夕日に涙、少女の恋
なにを浮かれていたのでしょう。
頭の片隅には置いていた、頭の片隅だから置いていたのに。
考えないように、と。
それも、もう腹を括る時が来たのかもしれません。
貴方と過ごす日々、残りわずかなのかもしれません。
もう貴方と過ごせない日々、それが来るのが怖いのです。
私から貴方が居なくなったら私に残るものは、なんなのでしょう?
何も、残らないのです。
愛しているのです。
誰よりも、誰よりも、誰よりも
貴方の幸せを祈って貴方のことを愛しているのです。
貴方が幸せならば私は平気です。
しかし、貴方が望んでいない結婚ならば、話は別です。
貴方を救いたい。
貴方を連れ去りたい。
やっぱりこの世は貴方と私、
2人きりでいいじゃないか。
世間の目を気にする人間、同性愛に厳しい世界、自分の普通を他人に押し付ける人間。
醜いものばかりなのですよ、この世界は。
貴方に会えないまま、触れられないままお別れするのは、とても、辛いことです。
なにより貴方の幸せを祈っておりましたから、望んでいないことなんて。
少し、1人にさせてください。
弱い自分と戦って参ります。