの方へ歩いていく。


「それでは、吸血鬼さんお手合わせお願いします」


ローレルが一定距離近づくと、吸血鬼が僕たちの存在に気づいてローレルへ襲いかかる。

それと同時に真っ暗な天井から、ボスの吸血鬼の眷属と思われる吸血鬼達が落ちてきた。


「いや、気持ち悪!上から降ってくんの?」

「まあ、吸血鬼はコウモリみたいなものですからね。とりあえず僕ちは、ローレルさんのとこに人達が行かないように狩っていきましょうか」

「おっけ、吸血鬼狩りってわけね」


落ちてきた眷属達は、ボスの吸血鬼を守るようにローレルの方へ向かっているけれど、それを食い止めるために僕とヘリオスで吸血鬼達のタゲを稼ぐ。


「ほーらみんなこっちこっち」

「ヘリオスさん眷属の方々を固めといてください」

「はいよー」


ヘリオスが社交場内を走り回り眷属達に一撃入れタゲをローレルからヘリオスへ変更、ヘリオスの後ろにはゾンビみたいな感じで固まる眷属の大群がいる、


「ヘリオスさんそのまま逃げてください」

「どうすんの?」

「こうします。サンフレア!」


ヘリオスの後ろにいる眷属達に向かって、聖属性の範囲魔法をぶっぱなす。


「おー、気持ちいね」

「あとは残党を狩っていきましょう」


こっちは楽に終わりそうだけど、ローレルの方は大丈夫だろうか。


「ローレルさん大丈夫ですか?」

「はいこっちは全然。NPCなので、しきさんよりも楽です」


確かにローレルのHPはそんなに削れていないけれど、ボスの方は半分近く減少している。


「これは楽に終わりそうだね」

「だから言ったでしょ任せててって」


そう言ったローレルがボスに向かって、一撃を当てると突如ボスがローレルを掴み顔を近づけた。


「ローレルさん大丈夫ですか?」

「はい、ダメージはそんなにでも…また、魅了されちゃったみたいです」


ボスの奥義として用意されていたのであろう、魅了を受けたローレルはボスに攻撃が出来なくなった。


「ローレルさん、今アンチスペルを…」

「待ってください!大丈夫です、私でどうにかするので」


て言っても、魅了で攻撃できないのなら意味が無いんじゃ…


「マジックサクリファイス!」


ローレルが、呪文を唱えるとローレルのHPバーの上にあった状態異常マークが消えた。


「ローレルさんこれは?」

「簡単に言えば聖気覚醒とオーラバリアを合わせたようなものです。効果は、聖気覚醒とオーラバリアの効果にプラスして、受けた状態異常バフを全て無くす」


ローレルがいつの間にか、アンチ魅了に対する魔法を習得していたらしい。にしても、効果もりもりだな。


「これがあれば私の体力が無くならない限り絶対に勝てる。それでは、再度よろしくお願いします!」


気を取り直してローレルが吸血鬼の元へ、一気に近づいて手に持った剣を振るう。



「これで、最後!ライトスラッシュ!」


ローレルの最後の一撃が吸血鬼へクリーンヒット。ローレルは1人でボスを攻略した。


「おめでとうございますローレルさん」

「でも、やっぱりNPCじゃなくて本物のしきさんに復讐したかったですけどね」


ローレルはなんとも上向きな思考をしているな。


「でも良かったじゃん。前回魅了で負けて今回はそれを乗り越えたんだしさ」

「そう、それが1番嬉しいの!」


出来なかったことができるようになった子供みたいにはしゃぐローレル。


「まあ、ローレルさんの軽い復讐も終わったことですし帰りましょうか」

「そうだね、次は私が1人でボスと戦おうかな?」

「それ、ヘリオスに出来るの?」

「そこまで言うならやってあげようか」


軽く言い合ってる2人は置いといて、ボスの亡き後から出てきたポータルに入ると元いた王都へ戻ってこれた。

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