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天衣現神 アクセラソウル  作者: 中宮 たつき
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  カーゼレンの港町から出航し、僅か三時間程。

   夕闇の中、俺はデッキから海へと身を乗り出していた。


  船酔い。フェリーみたいな快適さなど欠片も無い。

   後方から来る波が船尾を叩き付け、激しく船体を揺らす。


  これが時化かなぁ…。右手で口を抑え、空を見る。

   空は星で埋め尽くさ、さながら宝石箱のようだ。

   

  然しこの波…、どうやら元々こういう海域らしいのだが…うえっぷ。


  出すものも出しつくしたので、大人しく船室に戻ると、

   ゼストーカが座っていた。


  何か用事でもあるのかな…と、軽く一礼してからベッドへと倒れ込む。

   バフッとではなく、ガツンと硬いベッド。

  部屋の左右二段ベッドがあり、その右の一段目に俺は倒れている。


  そんな俺を情け無さそうに見ているゼストーカ。

   溜息交じりに、これが大天威を葬った力を持つ男か?と、ぼやく。


  色々とあって、ツッコミ出来なかったので、今は時間もあるし

   情報も欲しく思う。だもので、ゼストーカに尋ねた。


  ゼストーカは黒刃金を持つ人が、過去に大天威を滅ぼしたと言った。

   包帯女が言う百腕というのが大天威なのだろう。

   然し、だとしたら、辻褄が合わない。そこが気になっていた。


    「ああ…その事か。小僧は全く知らないのか?」

    「はい。ルゥベルカの事も実は良く知らなくて」

    「なのに面識があるという、奇妙な奴だがまぁ、

      嘘を言っている目では無いな」


  そういうと、彼は木製のキャップの付いた入れ物を

   懐から取り出し、キャップというかコルク?を取る。

    すると瞬く間に部屋中に酒だろうか甘ったるいのに

    酸っぱい匂いが充満する。


    「まぁ800年も前の娘だ。ルゥベルカという少女はな」

    「え? 同い年ぐらいの女の子だったけど…」

    「そこに時の女神クロワルールの呪いが関与している。

      ルゥベルカが災厄を引き寄せ、不可侵結界の

      中で800年生き続けている」


  手にした酒を口へと運ぶと、ゼストーカは大きくゲップした。

   もうなんていうか下品というか男らしいというか…うん。


    「70年程前だったか、たまたま森を通りがかった旅人が

      伝承に残っている姿と同じ少女を見つけたんだが、

      結界の中に入る事が出来なかった。


     その後、大天威と共に滅びた筈の、凶彗星の娘が

      いまだに生き延びている事が世界に知れ渡ったわけだ」


    「成程。て、あの中でそんな長い間一人でいたのかよ…」

    「普通なら孤独に耐え切れずに、精神が壊れるだろうが、

      そこまで世界が憎いのか、生き延びてやがるってわけさ

      とんだ化物だ。アレも天威の一種だと言う奴も居る」


  憎い? 彼女から怒りとか憎しみとかそういった類の感情を

   一切感じなかったんだけどな。 


    「ゼストーカさん。情報ありがとうございます。

      けど、俺には彼女の中に怒りや憎しみは見えませんでした。

      ただ酷い悲しみを称えた微笑みを浮かべる子とは思いましたけど…」


    「ほぅ…。まぁ伝承は伝承だ。真実は異なるかも知れねぇ。

      だが…そうだな。一つ忠告してやろう」

    「忠告?」

    「ああ。真実はどうあれ、ルゥベルカの命を狙う奴は沢山居る。

      様々な手段、策を弄してな。ま、気をつけろや小僧」


   そういうと、頭を鷲掴みにされ、二・三度捏ねくられた。

    彼は軽くニヤリと笑うと、部屋を出て行った。


   …。800年の孤独か、想像すら出来無い。

    それがどれ程辛いものなのか。

   …ん? 不可侵の結界…解いてたよな。外に出ちゃったよな。

    色々やばいんじゃないか!?


   慌てて船室を飛び出してブリッジへ駆け込み、そこに居たゼストーカに

    あと何日で着くのかと尋ねる。


      「60日だ」

      「二ヶ月!?」

      「大回りすればな。

        だが今回は海威の居る海域を走破する。

        生きていれば、15日だ」

      「倒せれば…ですよね」

      「そこは、小僧次第だな」


   そう言うと、船室に戻って少しでも体力を戻しておけと言われる。

    いつ何処で出くわすかは不明。と言う事らしい。

   役に立てるか、それは判らないが言われたとおりに回復に努め数日が過ぎた。



   海は比較的穏やかな、晴天の下。

    デッキの上で俺は黒刃金のコントロールの練習をしている。

    随分と体も軽くなったし、船酔いもようやく治った。

    

   …治った? いや、まだ半分も治ってないだろう。

    これはただの焦りから来る無茶だと判っている。

    

   けど、嘘をついて、ゼストーカに運動の許可を貰って練習。


   寝ながら色々考えていた。重さは硬さに比例し、速度は反比例する。

    軽さは速さに比例し、硬さは反比例する。

   そして異能の名前が、黒刃金と言う事もあり、出来るのか?

    と、半信半疑で右腕のみに意識を集中し、軽くしなやかに。

    その右腕の先端、拳は重く、硬く。


   パワーバランスが難しいが、一応同時に出来る事が判り、

    それを振り下ろすと、

   目の前にあった大タルが真っ二つに砕けるように割れた。

   他にも色々と使い道もあるのだろうが、今はこれで十分かな。

    多分、バランス型の能力なのだろう。


   一通り試し終わると、一緒に乗船している乗組員さん達が

    拳を振り上げて喜んでいる。

   彼等にとって、黒刃金という力は英雄そのものらしい。


   

   凪もあったり時化もあったりと、順調に船は進む事10日目。

    太陽を見ている限り、西へと走っているようだ。


   もう数日で着くとの事なのだが、

    ブリッジでゼストーカは首を傾げていた。

   

   既に海威の縄張りに入って3日経つ。

    何故襲ってこない?と、貧乏揺すりが激しく、苛立ちを露にしている。


   俺としてはこのままエンカウントしないまま、辿り着いてくれれば…と。


   思った矢先、ゼストーカが外へと大声を張り上げた。


      「右舷砲門!3番、4番! 開け!!!」

      「「準備完了!!」」


      

   え? やっぱり来たのかよ!! 


      「取り舵一杯! 急げ!!」

      「あいよ!!」


   舵を握っていた人が、思い切り舵輪を左へと回す。

    …よーそろーじゃないんだなぁ、掛け声。

    などと、のんびり見ていると、更にゼストーカが外に指示。

   帆に関して何か言っていたようだが、こちらはそれどころじゃない。

    走っていた船が急に真横に向くドリフトまがいの操船。


   まだ治りきってない、弱々しい足腰に、耐えろというのは無理な事。

    思い切り壁で頭を打ちつつ、外を見るとこの船のマストの高さが

    軽く10mを超えているのだが、それを遥かに上回る巨大な波。


   波…だよな。にしては盛り上がっているだけで、さながら滝の如くに

    海水が海面へと流れ落ちていく。


      「ようやく出やがったぜ…クレンヴェリス」

      「うーわー…デカ…」


   蒼く艶めく巨大な甲羅に覆われた、亀…じゃない足がやたらあるぞ。

    亀の甲羅の中に巨大イカ。例えるならそれである。

   最早コイツのサイズがどれ程なのか、計る事すらできないだろう。

    全長50m近くある帆船が、海威が落とす影ですっぽりと隠れた。


      「いまだ!! てぇ!!!」


   撃て!の合図と共に、二発の砲弾が帆船の下部より打ち出され、

    それが見事にHITするが、沢山の足に飲み込まれるように消える。


   何時の間に包囲していたんだろう、五隻の帆船が海威を取り囲み、

    同じくして砲撃を開始する。


   黒い煙を撒き散らす煙幕弾も混じっているのか、黒煙が海威の周囲を

    漂うが、余りの巨躯に姿が丸見えだった。


   そこから更に、海威を取り囲む全六隻が反時計回りに距離を取りつつ

    ぐるぐると回りながら砲撃をしつづける。

    弾が切れたら他の帆船と入れ替え、絶え間なく、砲撃を続けた。


   ただ俺はその曲芸じみた砲撃を、目を丸くして見ていた。

    まるで地面の上を自分の足で歩いているように彼等は船を操る。


   すげぇ…と、言葉を漏らした瞬間、

    真っ白い足が船のマストの先端部を薙ぎ倒す。

    デッキへとマストの折れた先が落ち、木製のデッキが大きく砕けた。


       「ちぃ…損傷は!?」

       「浸水無し!!」

       「良し!!」


   …怒らせたのか、猛然と幾つもの足で反撃してきているのだろう、

    海面から突然、触手のような足が飛び出してくる。


       「親父!! 18隻大破!!」

       「くそがぁぁああっ!!!」


   あんな化物どうやって…、いや、良く見たら動かないな。

    足はニョロニョロと動き回ってるみたいだが、

    本体は先程の位置から全く変わってない。…これなら多分。


       「ゼストーカさん」

       「おぅ! 腹ぁ括れたか小僧!!」

       「腹は括れてないけど、風穴開けられそうな算段なら…」

       「ほう。だが問題があるって面だな」

       「はい。どうやってアイツの頭上より遥かに高く行くか…」


   ざっくりマストの5倍はあるぞ。とんでもな高さだ。

    人間大砲…いや、砲門は側面にしか無い。

   飛ぶ何て事も…、と、考えていると、

    俺を右手一本で抱え上げるゼストーカ。


       「え? あの…ちょっと」

       「見せてやろう俺様の異能『豪腕』を」

       「まさか…ちょ!!!! 人間カタパルト!?」


   彼がまるで砲丸投げでもするように身を捻らせ、

    右腕に力を込めている。ミキミキミキ、メキメキメキ。

    という音と共に、ありえない程に右腕が肥大していく。


       「方向良し、角度良し…小僧」

       「ちょっとまっ…心の準備が!!!」

       「ブチかましてこいやぁぁぁああああっ!!!」

       


   ズンと踏み込んだデッキが陥没し、船が大きく傾いたと同時に、

    俺は空高くへとぶん投げられた。


        「ぷぎゃぁぁぁぁぁああああっ!!!」


   高く、早く、風圧がまるで壁のように体を押し戻そうとしてくる。

    扇風機の前に顔とか、走ってる自動車の窓の外に手を出すとか。

    そんなレベルの風の抵抗じゃない。骨が軋む!!! 


   意識まで飛びかけたが、なんと雲を一つ突き抜けた所でようやく減速、

    頂点へと到達し、落下を初め、またしても雲を突き抜ける。


   やりすぎだぁ! と叫びつつも、一発きり。

    外せば終わりだろう。というかいくら硬かろうが、

    この勢いで海面に突撃したらどうなるんだ…。木っ端微塵にならないか!?


   不安と恐怖で少し、股間に生暖かいものがチョロリと出た気がした。

    死んだら終わりだろう、包帯女があれから現れない。


   …ええいくそ。文字通り当たって砕けろだ。


   半ばヤケクソになり、ただひたすらに重く重く、知り得る物質の何よりも

    重く。鋼鉄よりもチタンよりもダイヤよりも…。


   あと何だったか忘れたけど、ダイヤより硬いソレよりも!!


   落下中に更に重量を増し、空気摩擦で何か燃えている気がしなくも無いが

    熱くない。この防御性能、耐火性も高いようだ。

   自身の体を見ると、黒く変色し、紅くも無く、紫でも白でも無い漆黒。


   ドス黒いといえばそうなる炎を纏いつつ、いまだに動かない大海威へ

    向けて落ち続け、頑丈そうな甲羅に届く瞬間、力の限りぶん殴った。


   殴った衝撃で落下速度を殺せないか? などと考えた。

    勿論、相手の防御と俺の防御が互いに異常であればの話だろうが。


   そしてついに、拳と甲羅がぶつかり合った。その刹那。

    海がまるで地面であるかのように陥没した。

   その直後に海威の甲羅が波状に広がった衝撃波に巻き込まれるように

    砕け散り、同時に中にあった臓物が半透明の血液と共に血の柱を立ち上げた。

    海威は悲鳴も断末魔も上げる事無く、文字通りの爆裂四散。


   血柱に巻き込まれ、全身生臭い…だが、生きている。

    あの高高度から落ちてぶつかって平気とか、どれだけ硬いんだ。


   衝突した衝撃は周囲のいくつかの船すらも粉砕・転覆させてしまうが、

    その衝撃のお陰で宙に投げ出された俺は、慌てて体を軽くし、海面へと着地。


   よしよし。何とか成功…と、思いきや、ナニコレ。

    海面が渦を巻いて…だめだやばい。これに飲み込まれたら詰む。


   必死で泳いで抵抗するが、あまりに規格外の渦巻きだ。

    逃れる筈もなくだが、この渦巻きの中を突っ込んでくる船が一隻…。

  

       「小僧!! 生きてるかぁぁぁぁあッ!!」

       「うそだろ…」


   何なんだあの船。マストが結構壊れているのに…あれ、ああ。

    乗り換えたのか。まだ無傷だった船に乗り換えたゼストーカが舵を取り、

    巨大な渦巻きの中で船を走らせ、俺の近くまで辿り着くと、

    体にロープを巻いた乗組員の一人が飛び込み、俺を捕まえる。



       「いまだ! やってくれ!!!」


   そのまま凄い勢いで引っ張り挙げられると同時に、船体がガクンと止まる。

    何事!? なんで渦巻きの中で止まれるの!?

    デッキに上がった俺は大きく首を傾げて驚いた。


   何ということか、船尾にいくつものロープが繋げてあり、渦巻きの外にいる

    船と繋いでいる。…砲撃もそうだけど、どんな連携プレイなんだよ…。


   そのまま無事に渦巻きを切り抜けると、俺は座り込み、ゼストーカを見た。


       「おぅ。何か言いたそうだな小僧」

       「海神の子かなんかですか…腰抜けた」

       

   海神の子という言葉が気に入ったのか、腰に両手を当てて大笑いする

    ゼストーカと乗組員達。だが一頻り笑い終えると、俺に親指をつき立ててきた。


       「ぐはははそいつぁいい…、小僧。名前は何だ?」

       「あ、そういえば、自己紹介…。真咲です」

       「マサキか。テメェこそ見事だった、そして…ありがとよ」


   ゼストーカにはあの海威と因縁があったのだろう。

    他の乗組員達も口々に、ありがとうと言いつつ、涙ぐんでいる。


   …ああそうか。仇みたいなものだったんだろう。


       「よーしテメェ等、後は目的地に着くだけだ!!」


   大きく右手を振り上げたゼストーカ。

    それに応と応えた乗組員達を見て、

    俺はようやくルゥベルカと会えると、安堵した。

    


   然し、出航時に何十隻といた大艦隊が…たった4隻。

    相当な被害が出たのに、彼等は明るい…強いんだなぁ。


   さぁこのままゴールイン! と、思われたが、突然風向きが上手に変わり、

    その場に居た全員が、絶望という言葉を思い知る事となった。



       「ゼストーカさんこれは…」

       「冗談キツいな…、流石にもう戦えネェ」


   先程の海威が一匹、二匹、三匹…いやもっとだ。海中にもっといる。

    

       「然し変だ。こいつら、俺様達に目もくれねぇだと…」

       「もしかして、こいつら西に向いてたり…」

       「ああ。クローゼアの方だな」

       「それ、もしかして…」

       「凶彗星の娘に惹きつけられてる…かも知れん」


   冗談じゃない。あんなもんが大量に行ったら、街が壊滅する。

    何とか止められないかと、ゼストーカに尋ねると不可能だと。

    

   またさっきの一撃をお見舞いしたいが、今度は移動しているので

    当たる筈も無い。 


       「ふん。足止めすら出来なくとも、ぶち抜いて知らせる

         ぐらいは出来る」

       「えー…と、風が上手…て、まじかー!!」

       「下がってろ。ド素人、コイツは難しくてな…」


   何で、どうして風を受けて走る帆船が…本人も集中しているようなので、

    俺はただその不思議な操船技術を見ていた。


   風上に向けて、ん? 風を受けた船の側面を他方に変えた…。

    うわー…これ失敗したら帆が破けたりしないのかよ。


   真っ直ぐでは無いが、確実に風上へと奔り抜け、瞬く間に海威の群を

    追い抜く。


   然し、既に肉眼で大陸が確認出来る所まで来ていた。


   これでは伝える前に辿り着く。 打つ手無し、そう思われた俺の目の前に、

    いつか見た二人組みが空中で浮きながら、こちらを見ていた。


        「ゼストーカさん…あれは?」

        「おぉ…クローゼアの神威じゃねぇか、助かった」

        「神威?」

        「信仰者とも代行者とも言われてる神の恩寵を受けた者達だ」


   本当に何も知らんのか…と、半ば呆れ顔で答えてくれた。

    あの時は髪の色とかが少し判る程度だったが、間違いない、あの時の二人だ。



   男性の方は銀髪に前髪数本を前に垂らしたオールバック。

   女性の方は紫色に綺麗な腰まで届く、ストレート。


   うん? あの服装、見覚えが…。あ、俺とルゥベルカが使ったアレと同じ衣服だ。

    てことは、あれが神の恩寵というやつなのか。


   などと理解するや否や、船が彼等に近づく。


   先に声をかけて来たのは、女の方。

    紫の髪を軽くかきあげて、自信たっぷりに上から目線。

      

        「見ていました…素晴らしいですわ。

          でも、もう限界のようね。後は、私達に任せなさい」



   男の方は相方の態度を見て、ヤレヤレと溜息を吐きつつ。


        「いまだ港町は混乱しています。

          避難誘導の助力、お願い出来ますか?」



   それに対し、了解したと、右腕を掲げたゼストーカ。


        「応!! 後は、頼んだぜ!!」


        「勿論ですわ。このリゼリアス・クローゼア。

          身命を賭して守り抜きましょう」


   リゼリアスって言うのか、この美人さん。

    物凄く気が強そうというか、我侭そうというか。

    ん? クローゼア…?


        「姫…危なくなったら縛ってでも連れ帰りますよ…」


        「相変わらず、お堅いですわね…レイギア」


        「御身の為です」


   お転婆姫でしたか。で、そのお目付け役のレイギアと。

    ともあれ、なんとか足止めしてくれ…けど、前に百腕の一撃まともに

    喰らってたよな。大丈夫なのか?


   一抹の不安を残し、俺達は無事、港町へと辿りつく事となった。


   

   


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