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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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本格的なリレー

「続いて2年リレーの時間です」


実況の人の声で拍手が起こり、その中をリレーの選手たちが入場してくる。


「走順は、第1レース、黒、白、ピンク、第2レース、赤、黄、ワインレッド、第三者レース、緑、青、紫となっております」


この走順は、各チームの代表者がくじ引きで決まる。ちなみに白の代表者は、翠々花で不運なのか1の書かれた紙を引いてこうなっている。



「各選手レーンに立ちました、先程の1年レースはとても熱い展開になったこの体育祭2年リレーは一体どうなるのでしょうか!」


実況の熱のこもった実況を織り交ぜつつ、走る選手たちは静かな空気でスタートを待つ。


「位置についてーよーいドン!」


審判をしている先生が、銃をスターターピストルを撃って第1走者が一斉にスタートする。


「始まりました、2年リレー第1レースピンクは少しスタートが出遅れてしまい少し差が空いておりますが、白と黒は比較的同じ速度で走っております」


リレーは、男女共に200mの校庭を1周と定められている。


「おーっと!ここで白最終コーナーで思いっきりスピードをあげた!これにより、1位白2位黒3位ピンクになった!」


第1走者の頑張りで、1位になった白チームはその後葉月の所まで1位を維持し続けた。


「葉月君間頑張って!」


葉月の一個前の走者の女子が、葉月に応援の言葉とバトンを渡して行く。


「現在の順位は1位白、2位ピンク、3位黒。やはり、白が強いと言ったところ。後ろ2チームはどのように動くがが重要になっている!」


今の白チームは、大差という程ではないけれどそう簡単には抜かれない位置で走ることが出来ている。


(良かったー、このままなら私の緊張もなんとかなりそう)

白チームの状態を見て、そっと胸を撫で下ろす翠々花だった…が


「しかし!ここで、白チーム転んでしまった!」


走っていた葉月が最後のコーナー付近で、足を滑らせて転んでしまった。


「白、すぐ立ち上がるも足の怪我でスピードが落ちてしまった!これによって、順位は白3位に落ちた!」


転んだ葉月は、直ぐに立ち上がり走り始めるも怪我の痛みで思うように走れず、一気に後ろ2人に抜かれてしまった。幸いなのは、今までの距離分の貯金で、そこまで距離は離れていないということだろう。


「十山さんほんとごめん!」


何とか繋がれたバトンを翠々花は、受け取って前す2人を追うように走り始めた。

(むずくない?この距離、しかも緊張でパワーダウンしてる今!)

翠々花のいつもの性格は消え、現在はよわよわな性格が出てきていた。


「翠々花頑張って!」


2年白の前を走ると、千夏の応援が耳に入ってくる。その時だった翠々花の気持ちを奮い立たせるようなものが聞こえてきたのは。


「十山さん頑張ってください!」


白木のこの声が耳に入った瞬間、緊張で声掛けていた存在する記憶が脳裏に浮かんできた。

(そうだ、私頑張ってホワイト君によしよししてもらうんだ!)


そう思った翠々花は、火事場の馬鹿力的なものを発揮して緊張諸共吹き飛ばし、一気に前にいる2人に追いついた。


「ここに来て十山さんがスピードアップ!前の2人を抜ける位置に着いた!そろそろ最終コーナーこの3人の戦いはどうなるのか!」


実況が言葉を出していくと、それと共にどんどん熱量も上がっていく。それに呼応するかのように、周囲で応援している人達の応援もすごいものになっていった。


(私はホワイト君に…!)

最後の直線に入ると、アンカー全員が出せる力の最大限を出し走り続ける。


「ここに来て、3人並んだ!3人並んだ!このレース先が見えなくなってきた!」


最後の直線で、並んだ3人が全力を出しほぼ同時にゴールテープを切った。


「3人同時にゴール!さあ、結果の程は…」


全員の視線がアンカー3人から、審判をしている先生の方へと変わる。


「ただいま、私の目で見たところ勝ったのは………白チーム!」


審判の発表に関係の無い、人達までも歓声と拍手を出す。


「翠々花ちゃん!」


最後に勝ちきった、翠々花に抱きつく陸上部女子。


「ちょ、ちょっと暑いって」

「ごめんごめん」

「ほんとにごめんな、皆さん俺が転んだばっかりに」


それに続いて、他の人たちも翠々花の元へやってくる。


「まあ、ある意味お前の転びのおかげであの熱い戦いが見れたんだけどな」


(てゆうか、なんで白木君の声でホワイト君との約束思い出したんだろ…まあ、そんなこともあるか)


少しまだ気になるとこではあるけれど、全力を出し切って疲れた翠々花はまた今度考えようと一旦、保留にした。


体育祭の終わり

「葉月おかえり。凄かったねリレー」

「まあな、でも良かったよ。十山さんが勝ってくれて。にしても凄いよなあんな加速するなんて、馬みたいな加速力してたぞ」


確かに最後の方の十山さんの加速力は、ものすごく走れば走るほど速くなるみたいな感じだった。


「とりあえず、葉月も休みなよ足怪我してるんだし」


葉月が転んだ時は、そこそこスピード出てたし今足を見ても怪我の大きさは大きめな方ではある。


「その前に保健室言っていいか?足に絆創膏かなんか貼らないと」

「それもそうだね」


今度は、僕が葉月に肩を貸して保健室まで葉月を連れていく。僕の足は、ほとんど歩いていなかったおかげで、普通に歩けるくらいにまで回復していた。



「それでは!体育祭結果発表!」


その後も3年リレー、学年リレーと続いてようやく閉会式までやってきた。ちなみに学年リレーは、普通に3年1位、2年2位、1年3位の結果に終わった。


「それではまず、クラス順位の発表から。まず1年生…」


1年の結果発表をしたあと、2年の発表になる。


「では次!2年生、面倒だから第3位ワインレッド!そして第2位黒!そして栄えある第1位は…ここ!白!」


白と言われた途端に、クラス全員が一気に歓声を上げ喜ぶ。各言う僕も少し嬉しい。



「それでは、学年順位の方に移らせていただきます。では、第3位今年の3位は…1年生!やっぱり、年齢の差があってですね。来年は頑張ってください。それでは第1位!今年の1位は、2年か!それとも3年生か!」


僕の見解だと、今年は1位が取れなくは無いと思っている。実際2年全体の各競技の勝ち自体は3年とほぼ同じくらいだったし。


「今年の熱い体育祭を勝ち抜いたのは…やはり3年目されど3年目1位、3年生!」


言われた結果に僕達ではなく3年の方が、大声で歓声を上げる。


「いやー今年は凄かったんですよ、なんと2年と3年の得点差5点!まあ、そんな感じで今年の体育祭は終わりになります、最後に校長先生から閉会のお言葉を…」


この後は、普通に校長のとてもいい団結や熱いものが見れました的なことを言う閉会の言葉で、体育祭は幕を閉じた。


「つかれたー」

「校長の話長かったしね」

「ほんとそれな、もうちょっと短縮できないものか」


どこの学校でも共通な校長の長話は、約20分ほど喋っていたけど、よくそんなに言葉思いつくよな。


「次の行事は文化祭か」

「もうすぐにくるけどね」


うちの学校の体育祭、文化祭は結構近い日に設定されていて、何人かの生徒からは「体育祭で疲れてるのにどうしろってんだ」といった苦情が何件か寄せられているらしい。


「まあ、とりあえず頑張るか。なんたって俺達のクラスの出し物は()()()喫茶なんだからな」

体育祭も終わって次はすぐに文化祭ですね。

ちなみに、リレーの実況とかは少しウマ娘を参考にして書いてみました。

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