勘違いゴリポン君の日常
ほぼ処女作で禁則処理とかがたぶん間違いだらけになってると思います。
いろいろ教えてほしいです。
あるところにキシモトというゴリラみたいな不細工なデブの少年がいました。
その見た目からついたあだ名は、軽蔑と侮蔑の意味を込めて『ゴリポン』とよばれていました。それでもゴリポン君は、自分が侮辱されてる事もわからずに、毎日楽しく暮らしていました。
「あ~~~楽し~~~~毎日学校たのし~~」
このようにゴリポン君は何もわからずにくらしていました。
ゴリポンの特技は人に利用される事と、侮辱されることです。
ゴリポン(キシモト)は今日も何もわからずに、学校に行きます。
「おはよう、キシモト」
「おはよう」
「キショイよ!」
「うるせぇ!!」
まあ、一応自分が侮辱されてる事ぐらいは自覚があるみたいですね…
「いやぁ、だってどうみてもキショイからしかたないじゃん…」
「うるさいわ!! 悪いか!」
「悪いっていうかキショイね」
「キショイ言うなって!」
「だったら、痩せろよ」
ゴリポン君の身長は約170センチそして体重は推定90キロ、どう見ても肥満体系である…。
ゴリポン君はそれが分かっていない。
ゴリポン特徴その1『自覚ゼロ』
「デブ!」
「……まるでぇ~~~俺がデブみたいやん!!」
「…ブッ、があぁぁぁああはっはっはっはっはっは!! …君、どうみてもデブだろ?」
自覚ナシ!ゴリポン君には自覚がない!まさしく! 無自覚!!
この身長と体重の比率はどう考えても肥満体系なのだが、にもかかわらず「……まるでぇ~~~俺がデブみたいやん!!」と、このセリフはどう考えてもおかしい。
あ! ゴリポン!! 無類のキモさ!
「ちゃう! 俺でブちゃうわ! どこがデブなんよ俺の!」
「全部が……」
「全部ってなんやねん!」
「顔とか体形とか何から何までかな……」
「はぁ……もうええわ」
「いや、よくないだろ……」
ゴリポン特徴その2『勝手に話を終わらせる』
これは、もうどうでもいいと言うことを勝手に考えてしまうゴリポン君の特徴である……。
「あのな、キシモト……ちょっと臭い……」
「くさないわ!!」
ああ、無自覚……。
そして時間は流れ一時間目。今日は体育。
ゴリポン君の体操服の姿はハラだけが異様に飛び出ている……。ビール腹である。
その体形が体操服ではよく目立つのだ……。
そして今日は、体力測定だった。
「なあゴリポン。体力自信ある?」
「あるでぇぇぇ~~! めっちゃ」
「特に何が?」
「握力やな! 100以上あるんや!」
もはやゴリラである……。
「人間じゃないしな!」
「人間やって!」
「マラソンはどう?」
「得意やで! 50メートル10秒で走れるんや!」
遅すぎる……。小学生レベルである。
「それ早い?」
「めっちゃ早いやん!」
今までどうやって生きてきたのだろうか??