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写真コンテスト  作者: アオト★★
3/6

第三話「お互いの過去」

「写真コンテスト」

自作小説コラボ企画第二弾です

今回は「学園パラダイス」木下大地×「虹色の夏」羽田優里の出会いの話です


第三話「お互いの過去」


お昼ご飯を食べ終えた俺達は写真を撮るのをやめてお互いの事を少し話した。

優里さんが最初に話した。

「あたしはね、少し前に好きだった人がいたんだけど失恋しちゃった。

あたし、大学二年生で文学部に入ってるの。カメラはその好きだった人の

影響で好きになったの。隼人っていうんだけどあたしの幼馴染なんだ。

ずっと一緒にいたんだけど、彼には要っていう彼女がいて振られちゃった・・

あたしの方が絶対隼人を好きなのに・・・・・・」そう優里さんは悲しそうな顔をした。

俺は何も言えなかった。何か言おうと思えば言えたのに・・・

俺には何も言う権利なんてないと思った・・・だから黙って優里さんの話を聞いていた。


「大地君は?」急にそう聞かれて一瞬ドキッとした・・・。

「え・・?何が?」俺は冷静になろうとした。

「好きな人いないの?」優里さんがそう言って俺を覗き込んだ。

俺はドキッとして優里さんから慌てて離れた。

「い、いないよ。そんなの。受験生だしな」俺はベンチから立ち上がってそう言った。

「そっか~。受験生か。」優里さんは俺を見ながら言った。

「うん、俺は今年、高校三年生。元、サッカー部に所属していたんだけど

色々あってサッカー部が廃部になっちゃってさ。生徒会の仕事もあって

最近は部活がない分、生徒会と勉強の日々だよ」俺は優里さんを見ながら言った。

「サッカー部に入ってたんだね!すごいね!サッカー好きなんだね!!」

優里さんもベンチから立ち上がって俺を見た。

「・・ああ、俺には、弟がいるんだけど、弟もサッカーが好きで

昔はよく一緒にサッカーしたな・・。今は全然だけど・・いつかまた一緒に

サッカーがしたい!!」俺はそう笑顔で言った。

「うん、きっと出来るよ!!その時はあたしが、二人がサッカーしてる姿

このカメラで写真に撮ってあげるね!!」優里さんはそう笑顔で言ってくれた。

「ありがとう」俺はまた心臓が高鳴るのを感じていた。


つづく


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