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「」  作者: yabi
1/3

バンド「」!

眩しい光が体育館に差し込む。

桜が落ちる。

いつもは朝、妹に布団を剥がされ起きる。

けれど今日は違った。

自分で起き、学校に行く準備を済ませ、リビングにいく。

リビングに近づくにつれ、卵焼きなどのいい匂いが漂って来る。

リビングに行くと妹のあやがいた。

綾は毎日朝ごはんを作ってくれる。

灰人かいと「綾おはよう。」


綾「あれ!?お兄ちゃん起きられたの!?」


灰人「お前は俺をなんだと思ってんだよ。」


綾「ロリコン変態兄貴。」


灰人「あのなぁ…。」


綾「お兄ちゃん!もうかえでちゃん来ちゃうよ!あと今日本番でしょ!」


灰人「もうそんな時間か…。いただきます!」

俺は時間がないのと腹が減っていた為ご飯にがっついた。


ピーンポーン。


インターホンがなった。


楓が家に迎えに来たのだろう。


俺は急いで準備をし、楓と一緒に家を出た。


楓「灰人。今日本番だね。緊張してない?」

学校に向かいながら話をする。


灰人「してないよ。いやでも、チビりそう。」


楓「朝から汚いなー。でもまさか灰人がバンドやるなんてね。」


灰人「自分でも驚いてるよ。」


りょう「灰人ー!楓ー!おはよう!」


しゅん「亮ー!待ってよー! やっと追いついた急に走るんだもん。」


灰人「2人ともおはよう。」


2人とは学校の校門前で会った。


灰人「今日本番だな。」


全員「うん!」

俺たちはバンドを組んで文化祭のステージで歌うことになっている。今日は文化祭当日。皆小学校からの幼なじみで、いつかバンドを組みたい!と言っていた。中学生になりやっと今日その夢が叶うのだ。全員興奮している。


ついに本番だ。

灰人「皆!やっと夢が叶ったんだ!全力出して楽しもう!」


全員「うん!」


ブーッブーッ。


公演ブザーが体育館に響き渡る。


照明が落とされ、あたりは暗闇に包まれる。


灰人(始まる!俺たちの楽しい時間が!)


本番は無事終わった。

皆、笑顔でとても楽しそうだった。

俺達はこの快感にハマっていった。


その日の夜ある1本の電話が来た。

ブーッブーッ

スマホがテーブルの上でバイブレーションで震えている。

灰人「ハイハイ、ってこんな時間に誰だよ」

時間は既に22時を回っている。

電話番号に驚く、見た事のない電話番号だ、恐る恐る電話に出た。

灰人「もしもし」

謎の女「あっ、もしもし、すいません夜分遅くにあのすいません「」の灰人君ですか?私、音の節高校の校長をしている、吉野恵里よしのえりと申します。あの今日のライブを動画サイトで見てとても気に入ってしまって……」

「」《空白》とは俺らのバンド名である。

灰人「え!?動画サイトですか!?」

灰人の言葉を聞いて恵里は戸惑いながら言う。

恵里「はい……。「」の初ライブ!というタイトルで……」

灰人「えぇ……。というか!どうやって僕の電話番号知ったんですか!?」

恵里「ああ、君の学校の校長と知り合いでねぇ教えてもらった!」

灰人「えぇ!って母と知り合いなんすか!?」

恵里「まあ知り合いというか、親友かな?」

灰人「めちゃくちゃ仲良いじゃないですか!知り合いのレベル超えてますよそれ」

恵里「あはは、でね要件なんだけどさ、来月うちの文化祭でライブやらないかい?」

恵里は笑いながら灰人に提案した。

灰人「えぇ!!!いいんですか?!」

恵里「ああ!よろしく頼むぞ」

灰人「はい!ありがとうございます!」


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