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ソルトファミリー〜少数精鋭の義賊団〜  作者: radada
白と黒〜音無き声で紡ぐは白銀の調べ〜
22/26

ジャムはいかが?

正面を見ると、下卑た顔をしたナイフを持つ賊が数人




周りを見渡せば伏兵らしきものたちが囲んでいた




「あちゃー」




「えらく、呑気だねぇ」




「いやぁ、"人間"に囲まれるのは初めてだなって」




「人間にって、それ以外あるのかい???」




「いやぁ、あたいさ、実は魔の森ってとこにいてさ、、、「はぁ???」うるさいなぁ」




「魔の森って、あの魔の森かい??」




「おいおい、お嬢ちゃん達よぉ、えらく余裕ぶっこいてるけど、もしかして気づいてないのかい??」




うるせぇな、こいつら




「うっさいなぁ、黙ってなよ」




「あんだと、このガキ!!」




「アイトーン、ここはひとつ私に任せてくれないかねぇ?」




「んっ?どうした?」




「あんたの仲間になったからには、私の戦い方を見せとかないとねぇ」




言われてみれば、たしかに




「いいよ、なるはやでやっちゃって、眠いから」




「指揮官がこんなんでいいのかねぇ?」




「なんか言った?」




「なんもないねぇ、さてと」




アンは周りを見渡すと少し笑みを浮かべた




まるで大好物を目の前にした子供のように




「なんだなんだ、このガキが俺たちとやり合おうってのかい???」




「ガキねぇ、そこまで言ってくれるなら仕方ないねぇ。本当はさくっと終わらすつもりだったけど、あの娘の仲間になって初めて戦うから、特別にものすごいのん見せてあげようかねぇ、、、」




「ものすごいのって、脱いだら凄い巨乳とかかよ、笑わせるぜ!」




「ふぅ、さてと、あんた達に一つ質問だよ、あんたらジャムは好きかい?」




「何言ってんだこいつ!野郎ども!やっちまえ!」




「そうかい、問答無用で好き判定だねぇ、じゃあ、行くよ?」




そういうとアンは目を閉じる、敵との距離はかなり近い




「気にするな!やれ!」




賊が叫ぶ




そしてナイフを振り下ろす






しかし、そのナイフが届くことはなく、皆斬りかかる寸前の体勢で、まるで時間が止まったかのように静止していた




「赤いジャムはいかが??」




アンは満面の笑みを浮かべながら賊達に問いかけた




「もちろん、あんたらの血肉でね?」




アンが指を鳴らすと、賊達は崩れ落ちた




見ると全員の全身が血まみれになっていた




「ふぅ、いっちょあがりだねぇ、アイトーン見てたかい?」




「、、、いや、何したの??」




「何って、そりゃあ、秘密さ」




『アイトーン、聞かぬ方が良い、ありえないレベルだからな』




アンが行ったことは実に簡単だった




アンの能力を使い直接体内にダメージを与えただけだ




「神獣に見破られるようでは、私もまだまだだねぇ」




『まぁ、我だからな』




「ってか、これどうすんの?」




「大丈夫さ、見ててごらんよ」




見ると、先ほどまで倒れていた賊達の死体は崩れていた




まるで、ジャムのように




「、、、うわぁ、なんか、うん、よくあたい勝てたなって思う」




「まぁ、ちと、あんたもチートだからねぇ、、、」



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