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あえて神殺しの汚名を受けて

作者: 秋葉竹
掲載日:2022/11/05


  


正義が投げ棄てられ

世界がそれを嘲笑したとき

そのとき初めて神さまは

悲しいお顔をなさるのでしょうか?


至上主義、

の人々はみな必ず正しいものを

それぞれの胸に抱えこみ

それはたとえば

みんなに伝えることができなくても


そこには真実があると

狂ったように信じこんでいる


愛する人よ、

それが私にとっては君なのだと

云ってしまっては

いけないだろうか?


あゝ、神殺しの汚名をたとえば受けたとして

そんなものなにひとつ私を

困らせたりはしないだろう


この体は君に捧げるために

この純血は君に捧げるために

この熱情は君に捧げるために


そしてこの心は、

君でありたいくらいに

君が好ましい


天上になり響くメロディー、



あゝ、天空に輝く満天の星々よ

その冷たい静けさを

私に教えてくれないか?


黄泉よりも昏い、

朝焼けが訪れる

その前に。


悲しいのなら

悲しいと

云っていいのだと

それで罪を負うのなら

そんな罰なら

私が代わりに魂を切る雨に打たれよう。


悲しみの、灰も

頭からかぶった

愚かな姫さまにでもなり

嘲笑われよう。


ただ最後にひとつだけ

けっして奪われたりしないもの、

それは、

すべからく視よ!


光り輝く君へのこの想い、だ。


私は、ひるまない。

私は、うちひしがれない。

私は、沈まない。


ただ、捧げるこの想い届け!

あゝ、神殺しの汚名をたとえば受けたとして


私は、真っ直ぐに

生きていられるだろう、


私は、だれの目も

真っ直ぐ視つめられるだろう、


私は、けっして

汚れることを厭ったりしないだろう、


私は、だれよりも

しあわせな世界に生きてゆけるだろう。


それがたとえば

大嘘だとして。

そんな大仰な、嘘を

私は死ぬまで

つきつづけてゆくだろう。


そしてそれこそが、

神を殺したものの

受ける

罪と罰だと

胸を張って云いきってしまうだろう。








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― 新着の感想 ―
[一言] オペラ歌劇の1場面を見ているようでした。 自分ではここまで強く感情を表現する喩えは書けない そう思い、素直に、凄いと、感じました
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