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短編

一人上手なハッピーラッキーホワイトデー

作者: 山本大介

 あたしよっ、ア・タ・シ・。


 今日は恋人たちが熱いお返しをする日。

 スイートホワイトデー。

 

 おひさ~ごぶさた~あたし、あ・た・しよ・・・忘れちゃったの~さみすぃ、さみすぃのバレンタインで会ったでしょ。

 あのキモイヤツですって・・・。

 失礼なっ!背負い投げ~からのさそり固め~からのトップロープ~からのトペコンヒーローよっ!

 そう、そう、そう、そのあたし。

 思いだしてくれたっ、さんくす・・・・・・。

 ㋔かまですって、失礼な・・・実はあたしはバイよ、言わば両刀使い、うふふ、油断してたでしょ?斬り刻んじゃうぞっ♡なーんて、ビビらせてメンゴメンゴフラメンゴっ。


 さぁ、今日も愛するアイツにマシュマロを送っちゃうぞっ!

 へっ?どうやって調理するのって?そんなのあたしも知んないよ、知んない、知んない、稚内・・・・・・すべった?どんだけ~そんだけ~フンじゃらげ~。

 今回は市販のヤツでいいんじゃない・・・いんじゃな~いっ!でも・・・残念、無念っ!拙者バイですからーっ!イケメンもアデージョも一刀両断斬りぃ~!なんなのー、なんなのーこれっ、ギ〇ーザムライじゃないのっ!


 でも、ただ贈るだけじゃ芸がないわね・・・アイワズゲイ・・・って、ゲイちゃいまんねんバイでんねん、ばぁ~!

 あー話が進まんっ!


 ほら、キャンプでマシュマロ焼いたら、なんか美味しいじゃん、そっか焦がしマシュマロ贈ったろ・・・贈るう言葉、こらぁ加〇なんばしょっとか!〇藤は腐ったミカンじゃありましぇん。バイは死にましぇん、アナタが好きだからっ!

 決まったわね~・・・そうでもない?あっ、そう、どうやらあなたとはソリが合わないようね。


 バーナーでマシュマロを焼く前に一曲歌おうかしら。

「♪果てしないあの〇〇の彼方へ あたしをつれていって♪(「ホワイト〇ブ」)・・・いって?いっちゃって、ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴーって、あや〇んジャパンじゃないの!じゃぴゃーんGoですって、  あたしったらホントに一人上手なんだから~。上手?・・・ジョーズ・・・だーだん、だーだん、だーだん、だ!だ!だ!だ!だ!だ!カ・イ・カ・ン・って、古すぎない?古すぎ?お〇ぎですっ!」


 ふう、もう茶番はいいわ。

 ホントは私、ふったアイツの口にマシュマロを大量投入してやろうと思ったの、でもそんなことしても愛は戻らないわね。

 愛like艶歌ですって、そんな気分じゃないの。

 ・・・・・・。

 男が㋔かまをふったんですよ~。

 やっちまったな~!

 ㋔かまは黙って、

 ふんどし。

 ㋔かまは黙って、

 服飾評論っ。

 おいおい~P〇になっちゃったよ~。






 パチ、パチ、パチ・・・。

 パソコンを打つ手が止まる。

「ふう・・・結局㋔かまか・・・そっか・・・」

 

           めでたしめでたし


 みなさん、素敵なホワイトデーをお過ごしください。

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― 新着の感想 ―
[一言] なかなか、元気一杯の小説でクスッと笑えました (*´∀`*)
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