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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夕日に涙、少女の恋

作者: 桃巳

なにを浮かれていたのでしょう。

頭の片隅には置いていた、頭の片隅だから置いていたのに。

考えないように、と。

それも、もう腹を括る時が来たのかもしれません。

貴方と過ごす日々、残りわずかなのかもしれません。

もう貴方と過ごせない日々、それが来るのが怖いのです。

私から貴方が居なくなったら私に残るものは、なんなのでしょう?

何も、残らないのです。


愛しているのです。

誰よりも、誰よりも、誰よりも

貴方の幸せを祈って貴方のことを愛しているのです。

貴方が幸せならば私は平気です。

しかし、貴方が望んでいない結婚ならば、話は別です。

貴方を救いたい。

貴方を連れ去りたい。

やっぱりこの世は貴方と私、

2人きりでいいじゃないか。

世間の目を気にする人間、同性愛に厳しい世界、自分の普通を他人に押し付ける人間。

醜いものばかりなのですよ、この世界は。


貴方に会えないまま、触れられないままお別れするのは、とても、辛いことです。

なにより貴方の幸せを祈っておりましたから、望んでいないことなんて。


少し、1人にさせてください。

弱い自分と戦って参ります。

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