明日は高く、地は近くに
フワフワ君は笑っている
ゴワゴワ君達進んでる
歩いても走っても君達は前にいる
そして君達はイタズラだ
時々急に僕を怒って突き放す
時々君らはいなくなる
時々君らは君らで無くなる
でも君は僕らの味方だ
強い大きな力だ
君のおかげで安らげる
君のおかげで気持ち良くなれる
でも、そんな君達はもういない
いや、僕が君達に会えないだけなのかもしれない。
僕はプカプカ浮いているだけ。
だけど君達の隣にはいけない、世界が違うからね。
雫は地面を彩って、弾けて幾つに分かれるけれども、僕の雫は弾けず残る。
7色の息を吐く君達と無色透明な僕の息
同じであって同じでない。
鼠色のパーカー、くすんだ黄土色の長ズボンにアシックスの青と鼠色の靴下が起立する
すると天から蜘蛛の糸が垂れる
ニヒリズムを思うと右手は上に向く
左手は循環の輪をなぞらえて、そっと僕の空を描く
刹那、僕の心は真っ暗に
ガタンと音するとガララと車輪は紐と引っ張り合い緞帳は終わりのページを閉じる。
あ。
僕は最後に鳴いた