表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/64

桃未センパイのテリトリーにつき? パート2


『マジか……美人センパイが駄々っ子してんぞ、マジ可愛いな』などと、周りの野郎どもが騒ぎ出し始めている。


 高校の時と同様に姉貴は大学でも、不思議な雰囲気を醸し出す美人センパイとして名高い。

 それはともかくだ。


「ここは講堂であって、桃センパイの縄張りを主張する権利はどこにも無いんだぞ?」

「な、なぁんだとぉお!? い、今なんて言ったか、もう一度言いな!」

「だから主張する権利は――」

「ちっ……がーうぅぅぅ!! 桃センパイってゆった! 真緒くんが桃センパイって!! そこの女子も聞いたよね? ね?」

「え、あ……まぁ、はい。センパイですし。だよね、塚野ん」

「まぁな」

「まてぇい! そうじゃないって言った! 論点はそこじゃない! そうじゃなくて、桃未さんのテリトリー内でのナンパは許可してねえんだぜ? お分かり?」


 怒っている所は逆ナンに非ず……か?

 つまるところ、桃未の目が届く範囲で、俺は浮気になりそうな行動やら言動をしてはならないということのようだ。


 今回の矛先は俺を誘って来た小梅では無く、桃未が同じ場所にいる中で他の女子の侵入を許すなと……多分そういうことらしい。


 小梅の誘いに行くとも行かないとも答えていないわけだが、桃未の背中は、俺の声を拾う集音マイクが完備されているようだ。


「塚野、この人は塚野の彼女?」

「桃センパイはだな……」

「ふんふん、桃センパイは真緒くんの何だい?」

「いや、二人で俺に注目されても困るんだけど……」


 彼女じゃないし、ダンナでもないし……正確には弟なのに、何と答えたら正解なんだ。

 そもそも桃未はともかく、小梅が何故俺に興味を示しているのかがさっぱり分からないのだが。


「さぁ、ファイナルアンサー?」

「塚野、センパイは何?」


 テリトリー問題はどこに消えたんだ。


 そしてどうして俺が責められている状況に切り替わったんだよ。


「お、俺のヨ――」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ