君は一人。たった一人……。
以前、ブログに掲載したものの再掲です。
こちらへの転載にあたり、一部修整を行っています。
被害者の方々に対し、「耐えろ」という事がどれ程残酷な行為であるかは重々承知してはおります。
それでも言いたいのです。
「君に生きて欲しい」
数多の星
数多の雲
数多の花
一つとして同じものはなく
同じ時もまた訪れる時はない
年々歳々人もまた同じからず
君は一人、たった一人……
自らの手で自らの命を絶つことのできる生命体
その思いは美しくもあり、尊くもあるように見えて
だがそれ故にその結末は、
決して美しくはなく、尊くもない
生き続けることの困難、不条理、悔しさ、苦しさ、……
判らなくはない
それでも生き続けよう
遠くに灯りがたとえ見えずとも
自らの心に明りをともすことは出来る
それもヒト
君を待つ時がある
君を待つ人がいる
君を待つ光がある
そして君を待つ幸がある
君の持つ力を使い
君の持つ知恵を働かせ
君の持つ夢を語って欲しい
そして君の持つ願を聞かせて欲しい
声にならないとしても前を向いて歩き続けること
その姿形がすべてを語る
その歩みを止めるな
それは何も語らず
それは何も為すことはない
死をもって語るだけはしないで欲しい
それはいつでも出来ることだから……
その時が来れば……だ
でもそれを決めるのは天命
そんな重く貴いさだめをヒトが
ましてや他人が決めることは理に非ず、だよ
スミマセン。小説掲載が……遅れています。