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きらきら  作者: 真未
お別れ。
10/19

10

保安検査場を通過すると、見たことがある方のお顔。


少し前まで一緒に働いていた仲間だ。


搭乗口にいる空港係員が私に気がつくと、にこっと微笑み軽く会釈してくれた。


流れるようなアナウンス。


続々と機内へ促されていく。


私は何気なく、携帯電話に目線を落とした。


画面に新着メッセージがあった。


お送り主は「由岐 岳斗」……元婚約者だった。


私は彼をユキさんと呼んでいた。


彼は不器用だけど思いやりがあって、何より、私のことを一番に思ってくれていた。


7年間で、お互いに浮気疑惑が浮上することもないくらい。


冷めたと思う瞬間も、私にはなかった。


勘違いじゃなければ、彼もそうだったんだと思う。


結婚式場も決まり、招待状の返信もあった。


式まで残り2ヶ月というところまで来た時。


私から結婚を取りやめた。

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