イベント四日目
「よーしそれじゃ今日も頑張っていこう!」
イベント開始から四日目、イベントのボスの強さや使用にもさすがに慣れてきたころ、ヘリオスが元気よく音頭を取っていた。
「今日は、どこに行きますか?」
「そうですね、まだマップの左上が埋まってないのでそこに行ってみましょうか」
一週間あるイベントのマップは短い期間の割に、結構広大でマップもまだ半分くらいしか埋まっていかなった。
「昨日行った砂漠地帯は、やっと埋め終わったしね。やっぱ、大きすぎないこのマップ?」
「まあ、スペクエ2初の大型イベントですから、運営の人達も力を入れてるんじゃないですか」
しかも、これくらいの大きさのマップをもう一個用意してると考えると、運営の力の入れ方がうかがえる。
「そういえば、ネットで見た噂なんですけど特殊コンセプトダンジョンがあるらしいですね」
「あ、それ私も見た」
ローレルとヘリオスの言う噂について、ちゃんと話を聞くと。
・コンセプトダンジョンは、既存のダンジョンの中に低確率でプレイヤー入場時出現。
・通常のイベントダンジョンよりも、敵が強くレアな属性の敵がだいたい。そして獲得ポイントが大きい。
「て言っても、証言人が少なすぎて本当か嘘か確証は無いらしいですけどね」
「でも、それがホントなら熱いね」
本当ならあまりポイント稼げていないプレイヤーの救済になるだろう。ダンジョンを攻略出来れば。
噂の話などをしたあと、先程言っていたマップの左上にやってきた。
「左上に着きましたね」
「ここは…森?」
「名前は、黄泉の森。黄泉ってなんでしたっけ?」
「黄泉は、たしかですけど死者みたいな意味だった気がしますけど」
「じゃあここは?」
「死者の森ってことですね」
恐らく死者の森と言っても差し支えない、森へ入っていくと中にはゴブリンなどではなくゴーストがいた。
「ゴーストか、私攻撃手段ないんだけど」
「まあ、大丈夫ですよダンジョン外のゴーストは喧嘩を売らなければこうげきしてこないので、ダンジョン探しましょうか」
ダンジョン外のモンスターは、凶暴性はないため安心してダンジョン探しが出来た。
「二人とも、こっちあったよダンジョン」
「ヘリオスナイス!」
「今そっち行きますね」
ヘリオスがダンジョンを見つけたらしいので、ヘリオスのところに向かう。
「二人とも着いたね、じゃあ行こうか」
ダンジョン入場人数を確認し、ダンジョン内に入っていく。
「あれ?珍しいダンジョンじゃなくて館っぽいね」
「いや、ここダンジョンですけどちょっと違うみたいです」
ダンジョンに入って少し、画面にダンジョン名が出てくる。
「エクストラダンジョン 魂の方舟」
「じゃ、じゃあここは…」
「さっき私たちが言ってた、噂のコンセプトダンジョンですね」
運良くなのか、フラグ?回収なのか僕達の入ったダンジョンはコンセプトダンジョンだったらしい。
「てゆうか、私対ゴースト技持ってないんだって」
「ホワイトさんは、ありますか?」
「僕はまあ少ないですけど。ローレルさんはありましたよね」
ローレルは、魔剣士のため剣に属性付与の攻撃が主のため、聖属性などを持っているが、ヘリオスの盗賊は自己強化が主のためゴーストへの相性が悪かった。
「ま、まあ死にかけたら僕が回復するので」
「それ、完全に私お荷物じゃん!」
「じゃあヘリオスがお荷物にならないくらい、圧倒的に完全攻略すればいいんですね」
なんともゴリ押しな、提案をしてくるローレル。
「でも、ヘリオスさんもいくつか補助スキル持ってましたよね?」
「あるにはあるけど…」
微妙にしょんぼりしているような気がするヘリオス。
「ま、まあとりあえず攻略始めましょうか」
元気がなくなりつつあるヘリオスを置いといて、ダンジョンの攻略を始める。
今回は、前後編に分けるつもりなのでこの話はいつもの二人の会話はありません。すみません。
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