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転生したらポンコツヒーラーな件について  作者: 音羽 心音
転生してしまったハルキの物語の始まり
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初めてのダンジョン

話したくはないが…ダンジョンでの出来事…

初めてのダンジョンだった

5人パーティーで

タンク1人、アタッカー2人、ヒーラー2人


そのヒーラーのうち1人が僕だった



大型モンスターはおらず、小型モンスターの討伐が依頼だった。

まぁ、初めてのダンジョンだから小型からだよな!!


僕はコツコツとこのギルドでレベルを上げていつかあの最強のギルドに!!!!


おっとおっと、余計な考え事は捨てなきゃ。ヒーラーは全体を見なきゃいけないからな。ほんとにマルチタスク必要(白目)

でもやるからにはやるし、知識はある。あの時は勇者を使ってたけどゲームが生かされるぞ!


タンクだった人はしっかりと敵視をとり、アタッカーが戦いやすい環境を作る。

さすがリーダーなだけあって強い。


アタッカーは普通って感じかな。やっぱり装備的にも手数的にも火力が足りない感じ。2人とも片手剣で近接武器なんだけどね。

近接なだけあってその人の回避能力予測能力が問われるから、やっぱりどのゲームもそうだけど上手い人は被ダメが少ない。だけど苦手な人は苦手だからどうしてもダメージを受けやすいんだよね。


あ、そろそろ僕の出番だヒールしよう


よし、上手くできた、初回でこれはいいんじゃないか?



ヒーラーはパーティーをよく見ないといけない。それはゲームで学んだことだ。

それぞれの体力を考えながらヒールしていく。



もう1人のヒーラーの子はバフ、デバフをかけていた。


いい感じだぞ!




どんどん奥へ進んでいく。



「え!?中型モンスター!?」


僕は驚いた、いや、確か依頼は小型の…。



リーダーが言う

「俺に着いてこい!こいつぐらいなら何とかなる!」


みんながいき込む


そうだ、僕もここで力を発揮出来なきゃ最強のヒーラーなんかに!!!!




苦戦はしているがさすがリーダー、ちゃんと敵視を取ってる



バァァァァァァン



破壊音が聞こえた



「え、リーダー?え、ちょみんな?」


僕ともう1人のヒーラーの子はは無事だったが大技をくらったのか倒れてる。

これはすぐさまヒールしなきゃ


「アルモス!」


全体回復だ

全員分の体力を回復する


「助かった、ありがとな」


リーダーたちが言う



僕は昔から単純だ、人に感謝を言われ初めてのダンジョンで全体回復が成功し浮かれてた。

忘れてたよ…全回復とか回復技使いすぎると敵視バリバリとりまくることぉぉぉぉぁーーー


ドカンー


バリバリバリ



「うわぁぁぁぁぁぁ」



リーダー達は回復はしたもののまだ痺れが残ってて動けないようだ。

どうしたものか一直線にっていうか僕のこと好きなのか?そんなにってぐらい技を降ってくる



逃げろ逃げろ


「いてっ…」


何も無いところで転けた僕、なんてこったここで死ぬのか…


ドンーーー



軽い攻撃だった。いや多分あのもう1人のヒーラーの子が軽くしてくれたんだろう


それでも新米の僕は瀕死



「俺が引きつける、もう大丈夫だ、自分のことヒールしろ!」


「は、はいー…」


魔力はまだ残ってる


「ルミモス!」





あれ?なんで回復しないんだ、あれ?



「ルミモス!」




魔力はあるぞ?

こんなことあるのか?いや、ゲームで勇者してたから魔力、MPと言うんだけど、勇者というキャラは物理攻撃に加えて魔法技も使いながら戦ってきた。だからこそ思うんだ。いや、なんでちゃんとMP管理してたのに自己回復魔法が使えないの?

ん?こんなことあるの?



目の前がどんどん暗くなっていく。あぁ、やばいかも…また死ぬのか…





僕はまさかの自分をヒールできないポンコツヒーラーでした。


「やーいポンコツー!」

「うっせぇロコめ、お前のせいだろ」

「えへへ、シーラね」

「…。」

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