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きらきら  作者: 真未
大好きだった人。
19/19

2

ユキさんは、父とは似てないと、付き合い始めは思っていた。


私の中での父のイメージは、汚れきってしまっていたから。


私が中学生三年生の頃。


父は、不倫相手と逃げようとした。


家族より、女性を選んだ。


その不倫に気がついたのは、私が小学生の頃。


お揃いのPHSを父と持っていた。


それを自分の物だと誤って、父のPHSを見てしまったのだ。


それから五年程度、二人の関係は続いた。


知らないフリをし続けた。


子供ながらに分かっていたから。


もし口にしてしまったら、壊れてしまう。


家族が、生活が、壊れてしまう。


だから、言わなかった。


それでも、我慢の限界はあった。


PHS以外の携帯電話を、いつのまにか持っていた父。


それを見つけた瞬間、心が壊れる音がした。


その携帯電話の中身は、すべて相手の女性とのやり取り。


問い詰めたらその女性名義の携帯電話だった。

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