戦いの火蓋
「なんだぁ、あんたらも邪魔するんだねぇ、、、せっかく復讐達成の美酒とでもいこうかと思ったのにねぇ」
「関係ねぇよ」
(あなた、なんだか変よ?!)
『ソルティ!大丈夫か?』
フェンちゃんがなんかやってる
結界かな?
でも、多分あいつは止められない
「フェンちゃん、ソルティ、ごめん。あたい目の前で敵以外は誰も死なせないって決めてた。でも、イーナが死んじゃったからさ。ちょっと、あいつだけは殺すわ」
「何を一人で話してるんだぁい??あたしも混ぜてくれないかねぇ??」
目の前で嘲笑うように間延びした声が聞こえる
「ソルティ、力借りるよ。フェンちゃんはどうにかあの姫様を助けられないか考えて」
『無茶だ!あのように肉塊になっては誰も助けられないぞ!』
「フェンリル!あの森の主、そしてお前の主として命じる。これは命令だ」
知ってたよ、あの時何があったか
わかってるよ、あの日私が何をしたか
償わないと、私が殺したもののために
でも、こういうときしか思い出せないから
だから
だからこそ、
今がそのときなんでしょ?
「ソルティ、フェンちゃん、私にもしもの時があったら容赦なく私を殺して」
多分、こうなったら自分では止められないから
そして私は白銀に輝く小さなナイフを、心臓に突き刺した
あの日を思い出しながら
痛みに耐えながら
私は叫ぶ
「ソルティドッグ・コリンズ!」
次回、逃げ続けてきた戦闘描写に移ります




