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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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不調がたたって

「ホワイトさんここですよね、イノシシの森」


クエストを受けてからは、少しMP回復薬などを購入してから街を出た。


「それじゃあイノシシ探しスタート!」

「とりあえず僕が敵感知スキルで索敵しとくので2人は、引っかかった敵の駆除よろしくお願いします」

「わかりました!」「はーい」


森に入ってからは、こまめに敵感知スキルを使用して森のヌシをゆっくり探しながら歩く。


「この先に2体敵います」

「じゃあ私がいくね」


そう言ったヘリオスは、森の木の上を飛びながら移動して敵に一気に近づく。ヘリオスの盗賊や暗殺者と言うジョブは、この森といった入り組んだ地形が合っている。


「ねえ、ここって普通の森だよね」


ヘリオスが呆れたような、怒った様な口調で聞いてくる。


「見た目的にそうじゃないの?」


ローレルの言う通り、ここの森は死人が居るような腐った森ではなく綺麗な緑のあるいたって普通の森だった。


「なんか、見に行ったら普通のイノシシじゃなくて、骨なんだけど」

「うっそだ〜、ブラックソウルのやりすぎで目が悪くなったんじゃないの?」

「じゃあこっち来てよ」


ヘリオスの言う事の真実を確かめるために、一旦近くの敵は生かしておいてヘリオスの居る木の上に登る。


「ほんとですね、これは骨のイノシシですね」

「もしかして、エクストラクエストの影響?なんか、このシチュ見覚えあって嫌なんだけど」

「シチュとは?」

「いや、単純にね今日私が不調な理由が骨のイノシシがモブで出てくる、エリアのボスが大型イノシシっていう感じでね」


そうか、つまりヘリオスは休憩がてらこっちに来たのに何故かこっちでも、ブラックソウルを思い出すことになってるのか。そう言われると、クエストの依頼者の人があっちの世界の人に見えてきた。


「でも、わからないじゃないですか。まだ」

「そうだよ、多分大丈夫だよ多分」

「なんか、信用出来ないなー」


話していく事に元気がなくなっていくヘリオスを多分だとかまだと言う、曖昧な言葉で元気づける。


「とりあえず、あれは私が片付けるから」


そう言ったローレルは、木から降りてイノシシ2体の前に立ち塞がる。


「ホワイトさん骨ってことは、聖気とか抜群ですよね?」

「そのはずですけど」

「わかりましたそれじゃあ、ホーリースラッシュ」


ローレルに向かって突っ込んできた、イノシシに対して聖気をまとわせた一撃で一気に仕留める。


「こんなもんですね、魂落ちますかね?」

「それ、ブラックソウルでしょ」


倒したイノシシに対して、軽いボケをローレルがするとそれに対してヘリオスがツッコミを入れる。


「でも、体力自体はそんなに高くなさそうなので多分、聖属性の攻撃無くても大丈夫そうです」

「らしいですよ、ヘリオスさん」


ヘリオスの盗賊ジョブは、属性無しの自己バフが基本で盗賊はアンデット系統のモンスターは向いていなかったりする。


「わかったけど…もういいやこの際、とりあえず早くボス探すよ」

「はーい」「了解です」


何とかヘリオスがやる気を取り戻してくれたのか、そのままボス探しを続行。


「さっきの男の人武器をなくしたって言ってましたけど、どうゆう感じに無くしたんでしょうね」

「あれじゃない?ボスの体に刺さったままとか」

「確かに有り得る、それならそこが弱点になったりね」

「あ!確かにローレルあったまいい!」

「それほどでも」

「2人とも、見つけましたよ」


2人が武器の雑談をしていると、僕の索敵魔法にボスの反応が出てきた。


「おっけ、とりあえず見た目を…」


敵の見た目を見るために、ヘリオスが真っ先に前に出るとその場でヘリオスが絶句した。


「どうしたのヘリオス?」

「ごめん、今回私無理かも。ボスの見た目があまりにも、ブラックソウルのボスに似すぎてて、見た瞬間に萎える戦いの記憶が…」

「「え〜!?」」


見ただけで萎えるって、ヘリオスはどんだけ戦って負けてるんだ。


「と、とりあえず僕がヘリオスさんを守るので、ローレルさんはボスに攻撃を」

「わかりました、ヘリオスを頼みました」


その場で僕はヘリオスの元でヘリオスを守りながら、ローレルの援護、ローレルはボスのタゲを取ってもらって戦って貰うことになった。


「ヘリオスさんほんとにダメそうですか?」

「なんだろ、戦えなくはないんだろうけど実力の30%ぐらいしか出せなそうと言うか」

「まあ、それなら私1人がやった方が良さそうだね」


ローレルは、ボスの攻撃を避けつつ攻撃を繰り返すヒットアンドアウェイの、戦法で戦っている。


「ローレルさん気おつけてくださいね、僕も残念ながら筋肉痛で魔法の発動連発出来ないので」

「まともに戦えるの私しかいない!」


ローレルが苦言を呈しながら戦っている。実際、僕は筋肉痛でゆっくり1つの魔法くらいしか今の所出せない。


「とりあえずローレルさんにバフを パワーアップ」


戦っているローレルに向けて、攻撃力アップのバフをかけ、それに続いてスピードアップのバフも付与した。


「ありがとうございます、とりあえずしばらくはこれで、あと2人は一応武器を探しといてください」

「わかりました」


僕はローレルが戦っている間に一生懸命武器を探しつつ、たまにアイススパイクでボスに攻撃を撃ち込んでローレルを眺める。


「ローレルさん見つけました、綺麗にボスの尻に刺さってます、見事な大剣が」


ボスが180度回ったとこで、ボスの尻に聖騎士が使うような大剣が刺さってることに気づいた。


「ありがとうございます、それじゃあどうにかして後ろに回って、痛い痛い痛い」


今までボスの攻撃を避けていた、ローレルだったがボスに捕まってローレルのキャラが噛まれまくる。


「ローレルさん大丈夫ですか?」

「はい何とか、でも回復を」

「わかりました、ヒール」


ローレルの体力はボスの攻撃で一気に5割ほど削られたものの、ヒールを使って八割くらいの所まで回復できた。


「あ!でも、ホワイトさんの方にタゲが!逃げてください」


ローレルを回復したからか、ボスのタゲがこっち向いてイノシシがこっちに猪突猛進してくる。


「まっずい!ヘリオスさんも!ウィンドブレス」

「あ〜ありがと」


一旦ボスの攻撃を避けてから、ついでにヘリオスもこっちに引き寄せる。てか、ヘリオスやる気なくなりすぎ。


「でも、まだこっちにタゲが…あー、腕つった」

「えー!」


疲れた腕を無理やり使ったからか、腕が爆発して思っいっきりつった。腕をつったことなかったからわざとンなかったけど、足とかと変わらず結構痛い。


「すみませんヘリオスさんちょっと、守って貰ってもいいですか?」

「わかった、ほら〜ファイア。みて、丸焼き、丸焼き」

「「やる気がない!」」


これに関しては、ヘリオスの萎え方がものすごすぎる。そんなことより、まだ腕が痛くて動かせない。

しかも、そんなのお構い無しでイノシシはこっち突っ込んでくる。


「ホワイトさん!」

「ローレルさんあとは頼みました」


僕とヘリオスは、お互いの不調で動けずボスに押しつぶされて死んだ。


「こうなったら…」


ちなみに、ローレルもその後ボスと戦い続けるも回復が底をつき負けた。つまり、僕達のパーティーは壊滅した。



「いや〜助かったよありがとね」


その後、何とかヘリオスのやる気も出させてギリギリ3人でボスを倒すことが出来た、ちなみにボスの弱点はローレルの言う通り尻に刺さった剣だった。


「でも、実は謝らないといけないことがあってね」

「ホワイト君なんか嫌な予感がするんだけど…」


謝らないとで、いいことがある方がおかしいし多分ヘリオスにとってはあまり良くないことでも起こる気がする。


「実はあの後街のガラガラやったら、これよりもいいのが当たっちゃってね、だから報酬替わりにこの大剣あげるよそれじゃ」

「え?え?え?」


男はヘリオスに取り戻してきた、大剣を手渡して足早に帰って行った。


「たい…けん?私達あんなに頑張ったのに?」

「頑張ったのは、ほとんど私とホワイトさん!」

「ローレルこの大剣要る?」


ヘリオスのジョブの戦法的に大剣は合わないし、ローレル主要武器は大剣だから結構理にかなってるとは思うけど…


「ま、まあくれるなら」


ヘリオスは、ローレルに報酬の大剣を渡してその場にへたり込む。


「そんなことないよ〜」

「で、でもこの武器強いよ、大剣の二刀流出来るって変わりに盾持てなくなるけど」


さすがエクストラクエストの報酬ってとこなのか、そこそこ尖った性能の武器が貰えた。


疲れたヘリオスは

「翠々花、しばらくブラックソウルはお休みしたら?」


千夏が翠々花に心配混ざりな声で話しかける。


「そうするつもり。この毒をしばらくホワイト君成分で中和するつもり」

「ホワイトさんは、薬品じゃないってのに」

「でも、トラウマとかには好きな物が特効薬でしょ」


現実では、それを現実逃避と言うような気も、と千夏は思ったけれど口には出さなかった。


「それなら、いいけどね。でも、しばらくブラックソウルは絶対にやらないでね!」

「わかりました」

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