希望と絶望
初めてのダンジョンにワクワクするハルキ
さてどうなるのか
「はぁーヒーラーかよー…」
思わず大きなため息でた。
いや、まてよ、そういえばゲームの中では、強敵なボスほどヒーラーが重要なはず。
ヒーラーは人気は無いが、ヒーラーが死ぬと全滅するくらい大事な役職だ。
某MMORPGゲームではヒーラーが死ぬと味方のチームからヘイトをかう。ギスギスオンラインとも言われてるぐらいだからな。
ってことはよ?僕が最強のヒーラーならモテまくリングじゃね!?
うわっすげっわくわくする!!!
僕はほんとに馬鹿で単純だった。
そしてあやつロコとかいう神様を恨む羽目になった。
もちろんこの街フェルリンは冒険者が集う町。
大規模ギルドから中規模、小規模様々なギルドがある。もちろん、実力、冒険者レベルで入れるギルドの規模も違い、大規模ギルドは正直、うん人気なだけあって強い人も多いんだよな。やっぱり耳にした最強ギルドにして最大のギルド、アシュラに入りたいけど…まぁ新米冒険者の僕には無理でして…泣
そりゃそうだ。どのゲームも地道にレベル、スキルを上げ、お金を貯めて装備も整えて、とりあえず地道に強くなっていくものだ。
まぁ、そこで冒険者協会に紹介されたのが小規模ギルドアルヌ
まぁいい、ここからだ。ここから僕の武勇伝が!!!!!
ダンジョンから帰ったあと
「お前は解雇だこのポンコツめ」
「はい…」
はい、僕は勇者にもなれず、ただのポンコツヒーラーだったのです。
元の世界でもダメ。転生してもダメ。うん…。
心が折れそうだ。
てか折れてる。
ダンジョンで起こった話は、うん、まぁ、あの、後でさせてくれ…。
「解雇されちゃったじゃんかよーこのロコ
!」
「いや、自業自得でしょ」
「慰めてもくれないの!?」
「次回はポンコツが解雇された理由が明かされるよん!」
「やだぁぁぁぁぁぁぁぁあ」