お礼の言葉ついでのお昼
授業終わりの鐘の音が鳴り響く。日直の号令で授業が終わり、人によってはその場で弁当を広げ友達と食べだしたり、人によっては購買へ行ったりそれぞれのお昼時間が展開される。
「白木、俺たちは例の如く中庭へ直行だ」
「ちょっと待ってね」
僕はバックから弁当を取りだして、財布片手に中庭方向へ葉月と動き始めた。
「ちょっと、葉月先行っといて僕飲み物買ってから行くから」
「わかった、じゃあ先行ってるぜ」
今日は、いつも持参している水筒を家に忘れたため自販機で飲み物を買ってからお昼を食べようと思っていた。
さて、何を買おうか普通に考えればお茶だけど、今日は軽い徹夜もあって眠いしエナジー系のドリンク…まあ、お茶でいいか眠ければ寝ればいいし。
普通に食い合わせ的にお茶を購入することにした、授業態度が不真面目なのはいつも通りだしキツそうなら後で、買えばいい話だし…
「お茶の値段は…おっけー」
「「あ」」
自販機に記載されている、お茶の値段を見て財布から小銭をとりだして自販機に入れようとしたら、誰かとタイミングが被ったのか手が触れた。
「ごめんなさい、先にどうぞ…花鶏さん」
「白木さんでしたか。じゃあお先に失礼して」
そう言った花鶏さんは、お金を入れたあとノーマルにエナジー系のドリンクのボタンを押して購入。
「では、失礼します」
「良かったじゃん千夏、白木君だよ」
「うるさいな〜、今はもう違うんだから…」
そう言って軽くお辞儀をしてから、後ろに居たらしい十山さんと合流して中庭方面へ歩いていく。とゆうか、花鶏さんみたいな人も飲むんだなああいうの。
「まあ、いいか」
花鶏さんどうこうは置いといて、とりあえずお茶とエナジー系のドリンク2本を購入して同じく中庭方面へ、足を進めた。
「花鶏さん、あなたの優しさに好きがいっそう強くなりました、俺と付き合ってください」
中庭へ着いて早々に、花鶏さんが告白されていた。しかも相手は、前に振られたイケメン先輩。
「ごめんなさい、やっぱりまだ…」
前回同様、花鶏さんがイケメン先輩を振る形になった。
「ちなみになんですけど、優しさって…」
「花鶏さんが死にかけてる人を助けたって言う噂がこっちにも来たんです」
もしかしなくても、先輩の再度惚れた理由って僕の死にかけた時のやつの可能性高いな。そう言う噂の広がり方したのか、十山さんもいたはずなんだけど…
「あれって、どっちかって言うと助けたのすず…」
「まあ、でも俺諦めないからどうにかして花鶏さんに惚れてもらうから」
そうかっこいい感じの捨て台詞を吐いて、去っていく先輩。さすがイケメンってとこか。
「葉月は…」
告白も終わってようやく真ん中を使えるようになったため、葉月を探して葉月の居る席に向かう。
「今日は凄かったね、まさかの再挑戦だなんて」
「多分あれがあるってことは、花鶏さんに再告白する人が出てくるかもな」
にしても、一昨日くらいに言った弁明が学校中に回るの早いな田舎並みの速度だ。
「でも、あの噂十山さんは出てこないんだね」
「まあ、そうだろうよお前の説明にほとんど十山さん関係なかったし」
そう言われると、勘違い彼氏の人を追い払うためだったし、十山さんは証人くらいでしか出してなかった気もする。
「ねえ、2人とも私たちここ座ってもいいかな?」
そんなことを話していると、十山さんが僕達の方にやってきた。
「…べ、別にいいですけど」
「そう、いいって千夏」
「だから、私はそこじゃなくていいって…」
「まあまあ、そう言わずに」
何か言っている、花鶏さんを無理やりに席に座らせる十山さん。
「でも、なんでここに?他に今日は席いくつか空いてるのに」
「あ〜それはねー、白木君にちゃんとしたお礼言ってなかったなって。ね、千夏」
「そうだけど」
別にあれに関しては、そのまま放置して見つかったとき面倒だったのもあったから別にいいんだけど。
「白木さんあの時は助けてくれてありがとうございます」
「いや、別にお礼とか。正直自分のためってのもありましたし…」
とゆうか、今はこの状況が僕にとってはまずい。前回同様、お前みたいな陰キャが…的な視線が何名からから飛んできてる気がする…
「まあ、そんなことは置いといて。前回聞きそびれた、お2人の異性の好みを…」
「あ、ごめ〜ん私急に連絡しないといけない人が」
こちらも前回同様葉月が2人から好みを聞こうとしたら、十山さんがスマホを取りしだしていじり始めた。
「じゃ、じゃあ花鶏さんは…」
「ごめんなさい、私も…」
「まただー!なあ、白木〜」
またもや、失敗した葉月が僕の方を向いてくる。しかし、僕もこのタイミングでローレルとヘリオスから、連絡が来たのでスマホを取り出す。
「また、俺以外スマホかよ…みんな現代っ子だな…」
そう悲しそうな声で言った葉月は、1人黙々とお弁当を食べ始めた。
(ホワイト君、今日だいじょぶそ?)
(いけますよ僕はだいたい暇なので)
実際僕の予定が合わない時はだいたい葉月とどこか行く時ぐらいで、部活にも入ってる訳じゃないためだいたい予定は空いている。
(じゃあ、今日なにやりましょうか?)
(ここはまたホラゲーを)
((それはナシで))
僕とローレルがホラゲーの文字を見た瞬間、同じタイミングでNOの文字を送る。今日僕が眠い理由は、ホラゲーをやって微妙に寝付けなかったからだし。
(じゃあどうする?)
(パーティーゲームでもやりますか?怖くないですし)
ローレルがホラゲーとはそこそこ対局位の位置にある、パーティーゲームを提案してきた。
(それでいきましょう、怖くないので)
(ほんとに、2人とも怖いの無理だよね)
(これは、一生無理なものだしね)
この場で何となく、今日やるゲームを決めてから会話は一旦幕を閉じた。
「なんか、3人ともスマホ見ていい顔してんな」
葉月の指摘で2人の顔を見ると、嬉しい系の笑顔でスマホを見ていた。
「まあ、ちょっとね」
「僕もちょっと」
「私も」
僕ら3人とも、ちょっとスマホを見ていていいことがあったらしい。でも、僕のこれはいつも通りだからいいことかって言われると微妙だけど。
「なんだよ、俺1人無心で黙々と弁当食べてたってのに…」
「まあまあ、葉月もいいことあるって」
「そうだといいけどな」
「とりあえず僕は、急いで食べないと」
2人と話していたら、いい感じに時間が経っていたためなるべく急いでお弁当を食べた。
食後の2人
お昼を食べ終わった2人は、白木達と別れてゆっくり教室に戻っていた。
「てか、翠々花もうああいうのやめてよね」
「わかたってもうやんない」
千夏が翠々花に無理やり白木と一緒にさせようとすることに対して怒る。
「てかさ、朝見たんだけどあの時間に送ってきてた話せるってどうゆうこと?」
「あれね、実はホラゲーで眠れなくなって…」
「子供か」
実際怖いものを見て眠らなくなるのは、心霊特番を見て寝れなくなる子供と同じだった。
「でも、そのおかげでホワイトさんと2人っきりで話せたし、白木さんに対する思いとの違いもわかったし別にいいんだ。まあ、さっきから凄い眠いけど…」
「へ〜ホワイト君と…はぁ?」
唐突に出てきた、ホワイトさんと2人っきりと言う言葉に、羨ましげな反応を示す翠々花。
「ずるい」
「でも、ほとんど勉強してたからそんな話すってほど話してないけどね」
「でも、ずるい。私もホラー苦手だったら」
千夏の話に、とてつもないたらればを言い始めた翠々花。
「でも、千夏ついに乗り換え疑惑が消えたのか」
「そうなるね、だからもうやめてね」
「はい、わかりました」
翠々花は、反省と言うよりもホワイトと話せなかった事に少し落ち込んでいた。
最近距離が近くなり始めた、リアルの方の3人この先どうなっていくんしょうか。
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