忘れられし者
『アイトーン、もう抜いて良いぞ』
あれっ?案外早かったな
もっとかかると思ってたんだけど
「あんた達、あたいの事は気にせずもう少し話してていいのよ?」
(このくらいでいいわよ。駄犬と話すと疲れるし)
『そうか、、、』
あれっ、フェンちゃん、落ち込んでる??
『アイトーン、先ほどの話に戻るが、我もソルティドッグのように直接其方を助けることはできる』
「あっ、さっきのはそう言う意味だったのね」
『どうする?やるか?』
「いや、まだいいや。フェンちゃんの背中もふもふだしあたいだとあの速度は出せないからね」
『そうか。必要となればいつでも言ってくれ』
まぁ、親切にどうもっと
「、、、ちょ、ちょっといいかしら?」
、、、えっ、なんだこの金髪女
「、、、誰だい??」
(『えっ、、、』)
なによ、二人して、ってかどうしたんだろこの女、プルプル震えてるし、顔真っ赤なんだけど、風邪かな?
「、、、そ」
「えっ?なんて?」
「そんなのあんまりですわ!!!」
、、、あっ、思い出したわ、賊に襲われてたやつだなこれ
ってか、待って、おかしくね?
「あぁ、思い出した思い出した」
「私のこの美貌をみてすぐに思い出さないなんて、、、あんまりではございません??」
、、、なに言ってんだこいつ