海は熱いから気おつけて
4000PVありがとうございます。
最近はちょこちょこブックマークも増えてきて、嬉しい日々が続いております(欲を出すと評価もして欲しいけど)。
まあ何はともあれこのまま楽しく作品投稿を続けて行くと思うので、よろしくお願いします。
「次は海へ向かいます。沖縄の海はとても綺麗なので泳げない人は景色を、泳げる人は海の中の景色を楽しんでください」
ガラス細工体験が全員終わったあと昼食をとって、再度移動のバスに乗り込んで僕はバナナボート、葉月はダイビングをする海への移動が始まった。
「お前泳げないけど、体験あとの自由時間何するんだ?」
「僕は砂遊びでもしようかな。そう言う葉月は決まってるの?」
「俺はもちろん泳いだり、ビーチバレー一択だろ。お前もやるか?」
「足引っ張りまくるだろうしパスで」
海で泳ぐのは論外だとして、ビーチバレーはやってもボールを上に飛ばせないとかでまともなプレーができない気がする。
「そうか、まあ砂遊び頑張れよ目指せ万里の長城」
「そこまでは無理だよ」
正直海に行ってもやることないだろうし、砂遊びはただの暇つぶしくらいだ。
「それでは皆さん、着替えてまたそれぞれの体験場所にまで移動してください!」
バス移動で海に到着した僕は、着替えてから葉月と別れてバナナボートの集合場所に集まった。
そういえばバナナボートってなんのことなんだろ。
「全員揃ったみたいなんで、説明になるかわかんないけど説明を始めます」
もろ海の男みたいなお兄さんが、バナナボートの乗り方諸注意の説明を始めた。バナナボート参加者は周囲を見る感じあまり人数はおらず、結構な人数がダイビングの方に流れているらしい。
「はい、だいたいこれで短い説明は終わり質問ある人…いないなそれじゃあどんどんやっていこうか」
二組づつでバナナボートに乗っていく、一つのボート?に対して乗れる人数は五人ほどらしいけど、どれ位の揺れがあるんだろう場合によっては酔う気がする。
「それじゃあバナナボートスタートしまーす!」
バナナを引くボートの人の声で勢いよく、バナナが動き始めた。見たところ波があまり経っていないおかげか、バナナ自体はあまり揺れていない。
「ねえねえ、あれ大丈夫かな?落ちた時とか、俺あんまし水だとかあんまし得意じゃないんだけど…」
黙ってバナナボートの方を見ていたら、僕の後ろにたっていた人が微妙に震えたような声で話しかけてきた。
「大丈夫じゃないですかね、ほら乗るとこにちゃんと捕まるところありますし、どっちにしろ落ちてもライフジャケット着てるので溺れることはないでしょうし」
「それもそうか、ありがと少し落ち着けたよ」
そこまで水が苦手なら、仮病でも使って休めばいいような気もするけど…
「はいじゃあ次のところ来て」
僕の前の組のバナナボートが戻ってきて、次は僕の番がやってきた。
「えーといい感じに乗れば…」
僕は組の列の一番前だったため、一番最初にバナナボートにまたがろうとしたら、乗ることは出来たけどバランスを崩して海に落ちた。
「君大丈夫めっちゃ震えてたけど」
「はい大丈夫です体幹が弱いだけなので」
早速挫折しそう。
「それでは、バナナボート出発しまーす」
何とかバナナボートに乗ることが出来て、バナナボートが出発した。ちなみに乗る時に落ちたのは、僕だけだから僕だけ髪が濡れてる。
「安心して欲しいのは、まだ最初だから振り落とすような動きはしないから」
ボートを操縦するお兄さんが海が苦手な人へ向けて安心させる言葉をかける。さっきの僕の後ろにいた人は良かったと安心の一言を漏らしている。
「それじゃあ曲がりまーす」
バナナを先導するボートがゆっくりと向きを変えて曲がっていく。
「おー!」
ゆっくり曲がって負担が少ないはずなのに、何故か握っていた手が滑って僕だけボートから落ちた。ほんとに死にそう。仰向けに落ちたから体に太陽光が刺さる。
「大丈夫でしたか?」
さっきの水の怖い人が一回目の終わりに話しかけてきた。
「はい、大丈夫です。あなたは大丈夫ですか?」
「はい!あなたのおかげで恐怖が消えました」
元気よく答えてくる。恐怖心が消えたのは僕も少し嬉しいけど、その理由がなんとも嫌だ。
「それじゃあ次は二回目さっきよりも激しい動きするから、しっかり紐を掴んでおいてください!」
二回目はさっきよりも大きな動きで動くらしい。僕がのったら死ぬんじゃないか。
「これで、バナナボートの体験を終わります」
その後、計三回乗って三回中全部振り落とされて海上にぷかぷか浮いて太陽を眺めていた。
「それでは、ここからしばらく自由時間になるので海で遊ぶなり休憩するなりしておいて下さい」
海に落ちまくって体がボロボロだから、休憩してから遊ぼう。
「お、いたいた白木楽しかったか?バナナボート」
「楽しかったよ日光浴」
「バナナボートだよな?」
浜に元から刺さっていたビーチパラソルの下で休憩していると、ダイビング終わりの葉月がやってきた。
「そっちはどうだったの?」
「もちろん最高。綺麗だったぞ海の中」
「そりゃあ良かったね」
満面の笑みで答えて返答する葉月、僕とは真逆だったのだろう。
「とゆうか、さっきから気になってたんだけどあそこなんか人集まってるけど有名人でもいるの?」
葉月がこっちに来たくらいのタイミングで、人だかりが出来ているところがあった。
「あーあそこな行けばわかるよ」
「どうゆうこと?」
普通に気になったので葉月と一緒に人だかりの方へ向かう。
「花鶏さん綺麗だよ!」
「十山さんも綺麗な曲線美!」
人だかりの内容は、ほとんどが男子その真ん中に居たのは案の定とゆうか当たり前のように、花鶏さんと十山さんだった。さっきから男子の言うことがボディービルの掛け声みたい。
「あ、ありがとうございます。でも私たち休憩したくて」
「それならこっちに」
「いやいやこっちに」
二人が休憩したいと言うと、男子が次々に場所を渡していくVIP対応。
「こりゃすごいなとりあえず僕は元のとこに戻るよ」
「そうか、俺はこれが収まるの待ってるよ」
休憩に戻りに比較的海の端っこの方に戻って行った。ちなみに端っこなのは決して、一人が恥ずかしいからとかでは無い。
「でも、砂遊びって言っても何しようか」
そういえば、道具も何も持ち合わせてないからできることが少ない。とりあえず手で人一人入れるくらいの穴でも掘るか。
人一人入るくらいの穴を掘り始めて三十分くらい、ほとんど何も考えず熱中していたおかげ?で子供一人分位はできた。
「とゆうか暑いとりあえず一旦休憩」
休憩場所に戻ろうと立ち上がるけど、足に上手く力が入らないギリギリ歩けわするけどふらふらでいつ倒れても…
「…とうどう…よぶ?」
「…ここどこ?」
「あ!起きましたね。翠々花とりあえず一旦保留で」
視界が急に真っ暗になってから目を開けると、目の前に知らない天井もとい大きな丸二つ。
「白木さん?でしたっけさっき倒れてたんですよ」
「あーだから」
声の主は花鶏さんだろうか。つまりここから導き出されるのとは、現在僕は花鶏さんに膝枕されてて巨大質量で花鶏さんの顔が見えないと。
「いつまでその体制なの」
「いて、すみません」
その体制で喋っていたら十山さんにお腹を軽くチョップされた。
「とりあえずここに正座!」
「はい」
花鶏さんの太ももから起き上がり、十山さんの言うところに正座する。
「私この間のプールの時言ったよね、水分補給しっかりしろって私達が休憩にここ来てなかったら君死んでたかもしれないんだよ!」
「はい、ごめんなさい」
「まあ、いいや。はい、これ水」
怒りながらも、ミネラル豊富な水を手渡してくれる十山さん。
「とゆうか、なぜ二人はこんな端っこに?」
「さっきのとこで休憩してたらまともに休めないから、こっそりこっちに来て休憩しようとしてたの」
「あー」
さっきのを見るに、休憩していたら話しかけられまくるのが目に見えている。
「で、どうする?先生に報告する?」
「いや、いいです面倒なので」
「本当は良くないんですけどね。まあ、明日不調なようならちゃんと先生に言ってくださいね。私達は戻るので」
そう言って歩いて人の多いところに戻っていく二人。ちなみに水着はプールの時と変わってない。
「本当は先生に報告か…」
僕が先生に言うのをらやめたのは、もしそれで修学旅行全部療養でもなったらオフ会が白紙になるからだった。そういえば、二人にスペクエのこと聞き忘れた。まあ、どこかでお礼も兼ねて聞いてみるか。
皆さんは、ちゃんと水分補給して。もし倒れたら周囲の人に助けて貰って適切な行動を取りましょう。




