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ゲームしてたらいつの間にか学校で一二を争う可愛い子達と仲良くなっていた話  作者: 黒薔薇サユリ
だいたいすれ違う編

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虫!虫!虫!

「すみません、遅れました。もう始めちゃってますか?」

「まだだよ、今2人で街のショップ回ってたところ」


夏の大型イベントがもう少しと言ったところで、僕達はまたもやランク上げのダンジョン周回をしに来た。


「今日のダンジョンどこ行くんでしたっけ?」

「今日はまったりやろうかと思いまして、鉱山で鉱石掘りながら探索をしようかと」


スペクエの鉱山は、ダンジョンとしての要素は少なく素材集めの場所としての側面が強い。しかしながら、低確率で掘った鉱石からボスが出てくることがある。レベル効率自体は、キングホールディングスよりも悪いけれど、一応宝石の採掘で経験値と素材が手に入るため金策との両立もできる。


「あのホワイトさん、私鉱山で鉱石掘ったあと普通のダンジョン潜りたいんですけどいいですか?」

「別にいいですけど、そんなにレベル低くないですよ」

「いや、違くて私も2人みたいな必殺スキル的なのが欲しくて。1人で何回かやってたんですけど、効率が1人だと悪いしなかなか手に入らなくて」

「まあ、確率低いからね。確か幸運ステータスが高くても通常時と変わらないくらい、低いんだっけ?」

「そうですね、これに関しはもう運命の巡り合わせとしか言いようがないくらいですから」


かく言う僕も前にプレーンさんとやっている時にたまたま、手に入れた感じである。


「やっぱりそうですよね、別にイベントまでにゲット出来れば問題ないので。今日取れなければ明日みたいな感じでやっていきます」


ローレルの目標を聞いてから、スペクエで1番人気のある鉱山ホーツク鉱山にやってきた。ここの鉱山は、ものによって確率は違えど全ての鉱石が出るため金策などに向いている。


「じゃ、早速掘っていこうか私新しい武器作りたかったからちょうど良かった」

「じゃあ張り切っていきましょう」


いつも通りファストトラベルを使って、ホーツク鉱山にやってきた。イベント間近とゆうこともあり鉱山には、沢山のプレイヤーが来ていた。


「いやー、多いね鉱石掘れるかな」

「10分ぐらいやってから無理そうなら、ローレルさんの言ってたダンジョン周回行きましょうか」

「そうですね、とりあえず堀に行ってみましょうか」


そこから10分採掘をしようとしてみたけど、鉱脈が掘られていてない仮にあっても他のプレイヤーが掘っていて取れなくなるが続いた。


「これは、無理そうですね逆に皆よくずっと居られるな」

「あれじゃないかな、人が抜けても変わりがどんどん入ってきて人数が変わらないんじゃない?」

「そんなの繰り返されると本当に鉱石掘れないので、もうダンジョン行きませんか?」

「そうですね、鉱石は諦めましょうか」

「えー私装備の素材欲しかったのに鉱石掘ったヤツら呪ってやる」


僕らは、鉱石の近くにある特殊ダンジョンにやってきた。ここのダンジョンは、普通のダンジョンに比べ難しい代わりにはボスが固定ではなく毎回変わるためドロップ品がボスによって変わる、運がいいと美味しいダンジョンだ。


「鉱山に比べてダンジョンは、どんなに人が入ろうと会う人は少ないからいいよね」

「まあ鉱山に比べてダンジョンの数は、無数にありますしね確か200ちょっとあったと思いますけど」

「しかも、ここからアップデートとかで深層が増えるんですよね。スペクエ運営力の入れ方凄いですよね」


深層追加に関しては、スペクエ2リリース当初運営から言われていたけれど今のところなんの情報も告知されていない。


「とりあえず潜りましょうか、ランダムダンジョン」

「そうだねローレルのスキル入手のための周回頑張ろうか」

「2人ともよろしくお願いします」


ランダムダンジョンは、普通に比べ難易度が上がるため少しの苦戦は強いられるけれど色んなボスが見れて飽きない。


「今回は、木のボスかじゃあ私の フレアですぐだね燃えちゃえー。おー火の周りがはいね」

「これは、僕達いらないかもですねHPの減り方も大きいですし」

「そうですね、それにしてもまだ10周目ですけどやっぱり出ませんね」


ランダムダンジョンに潜って10周目、いまだにローレルはスキルを手に入れられてない。さすがにそう簡単に出るものでもないから、こんなものではある気がするけど。


「よーしボス撃破。ローレルどうスキルゲットした?」

「ちょっと待ってね、ログが今…あ!やった!やりました出てきました私の力でボス倒してないですけど」

「それでも良かったじゃないですか。どんなスキルですか?」

「えーっとメジェド召喚?なんですかこれホワイトさん分かりますか?」


ローレルが撮ったスクリーンショットをディグコードのチャット欄にあげる。

[メジェド召喚]

高さ37mのメジェドを召喚して戦わせることが出来る。


本当にこれ必殺スキルか?ってくらいに短い説明文。でもメジェドってあれだよな。


「私は、わかんない」

「僕は、何となくわかりました。必要スキルかは、分からないですけどまあ使ってみればわかるんじゃなおんですかね」

「ちょっと気になるなー。じゃあ早く入口戻ってもう1周行こうよ」


ボスのしたいから出てきたポータルに入って入口に戻ってまたダンジョン攻略を再開する。ボスが変わるだけで、その前に湧いてくる敵は変わらないから11周目ともなると慣れたものだ。


「よし、ボス部屋来ましたね。ボスは…イカですかまあとりあえず メジェド召喚!」


ローレルの詠唱と共に後ろから大きな、エジプト的な音楽とともにワープホールのようなものが出てきて中から白い布のようなものを被った奇妙な見た目の人?のようなものがでてきた。


「なにこれ?これがメジェド?名前の割に弱そうだけど説明文通り大きいね」

「まあまあ戦ってもらえば、わかると思いますよ」

「そうですよね、じゃあメジェドさんやっちゃってください」


ローレルの指示と同時にメジェドが布の上にある目から、ビームを出しイカを攻撃し始める。


「え?強くない?」

「まあ、一応エジプト神話の神らしいので」

「でもなんでそれをホワイトさんは、知ってたんですか?」

「まあたまたまですね」


僕がメジェドを知っていたのは、昔読んだわかりやすいエジプト神話の本に載っていてインパクトが強く頭に残っていた。


「にしても強いね、この調子だともう終わりそうだよ」

「この強さちゃんと必殺スキルですよね!」

「そうですね、とゆうかメジェド僕のソードマスターよりも強い気がするんですけど」


メジェドのビームの強さは凄まじく、みるみるうちにイカの体力が無くなった。


「メジェドさん本当に強いですね。クールタイムは、1時間30分あれ?この強さでホワイトさんのソードマスターより少し短いんですね」


ほんとにこの強さでなぜこんなに僕のソードマスターより少し短いのだろうか、デメリットがある訳でもないのに。


「説明文に高さが明記されてるのって、もしかしてメジェド狭いとこだと召喚出来ないんじゃない?」

「確かにそうかもしれませんね、さすがに強すぎますもんね。それでもソードマスターより短いのは、腑に落ちませんけど」

「まあホワイトさんこれで3人全員必殺スキル手に入れたんですし、いいじゃないですか。これでイベントでの戦略幅が増えますね」


戦略幅って言ってもメジェドが居れば、1人で完結できる気がする。


「ま、ローレルもスキル手に入れたわけだし一旦街戻ってドロップ品とかの換金しに行かない?」

「休憩がてらそうしましょうか」


ランダムダンジョンから、王都に馬で向かっい街でドロップ品などの換金を行う。


「そういえばこの前のアップデートでジョブチェンジ機能が出らしいですね」

「なに?ホワイト君ジョブ変えるの?」

「いや、ちょっと今僕迷ってまして。でも変えるならイベント後ですけどね。ちなみにおふたりは、ジョブを変えるなら何にしますか?」

「私は、アサシンかな。ステルススキルとかで不意打ちが強いし。武器も今の双剣が向いてるジョブだしね」

「私は、魔法使い系のじょぶですかね。ホワイトさんのプレイ見ていて楽しそうですし、後方支援とか私に向いてる気がしますし」


ヘリオスは何となく分かるけど、ローレルが魔法使いとはなんか意外な気がする。ちなみに僕が魔法使いジョブを選んだ理由は、プレーンさんが侍を選んでいたからその支援が出来ればと思って選んだ。


「そうなんですね、僕は変えるなら聖騎士ですかね。いつも前線で戦ってる2人がかっこよくて僕もやってみたくなったんですよ」

「ちょっと」「もう、ホワイトさん」

「2人ともどうかしましたか?」

「い、いやなんでもないよ」「だ、大丈夫です」


なんか2人とも異様にハモってるな。やっぱり結構仲がいいとこうしてハモリやすいのかもね。


「まあ、気お取り直してダンジョン戻りましょうか」

「まだ、私は余韻に…」「まあまあ行こうかヘリオス」


何かを言いかけたヘリオスをローレルがなだめて。ダンジョンに向うためにマップを開く。ヘリオスがなだめられるのは、珍しい気がする。


「ヘリオス!フレア出して」

「分かった」


今回のボスは、水属性のためフレアはほとんど効かないから完全にバフ狙いのフレアだろう。


「ありがと。ホワイトさん援護お願いします」

「わかりました。ローレルさんにバフを ライトベール」

「じゃあこのまま!クイックスラッシュ!」


僕のかけた一定時間無敵になるライトベールの効果切れと同時にクイックスラッシュを叩き込むローレル。クイックスラッシュは、そこそこ初期技ではあるけれどヘリオスのバフによりそこそこのダメージが出た。


「今回は、少し苦戦したけど倒せたね」

「その割にドロップ品とかしょぼいですけどね」

「そんなものじゃないですかね。とりあえずまた入口戻りましょ」


ワープホールに入って入口にまた戻り、すぐにダンジョンに入場する。


「あれ?もう目の前にボスの扉が」

「バグったんですかね」


入口に入ると、1本の通路の先にボスの間への大きな扉が置かれているだけだった。


「まあ、攻略の手間が省けましたしさくっとボス倒して戻りましょうか」


バグなのか仕様なのか分からないダンジョンボスの扉を開け、ボスの間へ入場する。


「次のボスは…虫!?ほんと無理ほんと無理」

「ローレルさん急にどうしたんですか?」

「あのこの子虫が無理なの。カブトムシとかカッコイイ系は、いけるみたいなんだけどこんな感じの芋虫みたいな気持ち悪い感じのが無理みたいで」


今回のボスは、芋虫っぽいボスで妙にリアルな造形をしている。


「ほんとに無理!助けてメジェドさん!」


叫びながらメジェドを召喚するローレル。エジプト的な音楽とともに後ろから大きなワープホールが出てきて、メジェドが召喚される。出てくると共に目から芋虫に向かってビームを放つ。


「気持ち悪い、気持ち悪い」

「ヘリオスさん。これ僕達要りますかね?」

「メジェド強すぎていらないかもね」


芋虫を焼き付くし、またワープホールに入りメジェドが帰っていった。メジェドが焼き尽くすまでほんの20秒。


「ありがとうございます。メジェドさん私本当に気持ち悪い虫が無理で」

「凄かったですね、2人とも」


泣き叫ぶローレルの前で、巨大芋虫と巨大なよくわからないものが戦う地獄絵図だった。


「でも良かったねボス部屋が狭くなくて」

「その時は、ヘリオスとホワイトさんに守ってもらうから」

「そういえば、ヘリオスさんは虫大丈夫なんですか?」

「私は、だいたいの虫は平気だよ」

「そんなのどうでもいいので。私はもう疲れたので落ちますね」


そう言ってすぐにローレルは、ログアウトしてディグコードも抜けてしまった。そうとう虫が苦手なんだな。


「あ、行っちゃった私達もやめる?」

「そうですねもういい時間ですし」


そんな感じで僕達は、ゲームを辞めた。


少しの会話でも

翠々花が白木とのゲームを終えたあと千夏にLIMEで電話をかける。


「千夏大丈夫?」

「大丈夫じゃないよ、なんであのボスあんなリアルにモデリングされてるの?プレイヤー殺しに来てるよ」

「まあまあ、メジェドが助けてくれたんだし。それにこのままスペクエ辞めちゃうの?ホワイト君に会えなくなっちゃうよ」

「それもそうだね。まあああゆう虫似合わなければ私は、大丈夫だから」


翠々花の話にころっと気分を取り戻す千夏。虫よりもを白木に会えなくなる方が辛いらしい。


「ま、元気になったらいいやおやすみ」

「ありがとね翠々花。おやすみ」

昔触れた虫も今触ろうとしても触れなくなることありますよね。ちょっと前に私は、セミを触ろうとしたらこの反応が起きました。

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