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詩集 「愛」  作者: 蓮華
3/10

天命

俺は神様と約束した。


いや、正確には、約束した気がする。



俺がこの世に“生”を受けるとき、

俺は神様に「守る」という約束をした。


絶対に切っても切れない縁。

そういう関係になれるように、俺は努力し、

「自分の命が尽きるまで、守ってやる」と約束した。



俺の思い込みとか、俺の妄想と思ってくれて構わない。

正直な話、神様なんてものは見たこともないし、

見たっていう噂も、本当かどうか微妙なことしか聞いたことがない。


だから、俺の戯言程度と思ってくれて構わないが、

俺は神様と「あいつを死ぬまで守る」と約束した以上、

最後まで、ずっとずっと好きなままでいる。




俺はお前がそう思えるほど、好きなんだよ。





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