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蒼き地球とエクリプス  作者: 逢霧 心結
6/8

第五話「問題」

前回のあらすじ

特殊部隊の艦長はまさかの第一話で燈真を止めに入った男゛萩野 宗久゛であった。

そして自分の仲間となる人たちと邂逅を果たす。

次の日

燈真たちは格納庫に集合をかけられた。

よく見ると中破していた天ノ叢雲の修理が終わっていた。


「今日から1週間、5人での戦い方に慣れてもらう!」


宗久の後ろでは何かの整備がされていた。


「全員、機体の調整等は終わっているはずだ!あと一応紹介しておこう。今日の敵はこいつだ。悪魔級の行動パターンをプログラムしてある。」


そこには悪魔級をもしたであろう外見の機械がそこにいた。

背中には小さい羽、四肢は鋭い爪が付けられているが体は少し小さめだった。約4メートルぐらいの大きさだ。

だがそこにあるのは1機だけではなく数10機あった。

こいつは Imitation Eclipse 略してIEと呼ぶらしい。


「何で1機だけじゃないんですか?」

カルフォンが宗久に疑問をぶつけた。


「悪魔級は基本的には集団で行動をする。士官学校で習うはずだが?」


燈真も知識としては知っていた。

だが彼は全く知らないようだった。


「いやー座学は寝てたんですよねー」


よく卒業できたなこいつ...


ここにいる人全員がそう思った。


作戦はその場で考えろという指令だった。


「それでは各自、自身の機体に乗り集合ポイントで待機!その後、ランダムな場所からこいつらを発進させる。それを撃墜しろ!」


「「了解!」」


燈真達は敬礼をしてから自分の機体へ向かって行った。



燈真達は指定されたポイントで待機をしていた。

すると色々な場所から悪魔級を模したIEが襲いかかってきた。

すると、ミライ、真尋、カルフォンがそれぞれ別の場所に戦いに行った。


「燈真。俺たちだけでも連携してやるぞ!」


「ああ。そうするしかないようだな...」


そう言って燈真は3人が行っていない方向に切り込みに行った。

燈真は星薙でIEを切り倒していった。

ジャックは燈真を背後から襲おうとしているのをアンチマテリアル専用ライフル゛ステラジュミナド゛で撃ち抜いていった。

そしてジャックは横から襲って来るヤツを腰から抜き取った拳銃で頭を撃ち抜いた。

そして、燈真たちの周辺にいたIEは片付け終わった。


「燈真。ここいらの殲滅は終わったけどどうする?」


「普通なら味方の救援に行くがあいつらの場合、俺らが行くと邪魔になるだけだからここで待機してようかな。」


そう言って燈真とジャックは3人の戦いを観ていた。



ミライはグングニール専用ランス゛アンスターンヴァネッツ゛片手にIEの大群に向かって行っていた。

5機を貫き襲いかかってきているヤツらにぶつけて誘爆を起こした。

そしてランスの中腹辺りが伸びて先端が回転し始めた。


「ふんっ...その程度で私を倒そうなどとは...笑止ね!」


そう言ってミライは周辺にいたIEを蹴散らしていった。


それを見ていた燈真たちは驚いていた。


「なあジャック...あいつ性格変わってね?」


「ああ。ミライは機体に乗ると燈真みたいに性格が変わるんだな。」


「えっ?俺も?」


「自分では気づいていないみたいだけど燈真は乗ってスイッチが入ると物凄い集中し出すぞ。しかも戦闘を楽しみながら。」


「へぇ...そうだったんだ。あーでもジャックも変わる気がする。ジャックはどちらかと言うとずっと冷静に考えてるよなぁ。」


「俺も変わるのか...何なんだろうなこの共通点。」


「さあ...」


燈真たちは互いに首をかしげた。


真尋はIEの大群の真ん中でじっとしていた。

すると、IEが動かないハルパーに襲いかかった。

だが突如としてIEは両断され爆発をした。


「五月蝿いわね...私の前から消えなさい!」


そう真尋はハルパー専用武器゛アステディアレージ゛で一掃したのだ。


カルフォンはスティレット専用武器゛アネトイルスターブ゛を両手に持ってIEの間を華麗な動きで舞っていた。

身軽な設計のスティレットらしい戦い方だ。

しかもカルフォンは的確に急所を狙っている。


「あははははははっあははははははっ凄い楽しいや!」


真尋とカルフォンも例に漏れず性格が変わっていた。

真尋は上から目線に、カルフォンはより子供っぽくそして戦いを楽しんでいた。


燈真たちは先程のポイントへ戻りIEを全て倒した事を確認するとバビロニアへ戻って行った。

格納庫に着くとそこには燈真たちの戦闘を見ていた宗久が待っていた。


「僕の考えを汲み取ってはもらえなかったか...悪魔級なら今の戦い方で良いだろう。だが、ドラゴン級のような上級エクリプスが現れたら今の様な戦い方では全滅する可能性もある。そうだな...明日はドラゴン級のIEを使って訓練をする。明日までに自分の機体の武器の特徴を調べてどんな事が出来るか考えてみてくれ。じゃあ解散!ゆっくり休んでくれ。」


そう言って宗久は格納庫を出ていった。


燈真は自室に戻りベッドに横たわり改めて考えた。

前回は1人だったから勝てたが、5人となるとどうだろうか。

勝てるだろうか...と。

だがこの考えも虚しく消え燈真は深い眠りについて行った。

今回も文字数がちょっと少なめで申し訳ない。次回は今までと同じぐらいの文字数を目指します。

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