新たなる旅立ち(←ありがち)
処女作です。
がんばりました!
※これはフィクションであり、実在する人物、それらは全く関係ありません。
※体力ゲージ は ライフゲージ と読んでください
キーンコーンカーンコーン
タッタッタッタ…
オレの名前はアキ 女の子?いんや、バリバリの男だよ。よくまちがえられるが…
そんなことより
1つ言っていいかな?
「今日は入学式だってのに遅刻なんてしたくなァァァい!!」
とは叫んでないが、さっきも言った通り今日は入学式だ。今日で高校生になれる晴れ舞台だってのに遅刻するなんて…
キーンコーンカーンコー
二回目のチャイムが鳴り終わる寸前に。
ぐわぁあら
「ぎりぎりセー」
「アウトよ、廊下で這いつくばってなさい」
教室に入るなりそこには『美しい』女子が1人立っていた。
「…な、なんですと?!」
「ふふふ…ウソよ、冗談。私の名前は『霧島美桜』、よろしくお願いね?どうやら初日そうそう遅刻したようね私たち」
オレは軽く自己紹介したのち
すると霧島は男性を誘うような仕草をしている、
「霧島さんとやら、ほ、他の生徒は…?」
「ふふ…どうやら模擬戦争の説明のようね」
説明しよう。『←決してヤッ○ーマンのぱくりではない』
そうこの学園、城山学園は他の高校とは違う特殊なシステムを導入してるのだ。
その特殊なシステムとは『体力ゲージ』
はい、模擬戦争をする時に 学園内にいる全ての生物の頭に体力ゲージが表記され、体力ゲージが無くなると気絶し なかなかの広さの保健室へ転送されるしくみだ。
それを利用して身体へのキズが付かなくなるらしいが…痛いっちゃあ痛いらしい。
まぁある程度軽減されてると聞いたが、うん、主に銃や火器類が使用されると聞いて まともにくらったらひとたまりもない。
軽減されてると信じて
「模擬戦争、か…外であるって言ってたよな?」
「そうだけど、今行ったらあなた自身逝くわよ?」
「あ…」
うまいこと言ったつもりか!
「でも、後で火器の扱い方とかの遅れをとるのはなんか嫌だしなぁ…」
そうそう、オレはなにかと負けるのがキライなのだ。
ダッ
「じゃっ!オレは行くからな!」
「逝くの?…まさかあなたエm…」
「言わせねーよ!!?」
さんざん霧島と小芝居をやって霧島も逝く…じゃなかった、行くことになった。
はぁ…どうやらこのセクシー女子と気が合うらしい、我ながらこういう誘ってくるようなタイプはニガテなんだが…
そしてオレと霧島は外へ足を踏み出した瞬間
ダダァーーンッ!!!
「きゃあっ」
あぁごめん、今のオレの悲鳴ね
「ふふふふかわいいわね~ふふふふ女の子みたい」
イジラレタ
キャーーー恥ずかしい!!!
「……うぅ」
ヒュー
「…あら?」
ん?なんだ?
「アキ!よけて!!!」
呼び捨てスか?
ドカァァァァァアアンッッツ!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あれ?ここは…」
目が覚めるとオレは保健室にいた
「ん、ようやくお目覚めのようね」
ふと横に目をやると霧島が座っている
「あら、痛くないのかしら?」
霧島は舐めるように目をこちらに向け
「へ?なん…っ!?いたいいたいいたい!!?」
いたいいたい!!?なにがどうなってるんだ!?
「…体力ゲージ、さすがだわ 傷1つ付いてない」
「でも痛いよ!?」
ホンッと勘弁してもらいたい
「ロケットランチャーが直撃して6時間後に目が覚めると…アキ、あなたいい身体してるわね」
「さ、触るな!?ど、どういうことなんだ?」
「普通はロケットランチャーが直撃したら3日は起きないそうよ」
「だーからさわるな…ってそ、そんなに!?でもオレは、6時間…いやいやいや、当たりどころが良かったのかもしれないぞ!」
否定すると
「そうね」
肯定された
「あなたがこんなにも早く起きるのは想定外だったわ、さ 帰りましょう」
チーン
「少しはしんぱいしてよ!?」
さぁプリーズッ
「チュウがいいのかしら?」
の、ノーサンキュ…
まてよ、6時間ってことは…
そして時計を見たところ
「…、はぁ」
とっくに放課後の時間になっていた