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運良くご一緒に

授業終わりの金の音が鳴る。それと同時に教科係が号令をする。


「気おつけ礼」

「ありがとうございました」


いつも通り昼の時間なので、みんなが弁当または財布を持って教室から出ていく。


「白木、今日も弁当だよな」


そう言いながら葉月が、弁当を持って近ずいてくる。


「もちろん。ちなみに今日もあそこで食べるの?」

「そりゃあな。じゃ急ぐぞ」


そう言って少し足早に中庭へ向かった僕達。


「おーやっぱり早めに来ると人少ないな。ま、座るのはいつものとこだが」


足早に中庭に来たことで、中庭にいる生徒は少なかった。


「さーてと、今日は誰が告白するのかなー」

「葉月、楽しそうだな」

「そりゃ、学校一の美女達に彼氏が出来るかもしれないだろそりゃ楽しみにもなるだろ」


そんなことを話していると、生徒数が結構増えていた。


「おい葉月、気になったんだけど見物人とゆうかここで昼食べる人、前より増えてない?」

「ん、確かにそうかもな高一の夏の時とかこれの半分くらいだった気がするし」


そう言われると、そのような気がするが。1年でそんなに増えるか。そんなことを思っていると大きな声が響き渡る。


「僕と付き合ってください」


それをしたのは、3年生の中でも突出して顔がいいTOP OF陽キャと噂の先輩だ。にしては、TOP OF陽キャってダサいな。


「お、今日は花鶏さんか相手が物凄いイケメンだから期待できるぞ」


葉月の言う通り、今回はいつもよりも成功確率が高い気がする。


「ごめんなさい」


花鶏さんが言うと、たじろぎながら先輩が理由を聞く。


「なんで、こんなに顔も良くて周りからの評判がいい俺を」

「私、顔でこれから長い付き合いになる人を選びたくなくて。だからごめんなさい」


そう言う花鶏に見物していた、男集が歓声を上げる。


「ものすごい盛り上がりだね」

「まあ、学校一のイケメンと、美女のカップル成立が有り得たからそんなもんだろ」


こいつ、急に淡白だな。そんなことをしたあと、花鶏さんと十山さんを見ると周りをキョロキョロしてる。どうやら席がないらしい。


「んー、どうしようか。あ、あそこでいいか」


そう言った十山さんがこっちに近ずいてくる。


「ごめん、この間映画で会った人達だよね席空いてるなら座ってもいいかな」

「え、マジすか。どうぞどうぞ」


そう聞かれた葉月が元気よく返答する。


「ありがとうございます。確か名前は…」

「葉月と白木です」


葉月が食い気味に、返答する。しかしこの2人と食べるのか、周りの視線がお前みたいな陰キャがあの2人と一緒食べて調子乗ってんじゃねえよと、言ってるようで少し痛い。


「お2人とも、いつも告白面倒じゃないんですか?」


僕が急に質問を投げると、少し微妙な顔で答えてくれる。


「いやー、私達も本当は面倒なんだけどこれが恒例行事になってるから引きにくいんだね」


実際場所を変えてもまたそこが告白場所になりかねない気もするが、美人は大変だな。


「ちなみに花鶏さんの好みってなんですか?」


こいつ、急に結構踏み込んだ質問するな。葉月は、そこそこに好奇心旺盛なため気になったらグイグイ聞く葉の人間だ。


「え!な、なんでですか?」

「いや、嫌になったらごめんなんだけど。さっき顔では、選ばないって」

「いやー、あすみません私大事な連絡が来てたから一旦返信させてもらってもいいですか?」


葉月の質問を回避するため、かわ分からないけれどスマホを取り出す花鶏さん。


「じゃあ、十山さ」

「あ、私も大事な連絡が」


食い気味に十山さんが、逃げる2人ともこの話は普通に嫌らしい。


「おい、しらきー」


そんなことを言ってる葉月を聞いていると。ディグコードから通知が来ていた。


「ごめん、葉月俺もスマホ」

「おい、全員スマホかよ楽しく会話して食事しようぜ」


(すみません、ホワイトさん今日出来ますか?)


通知は、ローレルからだった。


(別に、特に予定は無いので出来ますよ。今日は、何しますか?)

(いま、スペクエにボスイベント来てるからスペクエはどうかな?)

(いいですね、しかも今日はもしかしたらプレーンさんも出来るらしいですよ)


プレーンさんとは、僕たちのサークルを作った創設者で僕を1番に誘ってくれた人だ。昔聞いた話によると何やら配信者としてもやっているらしい。


(そうなんですね、じゃあスペクエにしますか。ちなみに時間は、私たちはいつでも空いてますけど)

(僕も特に無いので、5時位でどうですか?)

(私は、いいよ)

(私も特には)


うちの学校は、4時くらいに学校が終わるため1時間くらいの猶予がある。


「とか、やってたらやば時間ない急いで食べなきゃ」


気づいたら10分ほど経っていたため、残りの時間があと7分ぐらいしかなかった。


「あ、ほんとだ急がなきゃ」


2人も急いで食べ始めた。そして横の葉月を見ると寂しそうな顔をしていたが、弁当を食べ終わってスマホを見ていた。

この話を手に取って頂きありがとうございます。今回は、あまり上手く書けませんでしたが。良ければブックマーク、いいね等々よろしくお願いします。

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