第2ウェーブ五日目
「ファイアスラッシュ!」
「ダブルクロス!」
先程後ろから奇襲をかけてきた、他プレイヤーに向けてそれぞれ技を放つ。
「それにしても、急に敵が増えましたね」
「しかも、限度の八人以上がだいたい」
「イベントも後半ですし、とりあえず妥当一位で手を組んでるんじゃないですかね」
さっきの人達も恐らく手を組んでいたのか、こっちに来た人数は十一人とそこそこな人数だった。
「まあ、私たちはホワイトさんのMPが持てば戦えますし」
「しかも、そのホワイト君は逃げられるとMP、HP全回復で戻ってくる」
「それは、そうですけどこのペースだと微妙かもしれないですね」
さっきの人達で今日こっちに来た組は、始まったばかりだと言うのに九組目だった。
「でもそのおかげで逆に私達から探す手間省けてますし、一応全部勝ってるのでポイントは稼げてますしね」
「でも、私達は隠れるすべが無いからリアルにこのまま続くと休憩がなかなか取れないよね」
「休憩がしたいなら他の人達に合流するとかも手ですかね」
合流で思い出したけど、プレーンさん今一人だから僕達よりも大勢に狙われてんじゃ…
「合流なら焔ラビさんのとこでいいんじゃない?近くにいるし」
「それじゃあ二人は焔ラビさんの方行っといてください、僕はちょっとプレーンさんの方に行ってきます」
「あ、そうかプレーンさんは一人なのか…」
焔ラビさん達は三人で行動してるし、焔ラビさんの黒魔術は回復持ってた気がするから大丈夫だと思うけど、プレーンさんは一人で回復持ってないから少し心配だ。
「ホワイトさん一人で行くんですか?」
「二人には休憩して欲しいですし、僕はダメージ受けてもすぐ回復できるので」
「わかったよ、じゃあ行ってらっしゃいホワイト君」
「それじゃ私もホワイトさんと…」
「行くよ!」
二人とは一旦離れて、僕はプレーンさんの方に急いで向かった。道中何名かのプレイヤー似合ったけど、フル無視で逃げてやりすごした。
「マップだとここにいるはず…」
プレーンさんのいる周辺に来たため、周囲を見渡してプレーンさんを探す。
「あ、居た!プレイヤーさ…暇そう」
見つけたプレーンさんは、浅い湖の真ん中で棒立ちで突っ立っていた。
「プレーンさん大丈夫ですか?」
「お、ムーンじゃん。だいじょぶだいじょぶ、なんなら暇なくらいだよ」
笑い混じりに答えるプレーンさんに、棒立ちの事情を聞くと最初は大量にプレイヤーが来たけどボコボコにしすぎて湖の主扱いで、プレイヤーが来なくなったらしい。
「来るとすれば、ときたま変な方向から矢とか魔法が飛んでくるくらいかな」
「ほんとに凄いですね」
「そういえば、あの二人は?ムーン一人か?」
「連戦の休憩のために、二人は焔ラビさんのとこに。僕はプレーンさんが心配だったので」
その心配は、結構な杞憂に終わったけれど。
「とゆうか二人だけってのも久々だな」
「そうですね、プレーンさんは都合が合わなかったりでなかなかですね」
「お前がよくローレルとヘリオスとやってるってのもあるけどな」
確かにあの二人がヤマタノオロチに入ってから、一緒にやる機会が増えた気がする。
「でも、ほんとにヤマタノオロチは人が増えましたよね」
「もともと俺とムーンの二人だけのサークルだったのが、今は増えて七人だからな」
「確か入った順番は…」
「俺が焔ラビとスクラップ、アーチェを誘って、次にお前がローレルとヘリオスを連れてきた」
そう考えると、あの二人はそこそこ新しめのメンバーだったのか。
「プレーンさんは、他の皆さんをどこで見つけてるんですか?」
「俺か?焔ラビはちょっとした縁でスクラップとアーチェは、まあ仕事関係かな。そういうお前はあの二人どこで引っ掛けてきたんだよ、急に入れたいって言った時は少しびっくりしたけど」
「二人ですか…じゃあ少し話しましょうかあの二人とどこであったのか時間もありますし暇ですしね」
次回もうちょっと後に出そうと思ってた過去編です




