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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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宿泊先が旅館ならやることは決まってる

海で倒れてからは、頭が痛いのもあって一人静かに休憩をして時間を潰した。その間は楽しそうに遊んでる人達を眺めながら、ゲームの戦略を考えて過ごした。

暇つぶし中は何も起こらず時間はすぎ、今は修学旅行中に泊まる旅館にやってきた。


「ほら見ろよ白木見事な和風建築」

「確かに、ゲームでたまに見る見事な和風建築」

「だから、それ言われると冷めるな」


僕達の泊まる旅館はそこそこの大きさの昔ながらの旅館みたいな見た目をしていた。


「僕達の部屋何番だっけ?」

「確か、505だかそんくらいだった気がするけど…わかんなかったら同じ部屋の奴らに聞けばいいから」


部屋の人数は、だいたいの部屋が六人と決まっていて、ちなみに同じ部屋のメンバーは全員葉月の友達で僕はほとんど面識がない。


「そういえばさっきから気になってたんだけど、別の学校の人達も居ない?」

「あーそれな、東百合花学園私立だから修学旅行は毎年投票で決めてるらしい」

「よく、そんな詳しく知ってるね」

「中学の時の友達がいてな。ちなみにこの時期に修学旅行に来るのは、うちの学校とあそこだけらしい」


とゆうことは、ローレルとヘリオスはあの学校の人なのかな。さすがに僕と同じなんてことはないだろうし。


「そんじゃあいつらにちゃんとした部屋番聞いて、鍵貰いに行こうか」

「そうだね」

「いやー食事楽しみだな」


同じ部屋の人達と一緒に宿泊する部屋に向かう。


「それじゃあお部屋ご開帳!」


先生から受け取った鍵で、部屋を開けると中には畳に座椅子と言ったThe旅館の部屋が広がっていた。


「普通の部屋だ。テーブルの真ん中に緑茶のパック置いてあって」

「食事は部屋に運ばれてくるから、しばらく待ちだな。そして食事が終わればついに待ちに待った温泉の時間だな」

「そうだ、温泉だ露天温泉だ」


僕以外の五人が温泉…とゆうか露天温泉で大はしゃぎしている。


「まあ、温泉のことはおいおい考えるとしてやるかトランプ」

「それやるの寝る前とかじゃない?」


ご飯待ちついでに、ご飯のおかずをかけたトランプゲームが始まった。



「これで僕の勝ち!」

「また、白木だ」

「料理をお持ちしました」

「じゃあこれで僕の優勝だね」


始まった賭け大富豪は、この間の負けが帰ってきたみたいに僕のほぼ全勝に終了した。


「確か優勝者は、それぞれから一つづつおかずを貰えるんだっけ」

「それじゃあ何をもらおうかな」


部屋に料理が運び込まれ机に並べられていく。料理の内容は、ゴーヤチャンプルー、ソーキそばと沖縄定番といわれるものがあった。


「それじゃあ…」

「さすがにちんすこうはやめてくれよ、これだけが楽しみだったんだ」

「別にちんすこう以外もあるでしょ。じゃあそれならちんすこうを」

「ああああああ!」


僕が葉月からちんすこうを貰うと、絶望したような声を上げてその場に倒れ込む。そこまで食べたかったのか。



「ごちそうさまでした」

「よし、お前ら温泉に行くぞ」

「ちょっと待て焦りすぎは良くない」


食事後直ぐに葉月が温泉に行こうとすると、その葉月を静止させる声が入った。


「どうゆう事だ」

「俺に考えがある、とりあえず温泉の前まで行くぞ」


さっきからなんのことを言っているのか分からないけど、とりあえず部屋全員で温泉入口前まで行く。


「ところで考えとは…」

「ふ、俺たちの狙いはあの二人だろう、そして恐らく俺たちは食事が早く終わった。つまり…ここであの二人が入るのを待ち伏せて同時に入ろうとゆうことだ!」


さっきから何をしようとしてるのか分からなかったけど、この言葉で何となくわかったこの人達女子温泉を()()()()してる。そして何故か言ってることはサイテーなのに、僕以外の全員が作戦に関心を示している。


「そうか、その手があったのか。よし、それを採用しよう。とゆうことで、俺たちは温泉入口前待機を決行する」


葉月が提案された作戦を確定して、何故か僕まで待機させられることになった。


「てか、俺たちが早いって可能性の話だろ。もし、先にあの二人が入ってたら?」


確かに、女子の食事が早くて僕達よりも先に入っているとしたら無駄骨だ。


「その点はご安心を信頼出来る情報網からは、女子部屋は誰も出ていないとの事だ」


今更だけど、なんでこの人たちここまで覗きにガチになってるんだ。



「お、来たみたいだぞ」


ターゲットを待つこと40分僕達がマッサージやら漫画やらを読んで待っていたら、ターゲットらしい十山さんと花鶏さんがやってきた。


「よし、お前ら作戦はさっき言った通り早めに体を洗って露天温泉に直行だ」


そう言って僕以外の全員は急いで温泉に入って行った。ここまでの間に何人が温泉に入ったかは知らないけど、温泉の中はそこそこの人数が居るだろう。



「よし、出てきたみたいだそれでどう覗く」


僕がゆっくり体を洗って、中の温泉に体を浸かってから露天温泉に出てくると、ちょうどあの二人も一緒に露天温泉に出てきていたらしい。


「気になったんだけど、その二人が出てきた確証はあるの?」

「白木よそこは大丈夫、こいつ耳がいいらしいんだよ」

「聴力検査なら誰にも負けません」


聴力検査ってなんとも指標にならないもの持ってきたな。


「先程からあちらの方で、例の二人と思われる声が拙者の耳の中に響いております」


言ってることは少しかっこいいのにやろうとしてることがなんとも言えない。


「それで、どう覗こうか。この壁に綻びがあればそこから覗けるけど、結構新しめだしな」


露天温泉の男女を隔てる壁は、竹でできていてこちらもよくあると言った感じだ。


「やはりここは、古典的な方法ですけれども人間タワーでやってみては」

「そうだな、リスクはあるけど確実に見れる。安全に気おつけてやっていこう」


どうやら、覗きの方法は人を土台にして積み上がる方法に決まったらしい。とゆうかあんな壁際に集まって、声聞こえてないのかな。


「にしても、風景は綺麗だな。あっちは澱んでるけど」


露天温泉でお湯に浸かりながら見る風景は、いつも夜に見る風景とはまた違った趣があっていい。まあ、こっちとは対照的に壁際は濁ってるけど。


「よし、誰から行く」

「ここは作戦発案者の俺が」

「いやいや、実験的に俺が」


あっちはあっちで、誰が最初に見るかの口論に発展している。僕はそろそろ上がろうな。あっちは風邪をひかないことを願っておこう。


温泉上がりに自販機でフルーツ牛乳を購入してさっき待っていた、温泉入口前で静かに飲んでいた。


「いやー、気持ちよかったね」

「しかも露天温泉は、今日満月で景色が最高」


一人静かにフルーツ牛乳を飲んでいると、中から花鶏さんと十山さんがやってきた。


「とりあえず私達早く出ちゃったしまって…あ、君」

「こんにちは」


こっちに来た十山さんが僕に気づいて近づいてきた。


「どう?不調は治った?」

「はい、おかげさまで」

「なら良かった、これからは気おつけなよ」


何気にこの注意を二回目になるとは。


「あのお礼になるか分かりませんけど、奢りますよ牛乳かなんか」

「お、マジで。それじゃあお言葉に甘て。千夏はどうする?」

「私は…」


こう美人が仲良く自販機の前で飲み物を選んでる姿は、浴衣ってゆうのもあって絵になるな。


「じゃあ私はコーヒー牛乳で」

「私はノーマルに牛乳にしようかな」


僕は飲み干したフルーツ牛乳の瓶を箱に置いて、二人の飲み物を購入する。


「そういえば、お二人は早いんですね」

「あ〜温泉の事ね、本当はもうちょっと居たかったんだけどなんか嫌な予感がしてね」


十山さんは、勘ではあるものの葉月たちが覗きをしようとしたのを見破って出てきたらしい。


「一応みんなにも言ったんですけど、大丈夫でしょって言われちゃいまして」

「まあ、今の時代に覗きするようなやつなんていませんもんね」


現に居たのがなんとも言えないけど。


「あ、そういえば聞きたかったんですけど…スペクエのイベントどうでしたか?」

「それね、まあまあかなね、千夏」

「そうだねまあまあですかね。そう言う白木さんは上手く行きましたか?」

「僕は大成功も大成功結構いい感じでしたね。でも、今回のイベントで僕個人の実力不足を感じたと言いますか」


正直最後の方は賭けに出ようとしたとこで、ローレルに助けられたしもうちょっと考えたプレイを意識しなきゃと実感した。


「実は私達もそれは感じまして。自分がすごい不利な相手の時の立ち回りが足りてないって実感しまして」

「でも、それを私達の師匠?みたいな人はやってのけたし、私達もできるようにならなきゃってね」


近い話、僕とひめかの時みたいな戦いのことかな。


「お二人には師匠がいるんですね」

「師匠と言いますか、どちらかと言うと私達をゲームの世界に入れてくれた人と言いますか」


こんなゲームから遠い二人を世界に入れるとは、なかなかすごい師匠なのかもしれない。


「師匠で言うと僕にもいますね。まあ、到底足元にも及ばないんですけど」


プレーンさんとは、昔から一緒にゲームをしているけどどんなに練習を積んでもあの人には到底及ばない。


「私達って少し状況が似てるんですね。追うべき師匠がいるとゆうか」

「確かにちょっと似てるかもね」


追うべき師匠か…プレーンさんは追っても追い越せる気がしないけど。


「あ、あの唐突ですし迷惑だったらいいんですけど、もし良かったらいつか僕と一緒にゲームしませんか?」

「ほんとに唐突だね。どうする千夏?」

「そうですね」


僕が急に話を振ると、花鶏さんと十山さんが相談を始めた。


「やってもいいけど、男一人に女二人はやりにくくない?」

「それなら、あの人も呼べば同じ人数になると思うけど。それにこの人少しあの人に性格似てる気がするし」


内容的に多分僕に配慮してくれているのだろうか。別にいつもの事だから一対二でも大丈夫だけど。


「あの、白木さん。私達の師匠も呼んでならいいですよ」

「お、ほんとですか!いやーリアルで会えて何時でも話せるゲーム友達がいなくて」


とは言いつつも、この二人と何時でも話せるかと言うと微妙なラインだけど。


「あ、それなら。ついでに僕も人呼んでもいいですかね?いつも一緒にゲームしてる二人なんですけど…」

「別にいいけど、でも六人でできるゲームなんてあったっけ?」

「あれじゃない?塗りダコとか他のパーティーゲームなら」


確かにローレルとヘリオスを呼ぶと、二人の師匠も合わせて六人微妙な人数だ。


「まあ、それはおいおい考えればいいんじゃないですか?とりあえず僕のスペクエのプレイヤーネーム教えますね。僕のプレイヤーネームはホワ…」

「花鶏さん翠々花ちゃんごめん!遅くなっちゃった!」


僕が二人にプレイヤーネームを教えようとしたら、タイミング悪く二人の部屋の人が出てきた。


「ごめんなさい白木さん。この話はまた今度って事で牛乳ありがとうございました」

「私もまた今度ね」


二人は、飲み干した牛乳瓶を箱に置いて行ってしまった。別にいつか時間があれば話せるだろうし、大丈夫か。



「あ〜疲れた。体ボロボロ」

「どうだった覗けた?」


花鶏さん十山さんと別れてから数分後に葉月たちは、温泉からでてきた。


「いや、無理だった。何度か転ぶは、時間が来て先生に見つかるはで散々」

「それは大変だったね」

「ごめんな、結構待たせたっぽいけど」

「大丈夫そこまで退屈じゃなかったし」


新しいゲーム友達の種を入手出来たし、イベントの話もできてそこそこ楽しかった。

投稿時間最低でも6時にはあげようとしてたんですけど、如何せん私のサボり癖が出て遅くなりましたすみません。


もし面白いと思っていただければ、ブックマークよろしくお願いします。

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