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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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文化祭準備Day.1

「それでは、文化祭初日全員でぼちぼち頑張って。あわよくば、最優秀店舗に選ばれましょう」


委員長のそこそここの抜けたような言葉でクラスそれぞれ、自分の持ち場に着いていく。

僕の仕事は、適当にプラカードを持って校内を歩き回ったりする仕事を任されている、僕みたいな宣伝の他には、女装してメイドをやっている人もいるけど、僕はそれを何とか避けて宣伝の仕事に就いた。


「葉月はなんの仕事あるんだっけ?」

「もちろん俺は女装するぜ。お前もやるか?」

「やめとく、僕はもう黒歴史は作らないって違ったんだ」


僕が女装してその時のものが写真にでも残ったら、黒歴史が必然的にできることになるしそれはどうしても嫌だった。


「なんだよ「もう」ってなんか昔にあったのかよ」

「ちょっとね、まあ僕も成長してあんなことは一生しないと思うよ」


正直()()については、僕の記憶を封印するか消したいと思ってるから、本当は会話にもだしたくはないのだけれど。


「て言っても、俺は女装するの午後からだししばらくはお前と文化祭回るなり宣伝なだな」

「誰かー!メイド服1着余ってるけど着る人いませんか!」

「着るか?」

「着ないよ!」


たまたまメイド服が1着余っていたらしく、追加のメイドさんを呼びかけられたけれどその呼び掛けに答える人はいなそう。



「よーしとりあえず宣伝しつつ俺たちは、文化祭を回って遊ぼう」


簡単な準備の後、文化祭が始まり僕と葉月は宣伝の為に校内を歩くことになった。

もともとプラカードをもっての宣伝のつもりだったけれど、首にかけるタイプのものがあったためそれをかけつつ回ろうとゆうことになった。


「てゆうか、お前それは恥ずかしくないんだな」

「まあ、別に最近はダサティー何てものもあるしそれと同じような物って考えれば」

「俺はお前の恥ずかしいの基準が分からないよ」


メイド服は似合わないから普通に恥ずかしいけど、ダサティーは着ててもあんまし目立たないし、なんなら僕は少しいいとまで思っている。


「て言っても、文化祭どこが何やってるかの詳細はちゃんと知らないよね」

「そこはご安心を一応パンフレットを貰ってきております」


葉月がさっきから持っていたピンクの冊子を僕の前に突き出してきた。


「さすが」

「そうだろ、じゃあ何から見てくか。お化け屋敷、心霊スポット風写真スポット…」

「なんで全部ホラー寄りなの…」


ホラーは大の苦手だから断固として拒否したいところではある。前回ホラーの怖さを再度思い知ったし。


「他には中庭とかでたこ焼きとか、たい焼き、イカ焼き」

「今度は焼きが出てきた」


なんでさっきから葉月は、1つの種類のものしか言ってかないんだ。


「なんかあるか行きたいとこ」

「そうだね、今言われた中だとたい焼きだね」

「たい焼きなんだな、俺はてっきりホラー行くのかと」

「それはない」


たい焼きと聞いた瞬間に一瞬でたい焼きの口になったから、どこ行くかと聞かれたら即決でたこ焼きだった。てゆうか、中庭で露店は匂い混ざらないか?



「やっぱパンフレットと見るのとじゃ違うな。こう、実感持てるというか」

「そう言われるとそうかもね」


教室付近から、中庭へ移動するとそこにはいくつか飲食系の露店が出店されていた。出されている店は、とうもろこし、たこ焼き、イカ焼きこうして見るとなんか夏祭りみたいなラインナップだな。


「たい焼きは…あったとうもろこしの横」

「始まったばっかだし空いてるな」


文化祭は始まったばかりで大体の人は、お化け屋敷みたいなとこに行ってるのか、中庭はそんなに外部の人はあまりいなかった。


「白木中身どうする?」

「そうだね、こしあん、つぶあん、カスタード…なにこれ」


たい焼きの中身の書かれた紙をみていると、定番の3つの味の他にもう1つランダムと書かれたものがあった。


「すみません、このランダムってなんですか?」

「名前の通り中身がランダムなんだよ。造り手の気分によって中身が変わるそれだけの事」


ランダムか少し気になるけど、不味いのを入れられた時なんとも言えない感じになりそうだな。いや、でも好奇心には従った方がいいのか。


「よし、じゃあ僕ランダムで」

「白木チャレンジャーだなじゃあ俺も同じで」

「はーい、少しお待ちを」


そう言って後ろを向いた屋台の主人は、僕達には見えないようにたい焼きを焼き始めた。


「はいどうぞランダム」

「ありがとうございます」


妬かれるのを待つこと5分ぐらい、白い紙に包まれた熱々のたい焼きが出てきた。


「ちなみに中身は」

「まあ食べればわかるよ。まあ言っておくと片方は不味いぞ」

「じゃあ俺は大丈夫だな、こういう時だいたい白木の運が悪いし」

「そう言われる怖くなってきたな」


葉月の言う通り僕はこういうような時だいたいハズレを引く実績がある。

そう思いつつも、出来たて熱々のたい焼きを噛んで中身を確かめる。


「おー伸びる伸びる」


たい焼きを頭から噛んで口から離そうとしたら、たいの中から白いものが伸びた多分マシュマロだろう。


「おい白木それなんだ?」

「マシュマロでも焼いてるから火傷しそう」

「とゆうことはハズレは…」


そう言った葉月が一応確認のためたい焼きを頭からかじる。


「まず、なにこれ熱いからし?」


そう言って葉月の見せてきた断面には、カスタードよりもさらに濃いくすんだ様な黄色の中身。


「マシュマロは美味しよ」

「ずるいぞ、交換してくれ」

「いやー僕はこうゆう時の幸運を大事にしなきゃいけないから」


僕は火傷思想になりながらもたい焼きを完食、葉月もからしの味で咳き込みながらもたい焼きを完食した。


「くそー、まだ口の中痛い」

「残念だったね葉月」

「よし決めた、次はお化け屋敷行くぞ」

「葉月お1人でどうぞ」

「何言ってんだ行くぞ」


葉月が僕の手を強く引っ張る。ムリムリ!葉月の力強くて振り払えないし、しかもお化け屋敷は絶対僕気絶するって。


「とりあえず着いたな1年お化け屋敷」

「ほんとに行くの?」

「そりゃあな。て言っても大丈夫だろ、文化祭レベルのお化け屋敷だし」

「それでも無理!」

「2人でお願いします」


僕の言葉など聞く気は無いのか、受付の人に人数を伝える葉月。


「それでは、どうぞ」

「行くぞ白木レッツお化け屋敷の世界へ」


葉月に手を引かれて強制的にお化け屋敷の入口をくぐる。

入ってみると、内装は墓地風なのか墓石がいくつも並んでいる。


「白木行くぞ。あ、走るなよ危ないから」

「さすがにわかってるよ」


中の明るさはほとんど明るくなく、墓石の横に何個か青い灯がともっているだけ。そこには、人影は見えなくどこから出てくるのかすら分からない。


「白木俺の前歩くか?」

「いや無理だから葉月歩いて」


お化け屋敷は真っ直ぐ進むだけなのか、薄暗い一本道が続いている。


「白木そんなキョロキョロしても、多分見つかんないぞ」

「て言っても、索敵は基本だから」

「敵って…」


て言っても今のところ幽霊の類が出てくる気配は…


「冷た!今なんか触られた!」

「どうせ冷水に突っ込んだ手とかだろ」


僕が怖がっているというのに葉月は結構、淡白な反応だな僕は今にでもここに倒れたいというのに。


「呪ってやるぅー!」

「ああああああああぁぁぁ!」

「白木うるさい」


冷たい手に触られたと思ったら、次は墓地から白装束を着た女がでてきた。てゆうか、この役の人たち僕だけ狙ってないか?葉月の方に全くタゲ向いてないんだけど。



「つ、疲れた」

「いやー凄い反応だったな。ま、これで俺とお前は同じくらいらい体力が減ったわけだな」

「減らす必要ある?」


なんなら僕の方が体力減ってる自信あるんだけど。


「どうでしたか?うちのお化け屋敷」

「そこそこ良かったですよ。こいつとかめっちゃいい反応してたし」

「そうですね、特に最初の冷たい手とか」

「冷たい手…そんなのあったっけ?」

「うぇ!?」


そんなのがないってことは、あの冷たい手は…


「よーしそれじゃあ俺たちは一旦教室戻ろう!」

「ちょ、ちょっと待って葉月…」


またもや怖がる僕をよそに歩き出す葉月。はたしてあの手は、本物なのかそれともガチなのか定かでは無い。

間に合えばまた、後でもう1話出すのでそちらもよろしくお願いします。

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